市長への手紙⑨の返事  その2 | いち江南市民のブログ

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 Q2 候補となっている方式の特質をくわしく説明してください。

 A2 (1)ストーカ式焼却炉、(2)シャフト炉式ガス化溶融炉、(3)流動床式ガス化溶融炉になります。

(1)ストーカ式焼却炉は犬山市都市美化センターにおいて採用されている処理方式で、火格子の上をごみが攪拌されながら徐々に各段に移動していき、水分を蒸発させる「乾燥」、勢い良く燃える「焼却」、最後まで燃やしきる「後燃焼」の3段階で燃焼させます。

 特徴としては、昔からある処理方式で技術的に成熟していて、信頼性が高いですが、ガス化溶融の処理方式と比べると焼却灰が出る分、最終処分量が多いです。

(2)シャフト炉式ガス化溶融炉は、ごみを直接溶融する技術で、コークスや石灰石と共にごみを投入して、炉内で可燃性ガスと灰に分解します。可燃性ガスは燃焼室に送られ燃焼させ、灰はそのまま炉内で溶融します。

 特徴としては、他と比べて最終処分量が最も少なくて済みますが、コークス等の燃料が必要であり、燃料費がかさみ、二酸化炭素排出量も多いです。

(3)流動床式ガス化溶融炉は砂が入ったガス化炉の中に下から空気を吹き込むと、砂が「重いものは沈み、軽いものは浮く液体」のような状態になります。この状態を流動床と言い、この状態の砂を熱し、その中に破砕したごみを投入して可燃性ガスと灰に分解して溶融炉に送り、溶融炉で可燃性ガスを燃やして灰を溶融します。

 特徴としては、ごみから作った可燃性ガスを利用するので、その熱量のみで溶融することも可能ですが、熱量が低い場合、補助燃料が必要となります。

 

 Q3 また、これらの内容を次号の「尾張北部組合だより」に載せてもらえませんか。

 A3 これらの詳しい内容につきましては、文書にて回答いたしますが、尾張北部環境組合だよりへ掲載する予定はありません。

 予定では、令和4年11月中旬までには落札者が決定しますので、そのタイミングで処理方式も決定します。決定された方式につきましては、組合議会、組合ホームページでお知らせします。

 また、、組合の独自の広報媒体である「組合だより」にも掲載し、2市2町に全戸配布してまいります。

 

 A2の内容、市長への手紙⑨で、2市2町の人々に説明してと頼んだもの。私一人に解説してどうするねん。すれちがっている質問と回答。わざと間違えているのか、質問をよく読んでいないのか。A3では、(メーカーが)処理方式決定したらそれは「組合だより」に載せると言っている。江戸時代のおふれじゃないんだよ~。