ようやく、渋谷めぐみについて書ける。
近くライブに行けそうなので、予告編を少々。
そもそもこのブログを始めたのも、彼女のことを書き留めようと思った事がきっかけだった。
ところが、この音楽偏遊ブログを始めて以降、なぜかことごとく彼女のライブ時に外せない仕事が入る。
この間、神山みさはたくさん、エポコや森恵は3回、2回以上見た歌手もまわりーや倉沢桃子ほか多数いるというのに。
不思議なもんだ。
多分、渋谷めぐみの知名度は、それほど高くないかもしれない。
主にライブしている箱が、川崎チッタや、東横線の日吉NAP、新横浜駅近くのBellsなど横浜・川崎エリア中心だからだ。
昔は新橋駅前などで定期的にストリートもやっていたが、最近は路上活動も少ない。ネットも得意でないと、動画像などもあまりアップされない。
それでも、彼女のアーティストとしての潜在力は特筆ものだ(と僕は思う)。多くのインディーズやデビュー前後のアーティストのライブに足を運び、聞き比べてきたが、それでもその考えに変わりはない。
声は伸びやかでやや低めながら、幅広い音域を力強く、
曲は都会的なPOPでスローバラード系が得意だが、パーカッションなしでもドーンと体に響いてくる正確なリズム感とテクニックがある。
スタイルやルックスは魅力的で、それでいてステージングはうぶで擦れてなく、ギャップがおもしろい。
ま、聞いて見なければ分からないよね。
一言で表現するなら(これは大変難しいが)、
例えば廻田彩夏が「青春」で、
神山みさが「祈り」で、
堀川ひとみが「心の深淵」で、
拝郷メイコが「幸せのせつなさ」
などなど勝手につけて見ましたが、では彼女は何か。
渋谷めぐみは「刹那」
わかりずらいが、彼女の歌は春夏秋冬をあまり感じず、
それより都会的な昼と夜が浮かびあがる。
365日いつでも通用する状況のなかで、
今この瞬間にフォーカスを当てた曲を作ることが多い。
テーマは確かに恋愛が多いが、決して子どもの恋愛ではない。
大人のドロドロした恋愛でもない。
その狭間にあって、自立した女性の希望や、酒や煙草、夜想曲をバックに、ロマンではなく夢を語るしたたかさがあふれるような、やさぐれず、しなやかな女性の影絵が浮かび上がる。
うーん、おれ、表現下手だな。伝わらないと思うよ。
やはり百聞は一見にしかず。
絶対のおススメです。