会社員からフリーランスに転身すると物の見方が180°逆になる!「休みがなくなっていく幸せ」 | 翻訳で食べていく方法★プロの翻訳者養成所

会社員からフリーランスに転身すると物の見方が180°逆になる!「休みがなくなっていく幸せ」

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"日本テレビ時代は「次の休みいつかな」と、休日を心待ちにして働いていたが、現在は一変し「今は、全部ほぼ休みなんですよ。なので、休みがなくなっていく幸せ。逆なんですよ」と語った。"(原文ママ)

 

まさにそのとおり!

 

この引用は、元日本テレビアナウンサーの上重聡さんの言葉。

 

引用元↓

 

上重聡 フリー転身も「全部ほぼ休み」で「帯状疱疹できました。人生で初めて」不安に襲われる日々語る― スポニチ Sponichi Annex 芸能

 

 

 

まさに、私も同じでした。

 

会社員時代は「次の休みいつかな」と、休日を心待ちにして働いていましたが、フリーランスの翻訳者になってからは、「休みがなくなっていく幸せ」です。

 

この幸せは、フリーランス20年目の今でも(私は)変わりません。

 

幸い、これまで私はほとんど休みなく働くことができていますが、それでも、産業(実務)翻訳のフリーランス翻訳者のスケジュールは、埋まってせいぜい1カ月先くらいまで(翌月締め切りなんていう仕事は数年に1回しかないかも)。

 

ほとんどの仕事は数日~せいぜい1週間程度の納期。

 

私が担当しているプレスリリースの翻訳の業務は、基本的には当日締め切り(朝原稿をもらって昼すぎには納品)というもの。

 

今は、(年度末の)繁忙期が終わり、比較的ヒマだということもあるのですが、一番納期が長い仕事は来週火曜13時まで、という業務です。

 

要するに、22日からのスケジュールは来年まですっからかん。

 

実は、来週火曜までの仕事も今さっき入ってきたばかりのほやほやの業務で、今朝の時点では仕事がゼロの状態でした。

 

(昨日1件の納品したのが最後)

 

まあ、この少しスケジュールに余裕のある隙に、会計帳簿を整理したり、普段やり残していた調べものをしたり、読み残していた本や資料を読んだり整理したり、部屋の掃除をしたり・・・ いろいろとやることはあるわけですが、その一方で、この1本の仕事だけでは収入としては到底足りないわけで、

 

「今週もう少し仕事がないかな・・・」

 

「以前頼まれていた新プロジェクトのトライアルに挑戦してみようかな・・・」

 

などと、そわそわしてくるわけです。

 

ただ、これまでの経験では、(ありがたいことに)仕事は重なるときにはどんどん重なってしまうもので、徐々に明日までの仕事とか、週末までの仕事とかがボチボチ入ってきて、気づいてみたら「月内パンパン!」といった感じになるわけで、そうなってくるとワクワク楽しくなってくると同時に、「ほっと一安心」するわけです。

 

上重さんがおっしゃっていた「休みがなくなっていく幸せ」です。

 

ハチハチハチ

 

また、会社員時代は、休みの日(土日や祝日など)が待ち遠しかったのが、フリーランスになるとこれがまったく逆で、週末に入ると月曜(平日)が待ち遠しくなります。

 

休日はクライアントなどからの問い合わせなどが(ほとんど)なくなり、原稿の執筆に集中できるというメリットがある一方で、先ほど話したように、スケジュールがあまり先まで埋まってないときなどは、はやく月曜になってスケジュールが埋まらないかなぁと思うわけです。

 

まあ、週末に仕事の打診が来ることがないこともないのですが、基本的にはクライアントが週末は休みであることが多いので、やはり仕事が入ってくるのは平日が多いです。

 

そのため、平日が待ち遠しくなるのです。

 

仕事をいただけるありがたみを身に染みて感じているフリーランスの多くは、上重さんのおっしゃていることに、首がもげるほど頷くのではないでしょうか。

 

 

UnsplashAlexandr Podvalnyが撮影した写真

 

 

私の場合、会社員からフリーランスに転身したときに物の見方が180°変わったことがもう一つありました。

 

それは「月末」です。

 

正確に言うと「給料日」ですが、会社員時代は給料日だった23日(だったと思う)が待ち遠しく思っていました。

 

その日、給料が振り込まれて銀行残高がぐっと増えているのを見るのが待ち遠しくて仕方がありませんでした。

 

だから、月末が待ち遠しかったです。

 

ところが、フリーランスになった途端、その考え方が逆転しました。

 

フリーランスは給料というものがありません。

 

(翻訳会社などの1社の専属契約をして仕事をされている場合は、給料みたいな感じかもしれませんが)

 

取引先から翻訳料が入ってくる日付は、各社によってまちまちです。

 

請求書を出して、翌月末という会社もあれば、請求書から20日後という会社もありますし、そういうのが特に決まっていないところもあります。

 

金額も、担当した仕事の大きさによってまちまち。

 

一方、支払いは毎月決まった日にやってきます。

 

家賃や水道光熱費の支払いとかクレジットカードの引き落としとか・・・

 

私の場合、クレジットカードの支払日(10日)と家賃の引き落とし日(29日)が最も大きな金額を引かれる日だったので、(それは仕方のないことですが)この引き落とし日がとても待ち遠しくありませんでした

 

最初の頃はとくに、大きな仕事(書籍などの1カ月以上の仕事)を担当したときなど、数カ月間収入がほとんどない時期もあり、その時はこの引き落とし日が近づいてくると「残高間に合うかなぁ」と不安になることもありましたよ。

 

フリーランスになって、給料日の楽しみがなくなった代わりに、引き落とし日の恐怖が際立つことになったのです。

 

会社員のときも同じく引き落としはあったのですが、必ず給料が入ってくるという保証があったので、引き落とし日前にハラハラすることはなかったような気がします。

 

このように、平日と休日の考え方、収入と支払いに対する構えなど、会社員時代とフリーランスになってからでは随分と変わった(180°逆になった)なぁと感じます。

 

みなさんはいかがですか?

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

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