「うるう年」は英語で何と言いますか?(なぜそう言うのか?) | 翻訳で食べていく方法★プロの翻訳者養成所

「うるう年」は英語で何と言いますか?(なぜそう言うのか?)

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今日から2月ですね!

 

穏やかに始まりましたが、今週は業務が詰まっていて、1日中籠って仕事の初日となりました。

 

そういえば、今年は「閏年」ですね。

 

みなさん、英語で何と言うかご存じですか?

 

あるいは、スペイン語で?フランス語で?イタリア語で?・・・

 

ご存じの方も多いとは思いますが、「知らなかった」「考えたこともなかった」という人も多いかもしれません。

 

ちなみに、私の場合はというと、英語を勉強し始めたころにNHKのラジオ講座で覚えた記憶が強く残っていて、割と早いうちから知っていました。

 

その後、アメリカに住んだり、何十年も英語を使って仕事をしてきていますが、実際にその言葉を使った記憶はありません(多分、一度も実際に使ったことがないかも!?)

 

言葉なんてそんなものです。

 

じゃあ、覚えても意味がないのか?というと、そうでもないわけです。

 

通訳の仕事をしていると、現場でどんな言葉が出てくるか分かりません。

 

仕事に関係する言葉や表現は事前準備をして完璧でも、その間を埋める何気ない会話で出てくる単語を知らなかったりすることがよくあります。

 

また、「知っているはずなのに思い出せない!」なんてことも本当にしょっちゅう。

 

通訳の仕事をしていると、どんなにささいな単語であっても、知っていて損することはありません。

 

恐らく、通訳の仕事をしていなくても、知っていて損する単語はないと思います。

 

どんな言葉でも覚えておくとよいと思いますよ。

 

特に通訳者を目指している人は、いかに無駄な(と思われる単語)をたくさん頭に入れておくかが鍵となりますので、がんばってください。

 

ハチハチハチ

 

ちなみに、「閏年」は英語で「leap year」と言います。

 

なぜ「leap」なのか?

 

語源を辿ると、諸説はあるようですが、古ノルド語の「hlaup-ár」から中英語(11~15世紀ころ)の「lepe yeer」ではないかとのこと。

 

また、「leap」は「跳ねる」とか「飛び上がる」という意味の単語ですが、「leap year」(閏年)の29日以降は、曜日が1日先に進む(飛ぶ)からという説もあります。

 

つまり、通常、同じ日は曜日が毎年1つずつ次に進みます。

 

たとえば、2021年3月1日は「月曜日」、2022年の3月1日は「火曜日」、2023年の3月1日は「水曜日」。

 

月→火→水

 

しかし、閏年の2024年3月1日は「金曜日」

 

木曜日を1つ飛ばして金曜日になってしまうのです。

 

だから、1つ飛ばすので「leap year」なのだそうです。

 

これは、leap day(2月29日)移行に起こることなので今月の28日までは、前年より曜日が1つ進むだけです。

 

これが「leap」の正体だそうです。

 

 

UnsplashJoshua Earleが撮影した写真

 

 

日本語の「閏年」の語源は、どうやら中国から来た言葉のようで、「閏」という漢字が当時の日本にはなく、「潤」の読み(うるう)を当てたのだとか。

 

中国の「閏」の語源についてはよく分かっていないようだけれど、古く中国では、「閏」のとき(暦からはみ出した日)には王様が仕事をしないというならわしがあったようで、門に王様が閉じこもるということで「閏年」だとか。

 

昔の中国は太陰暦だったと思うのですが、まあ、太陰暦の場合も、閏月の入る年を「閏年」と読んだそうなので、かなり昔から「閏年」という呼び方はあったのかもしれません。

 

「閏年」は4年に1回ということはよく知られていると思いますが、実は「閏年」にならない年もあるのは、あまり知られていないかもしれません。

 

実は、「閏年」にはルールがあり・・・

 

(1)西暦年号が4で割り切れる年をうるう年とする。

 

(2)(1)の例外として、西暦年号が100で割り切れて400で割り切れない年は平年とする。

 

参考:どの年がうるう年になるの? | 国立天文台(NAOJ)

 

つまり、西暦2096年は閏年になりますが、その後の2100年は閏年にはならないのです。

 

(2)に定める例外ですね。

 

100年ごとに「閏年でない年」が来るのですが、400で割り切れる年はさらにその例外で「閏年になる年」なわけで、前回の100で割り切れる年の2000年は閏年だったわけです。

 

私の場合、100で割り切れるのに「閏年」とされる年は経験できないということですね(おそらく)。

 

ともかく、「4年に1回のオリンピックの年は閏年」と覚えていると、2100年には間違ってしまうわけです。

 

(そのときまでオリンピックが存続していればの話ですが)

 

ということで、今年は(1)に該当する年であり、(2)には該当しないので、普通に閏年なわけで、今月は29日まであるのです。

 

平年よりも1日長い2月が経験できるわけですね。

 

1日多い分、大事に使いたいです。

 

今年の29日は木曜なので、今年は木曜が1日多くなるというわけですね。

 

「1日多いのは嬉しいこと」と考えるのは、私だけでしょうかね・・・

 

作業が1日多くできるということは、それだけ稼ぐことができるわけですから。

 

自営業(フリーランス)特有の考え方でしょうか・・・

 

とはいえ、働きすぎはよくないので、今月も体調に気を付けながら、ぼちぼち頑張っていきたいと思います。

 

今月もよろしくお願いします。

 

余談ですが、「閏年」の英語以外での言い方(単語)は、以前記事にしていますので、関心のある方は読んでみてください↓

 

閏年 | 翻訳で食べていく方法★プロの翻訳者養成所 (ameblo.jp)

 

 

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

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