1年に4回ある書き入れ時のうちの2回目がもうすぐやってきます | 翻訳で食べていく方法★プロの翻訳者養成所

1年に4回ある書き入れ時のうちの2回目がもうすぐやってきます

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4月もいつの間にか終盤。

 

あと1週間で、日本はゴールデンウィークに入りますね。

 

旅行に出かけたり、子供が休みになるので家族サービスをしたり・・・

 

それぞれ予定があることと思います。

 

実は、このゴールデンウィークは、翻訳者にとって意外と書き入れ時なんです。

 

言い換えると、仕事をたくさんやるチャンスでもあります。

 

もちろん、一概には言えないのですが、でも、おそらく休みを取る人が増えるため、つまり仕事を休む人が増えるため、自然の流れとして、フリーランスの翻訳者で仕事を引き受ける人も全体的に減る傾向にあります。

 

「私は休みと関係なく仕事をするよ」という人ももちろんいると思います。

 

私もそうです。

 

しかし、全体を見れば、仕事をしない人が普段より増えるわけで、それによって稼働している人に回ってくる仕事が増えるというわけです。

 

だからといって、稼働している人がいつもより多く引き受けられるわけではありませんので、自動的に行き場のなくなる仕事も増えるというわけです。

 

日本の企業は、カレンダーに合わせて休むところも増えるとは思います。

 

しかし、海外の企業はゴールデンウィークとは関係ありませんので、相変わらず仕事が発生するわけです。

 

いや、そう言いましたが、一概にそうも言えません。

 

日本の企業は休むかもしれません。

 

でも、だからといってその時期に仕事が減るわけではないのです。

 

担当者が休んでいるので、この時期を締め切りとする仕事は減るかもしれません。

 

しかし、仕事はあるわけです。

 

そのため、どういうことが起こるかというと・・・

 

「ゴールデンウィーク明けまでに納品してください」という仕事が増えるわけです。

 

さらに、発注も、ゴールデンウィークが始まるまえに、集中することが考えられます。

 

担当者が、ゴールデンウィークの休みに入るまえに発注をして、ゴールデンウィーク明けに仕事に戻ってきたときに納品してもらうということも結構あります。

 

ということで、今週はそういったゴールデンウィークに向けた「打診」が増えることが予想されます。

 

ハチハチハチ

 

また、そういった案件はゴールデンウィーク明けが納期となることが多いので、今週(22日~26日まで)の間にどれだけ受注できるかによっては、ゴールデンウィーク明けまでの仕事が安定する(スケジュールが確定する)わけで、そうすると翻訳者自身のGWの予定もいよいよ立ってくるとういわけです。

 

ということで、私自身も、今酒1週間はGWの自分の予定を立てる調整の1週間となりそうです。

 

とは言え、私の場合は、海外(欧州)の翻訳会社からの仕事が多いので、おそらく今年のGWも特に休暇を取って何かをするというわけでもなく、淡々と日常業務をこなしながら、GW期間限定の仕事をいくつか入れて、スケジュールを安定させるということになりそうです。

 

そして、GW中は、先ほども話したように、休む翻訳者も増えてくるので、海外の翻訳会社からの仕事も、おそらく増えることが予想されます。

 

「いつも引き受けている人が休んでいるので、代打でやってくれ」といった要請も増えます。

 

実は、こういうときは、新しい仕事を増やすチャンスでもあります。

 

代打として仕事を引き受け、クライアントに気にってもらえれば、その後、継続的にその業務を回してもらえる可能性もあります。

 

また、普段はあまり接点のない(翻訳会社の)担当者(プロジェクトマネージャーなど)からの応援要請などに応えることで、その新しい担当者との接点ができ、今後、そちらからも仕事を回してもらえることになるということもあるのです。

 

そういう感じで、新しい仕事が増えたこともかなりあります。

 

こんな事情から、ゴールデンウィーク期間は、それ自体が翻訳者の書き入れ時にもなりますし、新しい仕事を増やすチャンスが巡ってくるという意味でも書き入れ時と言うことができます。

 

 

ですので、私自身も、毎年この時期にはスケジュールを十分に空けて、どんな仕事が入ってきても引き受けられるように準備を整えるようにしています。

 

やはり「人が休んでいるときに働く」というのは、フリーランスにとっては鉄則なような気がします。

 

特に、駆け出しでまだあまり仕事が多くもらえていない翻訳者の方は、このチャンスを大いに生かすとよろしいかと思います。

 

 

UnsplashAnastasiia Chepinskaが撮影した写真

 

 

ちなみに、翻訳者にとっての「書き入れ時」は、1年に4回あります(と、私は思っています)

 

それは・・・

 

①年度末(1~3月期)

 

②ゴールデンウィーク

 

③お盆

 

④年末年始

 

フリーランスの人も、家族がいたり、自分自身の予定などがあったりして、休むという人も多いかもしれません。

 

しかし、人が休んでいるからこそチャンスということもありますし、そういうときに仕事をすることで、新しい仕事の道が開けたりすることもありますから、やはりこういう書き入れ時は、フリーランス(自営業)として仕事をするうえでの鍵になると思います。

 

ということで、私の今週は、ちょっと仕事に集中する1週間になりそうです。

 

みなさんの今年のゴールデンウィークは、どんな予定ですか?

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

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