ライブの日時が激しく前後して恐縮ですが、
8月11日に代官山ノマドで催された企画 "No border music!!"に行っておりましたので簡単に書き留めます。
出演は
カミジョウテツヤ
プライベートジュネス
NAADA
epochol
With us
1番手 カミジョウテツヤ
今時珍しい古典的フォーク歌手。下駄を鳴らしてやってきそう。
そうなるとダメージドジーンズが、単なる貧乏学生のボロ服に見えるから不思議。上はそっけない黒Tシャツ。
ドリンクも、1リットルの紙パックのほうじ茶。
1曲目のタイトルにいたっては「心模様」(笑)
気に入ったのは2曲目「雨の上がったこんな日に」
♪パレードが君のうちの方へ行くから、Oh Baby♪
パレードが隣町(?)の彼女のもとに続いているんだなあと
少年が描く「みんなの歌」風
この後の曲も「ティーボールパーティー」「メリーゴーラウンド」「キャンディー」と遊園地やピエロ、音楽隊などの楽しげな
イメージが続く
最後の曲はキヨシロー風「かわいいベイビー」
幻想的フォークとでもいうんだろうか。
ファンが一緒に歌っていたが、確かに覚えたら歌いたくなる
2番手「プライベートジュネス」
細く無表情なお高い感じの女性ボーカルと、天野っちのような風貌のやさぐれ感のあるギタ男という、違和感たっぷり二人組。
ここでさらに不思議空間に突入。
1曲目「リスだから」 リスの気持ちを無表情に歌う???
2曲目「Galaxy Fly Away」 銀河鉄道999のようなタイトル。
歌詞は隣のクラスの子のことから、なぜか「僕のピアノはスターシップ」と宇宙船になって宇宙を飛んでしまう。
3曲目「ミナトヨコハマ」からは、昭和ムード歌謡風に急展開。
ボーカルが南沙織といしだあゆみを足して割ったような雰囲気に。
グループ名を訳するならば、「特有の遺伝子」だろうか。
確かに独特であった。
ただ、どんな音楽性を打ち出すのか、よく分からない。
これらの楽曲の狙いを、ぜひMCなどで紹介して欲しい。
3番手 NAADA
Key+Vo.のまだ学生のようなかわいい女の子Recoと
Guitar の男の子Matsuboの二人組み。
この日は Bassの男の子もサポートに。
大塚愛のようなかわいくて、きれいな萌え系の声。歌もしっかりしている。楽曲も作っているようで、結構才能ありそうだ。
MCなどを聞いていると、お姉さんキャラのしっかりものの様子。
ギターの男の子も好青年で、明るくおしゃべり。
歌もなかなかいいですよ。
がんばれ
4番手 エポコ(epochol)
いつもと同様、いきなりの歌い出し。声量があるだけに、一気に会場はエポコの声に支配される。彼女の歌にはグルーブ感というか、リズムがあって、自然と体がのる。
冒頭2曲、曲名紹介なかったので不確かで、さらに時間が経ってしまい記憶も不確かですが、
1)空間(だと思う)
2)♪セピアの空に
3)大丈夫
4)恋愛小説(新曲)
5)ひまわり
6)生きてこそ
曲のタイトルを後から森川君に聞いたのだが、数週間たってしまい思いだせん。すまん。2番目も定番の曲で、お気に入りなんだけどなあ。
「空間」は、シオリちゃんと森川君が出会うきっかけになった曲らしいね。それは2002年。もう7年も前のことだ。
それぞれが活動していたバンドが解散した後で、シオリちゃんのこの曲が気に入って、ぜひ一緒にやりたいと初期epocholにサポートで参加。やがて正式メンバーになり、他のメンバーが抜け、といった変遷を経て、今の二人組みの構成になったという。
エポコは、しおりちゃんがぐいぐいとやりたい音楽を突き進んでいくのを、森川君がエッジを効かせたギターでしっかりサポートしているんだけど、それもこうしたグループ結成の経緯が形作った関係なのかもしれない。
彼女の歌の強さは、絶対どこかで脚光を集めると思う。
実際に一部のCMや、ドラマに使われつつあるしね。
随分前に書いたけど、shioriちゃんの声はSuperflyに似ている。力強く、支えてくれるぞ。必聴なり。
今夜のベストは「ひまわり」かな。この曲はエポコの中でも名曲だと思う。はやくCDにして。
トリは、「With us」
バイオリンが入った構成で聞きたかったが、この日はボーカルとギターの二人だけ。バイオリンnanacoちゃんのフィドラーぶりが結構好きなんだな。
でも、この夜も楽しめた。別項のナオリュウさんのところでも書いたけど、二人っきりということで、この日はループステーションが大活躍。特にコーラスを、客席で見ていたNaadaのRecoちゃんとMatsubo君ご指名でループに録音し、即興で曲を重ねて、とても楽しい仮想ユニットできあがり。
ウィズアスは基本的には都会派POPとでもいえるかと思うけど、変幻自在というか、曲によって色々な絵が描かれていくような楽しさがある。実験的なこともどんどん取り込んで、新しい音を作り出していく。
hiromiちゃんは落ち着いていて、ベテランのような貫禄ぶりだけど、芸術的なセンスが高いのだろうなあと想像します。
これからも、どんな音の世界を描き出してくれるか楽しみ。
プライベートジュネス/epochol/
with us/
カミジョウテツヤ/NAADA/
プライベートジュネス/epochol/
with us/