8月25日、代官山「晴れたら空に豆まいて」に行ってきました。
またまた日にちが前後してますな。
いいんです。自分の備忘録ですから。
で、この日の3人+オープニングアクトの辻有沙の4人の女性に乾杯
それにこの日のお客さんにオーレ
みんな、とっても良かった。ステージと客席の一体感といい、アーティストのみんなのステージといい、素晴らしい夜だった。晴れ豆がまた、いい箱だあ。
先におしまいのこと書いちゃうと、ラストの貫禄の沢田聖子さんが最後、他の3人を舞台に呼んで4人で「翼を下さい」をセッション
沢田さんのピアノ、拝郷のギター、がなはーと有沙ちゃんのコーラスで、代わる代わるパートを決めてみんなが歌った。
がなはーは、自分のパートがきても踊っていて、沢田聖子さんにおこられて、最初から全部歌わされたり。笑えた。
しかしこの日のクライマックスが、ここまで盛り上がったのは、出演者のみなさんが客席をじわじわと盛り上げて、沢田聖子さんが、さすが30年の年季が入ったプロのステージングでがっちりつかんだからだよなあ。演歌歌手のような浪花節的なのりや自虐ネタには少し引いたけど(笑) いや、しかし、沢田さん見事でした。
では少し時間を巻き戻し、拝郷メイコさんから。
レコード会社関係の人といたのだけど、拝郷メイコには惚れてたね。
それもそのはず。「ソイトゲヨウ」とか、鳥肌たつくらい心に響いてきたし。
9月3日「HELLO TREE」レコ発の新宿タワーレコードは駆けつけるかな。
姉貴肌なんかねえ、拝郷さんは。なんか、昔、小中学校のクラスに一人いたなあというタイプ。それが、力のあるいい声で優しく歌うんだ。
続く我那覇 美奈さんがまた、最高だった。
こちらは野生的。それに、ガットギター渥美幸裕の演奏が素晴らしい。リズムが利いていて音に揺るぎがなく、ガッツガッツ心を掻き立てる。
そこに、華奢な体からは想像つかないがなはーのワイルドなノリのボーカルと存在感。
さらにパーカッションもアフリカンネイティブのようなビートや大自然を思わせるささやきぶり。この日だけのアレンジの曲もあったようで、その完成度は高かった。
浜田省吾のカバーとかあったけど、彼女はやはりオリジナルがいい。
TEARSとか。
そして懐メロ、沢田聖子。
いやあ、一人でピアノやったり、ギターやったりその多才なこと。演奏にゆるみがないから、お客さんをしっかりつかむんだよな。声もよく出ているし。
MCで言っていたけど、ライブ始めて30年とか。
今年で48歳くらいか?
日本の女性シンガーソングライターのはしりというと、やはりイルカや谷山浩子とかになるんだろうけど、それに続くアイドル系女性シンガーソングライターだったなあ。彼女は。あれは昭和50年代か?
この日の髪型も(松田)聖子ちゃんカットで、彼女が現れただけでタイムスリップ!がなはーが間違えて佐藤聖子さんと言っていたことをとらえて、「佐藤聖子でーす」「登場順は年齢順?」と自己紹介で笑いをとって掴みはOK。いっきに沢田聖子ワールドに持っていった。とにかくトーク、トーク、トーク。多少の親父ギャグ的なノリも、彼女の音楽活動暦を考えたら、何でも許す。
お客さんも昔からのファンが数十人と集まっている。がなはーが年代ごとにコーラスをさせた時に圧倒的に多かったのが40代以上。みんな沢田聖子が目当てだったんだろうなあ。
一夜にこれだけ密度濃く、最高のパフォーマンスが詰まったライブはめったにないのではないだろうか。良い夜だった。