7月21日 吉田山田 @代官山Nomad | 音楽偏遊

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まだ21日かい、と突っ込まれそうですが、はい、すいません。

まだ書いていませんでした。


で火曜夜のNomadのラストは男性デュオ「吉田山田」。いやー、盛り上がった、盛り上がった。


まず登場から度肝を抜かれた、というかあっけに取られた。ごく普通のジーンズ姿のギタリストと、パーカッション担当のサポートメンバーが登場したところまでは普通だったのだが、それに続いてでてきた彼が!ぷぷぷ


トナカイの帽子、長い金髪、黒いキューブや何かがジャラジャラついたものネックレス(?)を首にかけ、長めのベストに、スカートのようなボトム。原宿であっても奇抜すぎる格好!


で歌が始まると、彼=山田がノリノリでとにかく楽しそー。

楽曲も、二人の絶妙な掛け合いで、ぐいぐい聴衆を引っ張っていく。


ここでも山田の優しく楽しげなボーカルが心をつかむ。徳永の声を少年のように甘く隙だらけにした感じ。それと吉田の渋めの声が絡み合う。


彼らのHPにある通り、コブクロ、19、ゆずなどの男性二人組ユニットとは、かなーり違う。「吉田」が二人いれば、普通にゆずみたいなユニットになるのだろうけど、「山田」がいることで不思議な化学反応が起きている。デュオでありながら、男女のデュエットであるような。


「山田」は性別超越してる。プロフでは中性的とされていたけど、女性的とも思える。表情が時にかわいらしいし、歌にこめているモノがとても優しげで、聞いてると癒される。男性ボーカルを聞いて、こんな風に感じたこと、かつて無かった。


これだけやるのだから、当然CDとかあるのかとおもいきや、まだ制作してないとのこと。それも驚き。作れば、十分買い手が集まると思うんだけどなあ。


どの町行っても、ストリートにそれなりの男性デュオはいるけど、個性がないグループが多い。その中でこの二人は目立つし、独自の音楽がある。きっといつか出てくるだろうな。

その日が今から楽しみだ。