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Twitter(ツイッター)がX(エックス)に姿を変えて10カ月。
And soon we shall bid adieu to the twitter brand and, gradually, all the birds
— Elon Musk (@elonmusk) July 23, 2023
イーロン・マスク氏のこの「ツイート」が「ツイッタラー」たちに衝撃を与えたのが2023年の7月23日です。
なんか、もっと昔の話のような気もしますが、それは私だけでしょうか・・・
まだ1年も経っていないんですよね。
でも、あのソーシャルメディアの名称として「X」は確実に浸透していると思いますし、いまやその名称に違和感を覚える人はあまりいないのではないかと思います。
ところが、日本のあらゆるメディアでは、いまだに「X」という呼称が100%浸透していないのです。不思議なことに。
テレビを見ても、新聞を見ても、ネット上のあらゆる記述を見ても、日本ではいまだに「X(旧ツイッター)」なのです。
NHKの番組でも、最近見たときにも「公式X(旧ツイッター)」となっていました。
こちらは、最近見た番組とは別ですが、こんなかんじ↓
日本経済新聞も・・・
出所:X、生成AIでニュースの要約を開始 一部の有料会員に - 日本経済新聞 (nikkei.com)
朝日新聞も・・・
出所:「X」悪化する偽情報汚染 広告対価が拡散動機、億単位の表示回数も:朝日新聞デジタル (asahi.com)
いや、それはそれで問題があるわけではないのですが・・・
気になったのは、他の国のメディアとの扱いの違いです。
つまり、アメリカでは、「旧ツイッター」という表記が添付される場合もまだあるようですが、それでも最近は添付表記なしに、「X」という単体でメディアとしての表記が多いようです。
ウォールストリートジャーナル紙では・・・
出所:Australian Court Sides With Elon Musk’s X Over Censorship of Stabbing Video - WSJ
「social media platform X」と表記され、「旧ツイッター」という表記はありません。
Reutersでも・・・
出所:Taylor Swift searches blocked on X after fake explicit images spread | Reuters
「social media platform X」です。
「X social media platform」という表記もありました。
「旧ツイッター」を併記する場合は、「X, formerly know as Twitter」「X (formerly Twitter)」となりますが、このような表記は最近では減少しつつあるようです。
少なくとも、米国では、さまざまな時事ニュースでも、マーケットニュースでも「social media platform」と冠して「X」と書くことが主流となっています。
一方、日本ではいまだに「X(旧ツイッター)」という書き方から抜け出せないでいるようです。
たしかに「X」をそのまま単体で書くと、アルファベットなのかツイッターの「X」なのか分かりづらいですよね。
SNSのXでのいろいろな人のつぶやきをみても、「X」の書き方には苦労しているのが窺えます。
「旧ツイッター」の表記が取れる日が、日本ではやってくるのでしょうか?
これからの動向を注視していきたいと思います。
では、他の国ではどうか?検証してみますと・・・
ざっと見たところでは、フランスではまだ「旧ツイッター」の表記が多くみられる印象です。
フランスの代表的な新聞「Le Monde」でも、「Le réseau social X」という表記も見かけますが、「X (ex-Twitter)」「X (anciennement Twitter)」といった表記をまだまだ普通に見かけます。
(アメリカでは少なくなっています)
お隣のスペインではどうかというと・・・
これがまた面白くて、こちらは「旧ツイッター」が取れてきている傾向にあると思います。
ただ、アメリカほどはまだ取れていない印象です。
ちなみに、スペイン語で「旧ツイッター」が併記される場合は「X (conocida anteriormente como Twitter)」「X (antes Twitter)」、併記されない場合は「la red social X」とか「la plataforma X」です。
英語もフランス語もスペイン語もですが、「旧ツイッター」を入れる場合は、括弧()に入れる場合と、コンマ(,)で挟む場合と両方あります。
私はいろいろなメディアや紙面でのこういう「書き方」が気になるのですが、これは翻訳者としての職業病なのでしょうか・・・
みなさんは、こういうこと気になったりしますか?
特に同業者のみなさん、どうですか?
一般的にはどうでもよい知識かもしれませんが、翻訳者の場合、こういう細かい表記法に神経が行き届くことはとても大事だと思います。
また、こういう傾向の違いから、その国や地域でのXの浸透度や認知度の違いを垣間見ることもできるので、意外と面白いと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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