サウジアラビアに行くときは両替する場所に要注意!(サウジの両替事情、日本円の両替など)
先日、通訳の仕事で行ってきたサウジアラビア出張のお話しをしています。
一連の話は、こちらのテーマからも一覧でお読みいただけます。
通訳紀行~サウジアラビア編~|翻訳で食べていく方法★プロの翻訳者養成所 (ameblo.jp)
サウジアラビアの通貨は「リアル」です。
現地で現金を使おうとするときはこのお金が必要なわけですが、事前情報として、日本円からサウジアラビアリアルに両替するのは困難という話を聞いていました。
幸い、私は6月にアメリカに行った際に米ドルをかなり多く余らせてきたので、「その米ドルを両替すればいいや」と考えていました。
今日は、実際にその事前情報が正しかったか、そして実際にどこで両替ができたか、現地での両替事情、さらに現地でどれくらい現金を使ったかなどについてお話ししたいと思います。
2019年に観光客へ国を開いたサウジアラビア、これから旅行する人の参考になれば幸いです。
ただし、サウジアラビアは今、急速に変化しています。
特に観光客にとっては、どんどん便利になる方向に変わっていっていると思いますので、明日はさらによくなっていると思います。
ここでの情報はあくまでも参考として、現地で逐一確認するようにしてください。
実際に、私が行ったときも、事前にいろいろな人から仕入れていた情報とは変わっている部分もたくさんありました。
(もちろん、事前にお話しをうかがった人たちの情報は、大いに参考になり、とても助かりました)
今回、成田空港からアブダビ経由でサウジアラビア(ブライダ)に飛びました。
日本円からリアルへの両替は難しいと聞いていたのですが、成田空港の両替所でサウジアラビアリアルを扱っていました。
しかし、私は「もしかしたら現地で両替した方がレートがいいのかなぁ」と思い、日本では両替しないで行きました。
日本を飛び立ち約10時間、アブダビに到着。
アブダビのザイード国際空港にも、大きな両替所が数か所あり、もちろん(米ドルから)サウジリアルに両替することは可能でした。
しかし、やはりサウジ国内で両替するほうがレートが有利になるのではないかと思い、アブダビ(UAE)でも両替をせずにブライダへ飛びました。
これがちょっと失敗でした!
それはレートのことではありません。
今回、私たちはサウジアラビアの首都ではなく、地方都市のブライダへ(アブダビから)飛びました。
地方都市といっても人口は67万人で、かなり大きな都市です。
両替ができるだろうと思っていました。
確かに、ブライダの空港(ナーイフ・アブドゥルアズィーズ王子地方空港)に銀行の窓口があり、両替が可能でした。
しかし、両替をしようとしたところ、米ドルの100ドル札しか受け付けないとのことでした。
私は20ドル札しか持っていなかったので、両替ができませんでした。
さあ、困った…
市内に行けばどこかで両替できるだろう… と祈りながら、空港を後にしました。
翌日(サウジ滞在2日目)、ちょっと時間があったので、銀行に行くことにしました。
幸い、私たちにはお世話係の人(イベントの担当者)がいて、いろいろと教えてくれました。
まずは近くの銀行に行くことにしました。
ホテルのロビーで住所を聞き、Uberで車を呼んでいくことにしました。
(サウジアラビアはUberが便利!サウジのUber事情もまたいつかお話ししますね)
Alinma Bank
立派な銀行!
サウジアラビアの銀行は、イスラーム金融と言って、我々の知っている銀行とはちょっと違う金融システムになっているのですが、銀行の様子は日本やアメリカと変わりませんでした(アドバイザー個別のガラス張りのオフィスも見え、日本の銀行の庶民が入るスペースよりは、かなり立派な様子でしたがw)。
入口すぐのスペースにはATMがあって、人々がお金をおろしていました。
中に入ると、日本と同じように、まずは目的に応じて番号札を取る仕組み。
警備員の方がいて案内をしてくれたのですが、その方は英語が話せず、番号札を取ってくれたものの、すぐに個室のオフィスに通され、銀行の方が話を聞いてくれました。
日本のような窓口もあるのですが、ウェルスアドバイザーのような人の個別のオフィスに通されました。
投資をするわけでもなし、あまりきれいな格好もしていないのに、立派なオフィスに通されてしまい、ちょっと緊張しました。
しかし、バンカーの方はとてもやさしく(もちろん、英語もばっちり)、「どこから来たの?」などと世間話で気さくに応対してくれました(ここでも「日本」ブランドが効きました)
そして、銀行に口座を持っている人でないと両替はできないとのこと(これも日本と同じですね)。
そこで、市内にある両替所を紹介してくれました。
またUberで車を呼ぶことにしたので住所を教えてもらったのですが、なんと、私たちのスマホのUberアプリにアラビア語で直接住所を入力して呼んでくれました。
やさしい!!
そして向かったのが、こんな市内の商店街。
こんなところに両替所がありました。
店内は窓口が2つあって、簡単な長椅子が置いてある質素なつくり。
ガラス張りで外から丸見えなのは、やはり防犯対策もあるのでしょうか(サウジアラビアは犯罪が少なく、かなり安全でしたが。スマホを置き忘れても必ず手元に戻ってくる国だと言われています)。
窓口は日本の両替所とまったく同じ。女性の従業員の方が英語で対応してくれました。
ガラス張りになっていて、窓の隙間からお金やパスポート(本人確認書類)などをするっとやり取りするタイプ。
両替所はかなりすいていたのですが、私たちのあとに1人男性がいたので、何リアル札を何枚欲しいか少し考えたかったので、その男性に先にやってもらいました。
そして、考えている間にも、3~4人くらいお客さんが来ていたので、そこそこ忙しそうでした。
観光客以外でも、外貨との両替の需要がまあまああるんですね。
さすが、人口67万の都市です。
米ドルを持っていたので、両替はスムーズでした(やはり、ここでは日本円は両替できないようでした)。
しかし、私は個人的に額面の小さいお札を多めにもらいたかったので、ちょっとややこしいお願いをしてしまったようで、英語が難しかったのか、事務所かどこかに電話をして、英語で対応してくれる人と電話越しに話をさせてくれました。
自分が説明するのもちょっと難しかったのですが(だいたい何リアルのお札を持っていれば便利か?みたいな質問をたくさんしてしまったので)、とにかく希望通り、小さい額面(5リアル)札を多めにもらえ、無事に両替が完了しました。
ちなみに、サウジのお札はこんな感じ↓
بواسطة www.sama.gov.sa وFair use وhttps://ar.wikipedia.org/w/index.php?curid=176928
ريال سعودي - ويكيبيديا (wikipedia.org)
私は両替して5リアル札、10リアル札、50リアル札でもらいました。
ちなみに、サウジアラビアリアルのレートは1リアル=38円くらいで、現地では「だいたい40倍」(4倍して0をつける)という計算をしていました。
1リアル札はほとんど使わないようですね。
また、コインもあるようですが(両替所では端数のコインをもらいました)、市中ではほとんどコインは流通していないみたいです。
スーパーで現金で払ったところ、お札しかもらえませんでした(コインになる端数はもらえないww)。
そういう意味でも、カードやアップルペイなどを使った方がいいと思います。
カードやアップルペイは、だいたいどこでも使えるみたいで、スーパーなどでは必ず使えます。
日本より、そういう意味では便利だと思います。
Uberもカード決済ですし…
結局、現金を両替したものの、ほとんど使う場面はなさそうでした。
そして、実際に、現金を使う場面はありませんでした(せっかく両替したんで、空港などであえて現金払いをしましたが)
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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