WHOLE がんとあらゆる生活習慣病を予防する最先端栄養学
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翻訳・通訳の仕事は、外国語ができるというだけでは、なかなか仕事としてやっていくには厳しいものがあります。
昨日のお話も少し参考になると思いますが、「仕事レベル」で外国語を使っていくには、その仕事の知識がかなり必要になってきます。
つまり、仕事レベルの言語運用能力がないと、「仕事」にはならないわけです。
仮に、仕事の知識がない人が翻訳・通訳をしようとすると、その仕事の知識のある人の手助けが必要になります。
そういう風な仕事が入ってくる場面もあるかもしれません。
でも、それはつまり「誰かの手助けを必要とする」仕事であり、自分ひとりで一人前の仕事はできないことになります。
そうすると、どうしても報酬は半人前になってしまいます。
専門知識がない人が翻訳・通訳をやって「食べていけない」理由は、そこにあるのです。
「報酬が発生する」仕事は、仕事レベルでの仕事だということを念頭に置くと、専門分野の知識がいかに必要であるか、外国語ができるだけでは仕事にならないという理由がお分かりいただけると思います。
また、このブログでも過去に何度かお話したことがありますが・・・
「仕事レベル」の翻訳・通訳の仕事をしようとするとき、どのような分野でもよいというわけではありません。
つまり、仕事がない分野の専門知識を、いくら一生懸命にがんばって身につけても、仕事がない分野では仕事にならないわけです(なんだか化かされたような感じですがww)。
まあ、(百歩譲って)どんな分野でも翻訳・通訳がからむ仕事はあるでしょう。
しかし、生計を立てていくための「職業」としての翻訳・通訳をやっていく場合、10年に一度しか需要のない分野では、仕事として成り立たないわけです。
ですから、「需要のある分野」で仕事をしていくということが、とても重要になります。
ですから、「自分の得意分野」を専門分野にするのはいいのですが、需要の無い分野を得意分野としても、あまり仕事には結びつかないわけで、どの分野に翻訳・通訳の需要があるのかをきちんと勉強して、その分野の勉強をしていく、スキルを磨いていくということが重要です。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、翻訳者・通訳者を目指している人を見ていると、仕事の分野の選び方で失敗している人が比較的多いような気がしています。
また、外国語の勉強、あるいは日本語の勉強、訳し方などに力を入れている人は多くようなのですが、仕事の分野の内容の勉強に重点を置いている人があまり見当たらないような印象です。
仕事をする分野の内容の勉強をして知識や経験を増やしておくと、ぐっと実務の世界が近くなると思います。
UnsplashのBernie Almanzarが撮影した写真
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