一流の人がその実力を発揮するためにやっていること(実力を発揮できない人ができていないこと) | 翻訳で食べていく方法★プロの翻訳者養成所

一流の人がその実力を発揮するためにやっていること(実力を発揮できない人ができていないこと)

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気持ちよく(最高のパフォーマンスを発揮できるように)仕事をする環境をいかに整えるか・・・というのが、プロフェッショナルの仕事としてはとても大事。

 

誰だって、実力がある人であれば、申し分のない環境を与えられれば、良い仕事はできるのです。

 

しかし、「学校の勉強」の環境とは違い、そうもいかない、さまざまな環境や事情や状況に邪魔されてしまうのが、職業として仕事(翻訳)をするときの実情なのです。

 

そのとき、「環境が悪かったからうまくできなかった」という言い訳ができないのがプロフェッショナル(職業人)。

 

実力を揃えるのに加えて、いかにして自分が気分よく、最高のパフォーマンスができるように環境を作るかが、プロの力の見せ所なわけです。

 

(そういう諸々の環境を揃えてくれるのは学校)

 

仕事の場合、この部分を避けることはできません。

 

XユーザーのMarusan🇯🇵拙訳『WHOLE』5刷出来(コリン・キャンベル著)📚6ヶ国語翻訳者&通訳さん: 「一流の人って、その専門技術もすごいんだけど、人柄がひとつ抜きん出てるのよね。「周りを巻き込んで力を発揮できる人」って言えばいいのかな。このゴッツン、嫌いになる人いないでしょ。 https://t.co/Dp3fF88UPO」 / X (twitter.com)

 

 

昨日の野球の試合で見かけたこのシーン。

 

大谷選手の職業人としての素晴らしさが表れているシーンだと思います。

 

 

 

 

つまり、チームメイトも対戦相手も、みんなの雰囲気を良くして自分が最高のパフォーマンスをできる環境づくりをしている。

 

実力+ムードメイクができれば、最高の条件が整うわけです。

 

これ、実力だけがあってもうまくいかない人ができていないところだと思います。

 

一流の人たちの仕事を見ているといつも思うのですが、本業のスキルが高いのは当然として、それに加えてこういったムード作りのスキルの高さが目立つと思います。

 

つまり、自分が最高のパフォーマンスをするための環境づくりができている。

 

翻訳・通訳の仕事でも同じことが言えます。

 

どんなに語学力が高くても、どんなに文章表現力が高くても、翻訳会社のスタッフやクライアントなど(あるいは家族も)周囲の環境が整わないと、自分の最高のパフォーマンスは発揮できません。

 

できるかもしれませんが、しんどい。

 

いかにして、自分が最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えるかが、プロフェッショナルとして良い仕事ができるかどうかに影響すると思います。

 

そういう意味で、実力はしっかりしているのに、良い仕事ができない・・・ 良い仕事をする環境がなかなか提供してもらえない・・・ と悩んでいる人は、まず自ら、仕事をする「環境」(周囲の人の協力や体制など)が整えるということをしてみると良いかもしれません。

 

ハチハチハチ

 

昨日の試合を見て、大谷選手の活躍に感銘を受けていた矢先、今朝、大谷選手に関する衝撃的なニュースが飛び込んできました。

 

XユーザーのMarusan🇯🇵拙訳『WHOLE』5刷出来(コリン・キャンベル著)📚6ヶ国語翻訳者&通訳さん: 「職業の問題ではないにせよ、(曲がりなりにも)同業者としてショックなニュースだ。真偽の程や程度の詳細などは分からないけど。」 / X (twitter.com)

 

 

自分は、水原さんの足元にも及びませんが、曲りなりにも同業者として、砲撃を受けたニュースでした。

 

このニュースを受けて、大谷さん自身のことを心配するコメントを、SNSなどあちこちで見ました。

 

確かに、大谷さんのパフォーマンスに影響が出ることは心配されます。

 

でも、今日話したように、そこを整えることも、プロフェッショナルとしては仕事の一環なわけです。

 

詳しい事情は分からないので、一概には言えませんが・・・

 

でも、一方的な被害者とも言えないような気もしています。

 

特に日本では、選手はプレーだけに専念していればいいといった風潮が目立つようですが、実際には、周囲のスタッフをはじめとするチームのマネジメントをすることも仕事の1つなわけです。

 

また、「スポーツ選手はお金のことが分からなくても当然」といった思想も少なからずあるようですが、今回の件が何かの間違いや無知が原因で起こってしまったことであれば、やはりプロとしては、そういうことが起こらないように注意を払って行動をするべきだったのではないかとも思います。

 

余談ですが、私が関係している金融業界や法曹界では常識なのですが、「善管注意義務」というものがあります。

 

「善良な管理者の注意義務」の略ですが、「当該職業又は地位にある人として通常要求される程度の注意義務を払うことと」されているのです。

 

そのために、我々はチームを組んで(金融の専門家、法律の専門家、人事の専門家などなど)仕事をして、お客様に迷惑をかけないようにするわけです。

 

日本の場合、どうしてもスポーツと言うと、ビジネス的な側面から切り離して、学校教育の延長のような扱いを受けているような気がします。

 

しかし、欧米では、その点、大人のビジネスとしと捉えられるわけで、今お話ししたような注意義務をしっかりと果たさずに仕事をしていることについては、少し厳しく扱われる傾向にあるきがします。

 

詳しい情報を見ないと何ともいえませんが、それでも、一方的に「大谷選手かわいそうだね」と言えるような話でもない気がします。

 

 

UnsplashJosh Hemsleyが撮影した写真

 

 

と、話はちょっと今朝のニュースに逸れてしまいましたが・・・

 

ともかく、プロの仕事をするうえで、本業の実力を高めるということももちろん大事ですが、業務を遂行するうえでの管理体制をしっかりと整えることも、プロフェッショナルの仕事の一環であることを忘れてはいけません。

 

翻訳者も、そういう点では、翻訳のスキルだけではなく、仕事を受ける際の行動規範や倫理規範、税務のことなど、業務の全体的な体制を考えて業務体系を整えることが必要です。

 

「フリーランス」だからといって、そこが免除されるわけではありません。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

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