おもしろいページ見つけました。
実際にプロの歌手になる手段を紹介しているのですが、主に2通りについて解説しています。オーディション&ライブ活動です。
そのどちらで芽が出ても、デビューまでの道はまだまだ遠いという指摘は「その通り」とうなづけるものがあります。
ライブ出身の場合、観客動員100人が最低ライン、200人でデビューの権限が与えられるくらい、CD2000枚販売実績でレコード会社のディレクターも振り向いてくれるレベルだとか。
とても、とても高いハードルです。多分、その位の潜在能力を持っていれば、そこに達する前に何らかのデビューへの道に乗れるような気がします。
また、ちまたでライブ活動しているアーティストの中で、ここまで行くグループは千に一つもないのでは。ビジュアル系などでこの位いくバンドは散見されるけど、この手のバンドは無数にいて他と差別化できなければ、可能性はありません。
「~アクセス方法」でも、結局、「人の心をひきつけるずば抜けた才能、歌唱力、エンターテイメント性のどれかが必要」と指摘していますが、ちょっと歌が上手い程度では完全に埋もれてしまうのが現状。人を惹きつけて話さない持ち味をどれだけ出せるかが重要なのでしょう。
オーディションからのデビューは本当にラッキーとしかいえないしね。モー娘。とか大塚愛とか、映画「レッドクリフ」の主題歌歌っていたalanは、avexチャイナで優勝したんだっけ?
意欲的なアーティストは、どちらか一つではなくて、両方トライしてます。いずれも、音源=デモテープなどが必要です。オーディションなら応募に、ライブやるならライブハウスなどのオーディションや出演交渉に、またCD化してファンに販売・配布することで自分たちの音楽をより深く広く知ってもらうことも欠かせません。また、オーディションは一発勝負ですから、聞き手にいかに訴えられるかが問われることが多く、ステージの回数を重ねて積み上げた実力という裏づけが強みとなるでしょう。
また、地方のアーティストは活発に活動して、地元で少し知名度が上がってくれば、地元テレビの取材を受ける→地元のラジオ局の番組にゲスト出演する→地元ラジオで番組を持つ→地元テレビ番組のタイトル曲を歌わせてもらう→地域の大きなイベントなどで呼ばれて歌うようになる、といったステップを踏むこともあるでしょう。それでも全国区になるまでは、まだまだ遠い道のりだよなあ。
これに近い最近の成功例といえば、Greeeen。福島県の郡山市で音楽やっていたら、地元のレコード屋さんの女性店員の目にとまり、そのレコード店が強力にプッシュ。毎日、店内でパワープレイしているうちに、今度はauの着ウタから人気がじわりと広がった。ある臨界点を超えた瞬間に一気にブレークしたね。携帯経由というのは、今後もあるかもしれないけど、それは本当に彼らの音楽が良かったから。稀な例でしょう。
こうした長い長い下積みをするアーティストが何千、何万といる一方で、簡単にデビューしてしまう場合もある。
例えばアイドル系やお笑い系、モデル経由など。最初から高い注目度でぽっとデビューしてきて、まあ一定のCDは売れるのでしょう。
モデル系では、確かエビちゃんとかもCD出してたし、最近では秀香や、JJの有村実樹、Cancamの阪井あゆみ、Popteenの吉田愛璃などが歌手デビューしてる。「羞恥心」なんかは成功した方だよね。そういえば昔「H Jungle with T」なんてのもあったなあ。浜ちゃんと小室のユニット。
ただこうした歌手は長続きしない。企画モノは一発勝負。レコード会社なども別に一時的な収入が増えさえすればいいとの扱い。それは当然だ。有村実樹は個人的に好きだけど、歌手になって欲しいとは思ってないし、ファンってそんなものじゃないかな。
でも、世に最初に出た時は子役やアイドルだったとしても、中には本格的な歌手を目指す人もいる。先日紹介した役者の倉沢桃子さんも、自己表現として歌に強い想いがあるようだ。
で、MARIA。
知らない人もまだ多いでしょうが、注目株です!ZONEのMAIKOが結成したバンドじゃないよ。テレビ番組で少女ユニット「springs」を組まされデビューした伊藤彩華が、その後、路上ライブ活動などを経て、音楽塾に入り数年の修行を経て、MARIAとしてこの5月にデビュー。シングル曲はアップテンポのロックな曲だけど、個人的には彼女の想いが詰まったオリジナルのバラードがなかなかいい。色々な経験を経て、詩に重みがある。クォーターでルックスも良し。大成してもらいたいなあ。