尾張北部環境組合会議傍聴 | いち江南市民のブログ

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愛知県江南市で暮らす日々をつづります

 26日に尾張北部環境組合の会議(定例会、全員協議会)を傍聴してきました。

で、そこで落札者が決まったこと、初めて知りました。落札者の決定

 処理方式はストーカ式焼却炉だそうです。価格は予定価格の約8割で、バカ高さ感は緩和されましたが、それでもこの規模の割には高いです。ストーカ炉なのに・・・。

 傍聴して感じられたのは、市民的意見・目線・感覚が限りなくゼロに近いこと。まあ、一般市民という立場で傍聴していたのは私一人みたいだったけど。

 とにかく、市民生活に根差した意見、質問が出席者からほとんどなく、会議を通して無言だった議員が多かった。さらに、議員の意見を制限するような議会運営にびっくり。質問回数は1議案に対し、出席者1人につき3個までというのです。あとで尾張北部の会議規則を確認してみたら、第47条「質疑は同一議員につき同一議題について3回を超えることが出来ない」とありました。300億円以上の買物について話し合う議会なのに、こんな会議規則ってあるんかいと思いました。

 会議規則弊害を象徴するような場面、会議中盤でありました。予算に関する議案で、ある議員が「予算は多岐にわたるのに、質問3つじゃ足りないんじゃないか」と抗議して数回意見のやり取りがありました。その後、質疑の時間になり、その議員が挙手したら「あんたはもう3つ質問した」と質疑を拒否されました。見ていて私は思わず椅子からずり落ちそうになりました。議長の心の狭さと捉えるべきか、質問議員へのいじめと捉えるべきか。

 まじめに議論してほしいと思いました。飾り?のための議会はなんていりません。1意見1億円と考えれば300個でも少なすぎます。言っちゃ悪いけど、みなさん質問しないでね、さっさと決めてさっさと終わろうぜ、(ホントに重要なことはもう会議前に決めちゃってる?)そんなウルトラトップダウン方式の組合のための組合による組合の会議、といった印象でした。

 ごみ処理施設は市民生活に欠くべからざるもの。かつ高額の買物なのに、なんで市・町民のみなさんこんなに関心薄いのでしょうか。そういう私も江南市に引っ越す前は、無関心派でした。誰かがどこかでうまくやってくれるはず、ぐらいにしか考えていませんでした。でも、働きながらごみを捨てることが出来ない江南市の現実、資源ゴミ立ち当番のために仕事を遅刻したり早退したりする人がいることに衝撃をうけ、微々たる意見でも言う必要あり、と強く思い現在にいたりました。

 以上、市民的立場を反映させる場面はツユほども感じられない会議でした。