独立1年目と18年後で大きく変わった3つのことの②(フリーランスの休みの日の効果的な設定方法) | 翻訳で食べていく方法★プロの翻訳者養成所

独立1年目と18年後で大きく変わった3つのことの②(フリーランスの休みの日の効果的な設定方法)

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私が翻訳者として開業したのは2005年1月

 

今月で開業18年目を迎えているということで

 

会社員時代(あるいはその前)や

独立したてのころと

独立して18年経った今で

「随分と変わったなあ」と思うことを

お話ししています

 

翻訳の技術というよりは

仕事に対する姿勢についての話です

 

独立して

悩みを抱えている方々や

独立したらどういう姿勢で仕事をしていったらいいか

不安を抱えている人なども含め

どなたかの参考になれば

幸いです

 

ハチハチハチ

 

最初に言ってしまうと

私が独立1年目と18年後の今とで

仕事に対する向き合い方で

変わったなぁと思う点は

次の3つです

 

①効率より質

 

②休みを決めなくなった

 

③仕事をする時間に拘らない(調子に乗っているときに仕事をする)

 

 

この①については

昨日お話しました

 

まだお読みでない方は

こちらから

お読みください↓

仕事に対する私の姿勢で、独立1年目と18年後で大きく変わった3つのこと

 

 

 

駆け出しのころと18年後の今で

まったく考え方が変わったことの②は

これも

「効率」に関連することですが

それは

「休み」に関することです

 

②休みを決めなくなった

 

 

私は

独立したてのころは

あえて休みの日を決めて

無理してでも休むようにしていました

 

ビジネスセミナーに行っても

休みを決めてメリハリをつけた方がいい

という教えが多かったですし

 

「出来る人はみんなきちんと休んでいる」

と、思っていたのです

 

私も日曜は仕事をしないで

プライベートの時間にあてよう

と決めていました

 

それが

(できる人の真似をすることが)

成功への鍵だと思っていたのです

 

しかし

先ほどの「効率と質」の話でも言ったように

この「休み」のポリシーと「効率無視」のポリシーは

相対立するものでした


「休んでいる日にも

少しでいいから

調べものをしたり

文章の推敲をしたり

何かできることがあるのではないだろうか…」

 

徐々に

そんな思いも強くなっていきました

 

そして

あるとき

 

「休みを決めるのはやめよう」

 

と割り切ったのでした

 

自分の仕事の話をしたり

交流会に行ったり

新しい人に出会ったりすると

本当によく聞かれるのですが

 

「丸山さんはきちんと休みを取っているんですか?」

 

この質問に私は

「いいえ、特に休みは決めず

ほぼいつも仕事をしています」

と答えています

 

すると

びっくりされますし

心配されることもあります

 

やはり

世の中の出来る人は

休みをきちんと取るのでしょうね

 

私ができる人でないことは

間違いないのですが

交流会などに参加すると

独立して仕事をしている人に

どうしても求められるイメージなのでしょうか…

 

仕事と休みのオンオフをはっきりさせる出来る人間

 

これが

どうもウケるようで

私のように

効率悪く

いつも仕事をしている人は

あまりかっこいいと思われないようです

 

私が休みを決めなくなった理由は

まずは

休みを決めてしまうと

まずそれ(休むこと)が負担になってしまうことが

多々あったからです

 

休みの前の日

特にどこかに出かけようと予定している前日は

残業も残業

ときには

徹夜して出かける

なんてときもありました

 

週に1回休んでいると

本当に大変です

 

(月1回の休みなんてのも結構大変です)

 

しかも

平日は

問い合わせや見積り依頼が来たり

取引先との打ち合わせが入ったり

なかなか

翻訳作業がはかどらないことも

よくあります

 

ですので

いっそのこと

土日に仕事をしてしまえば

どれだけ捗ることか…


では

平日のどこかで休めばいいのでは?

と思うかもしれませんが

平日は

やはり

問い合わせなどが入ってくるので

休んだ日の次の日の

メールの処理が

とても大変です

 

場合によっては

絶好のチャンスを逃してしまうことも

あります

 

ですので

平日は

休むには惜しい日なのです

 

そして

思い切って休みをなくして

土日に一気に仕事を捗らせる

という方針に転換したのでした

 

今でも

(基本的には)

仕事が詰まっているときには

土日だろうが祭日だろうが

休むという考えはなく

普通に働くという方針です

 

そうしないと

せっかく良い仕事が入ってきているのに

休みに振り回されてしまうことになります

 

仕事が詰まっているときに

1日休む(=クライアントが私に連絡をつけれない日)

ということは

その前日の準備が

大変なのです

 

「明日は連絡が付きません」

方々にメールをしなければなりません

 

そして

「緊急の時には携帯に連絡ください」

などと添えて

 

これをしないと

いつも即レスを期待している人が

困ってしまうからです

 

いつもは

数時間以内に返信が来ると分かっている人から

今日は返信がなかなか来ない…

 

となったら

相手は困ってしまいます

 

ですので

連絡が付きづらい日は

あらかじめ連絡しなければなりません

 

休むとなると

こういう準備(手配)も大変なのです

 

かたつむりかたつむりかたつむり

 

休みを決めないことには

メリットというか

良い効果がもう1つありました

 

休みを決めていると

クライアントから

その日の納品を希望されてしまうと

その日に納品できなり理由を説明したり…

大変なのです

 

そういう意味で

平日に休みを決めるのは

なかなか難しいです

 

まあ

休みを見越して

前倒しに納品することも

可能ではあるのですが…

 

それでも

クライアントも

(場合によっては)

納期の日に

チェックの手配や客先への納品の手配を

スケジュールしていることもあったり

その当日に

チェッカーから質問が来たり…

 

休んでいるときに

電話が来てしまこともよくあります

 

ですから

納期の当日と翌日は

いつでも連絡がついて

作業できる態勢にあったほうが

いいです

 

また

やはり先方が働いている日ですから

せっかくなので

その日のうちに問題を解決するのに

協力したいですよね

 

そんなことが起こらないように

予め

「実は私、その日お休みをいただいているんです」

とわざわざ説明することも

できると言えばできますが

(先ほど言ったように)

それも大変なわけですよ

 

また

それだと

ちょっと使い勝手の悪い翻訳者に

なってしまいます…

 

ということで

基本的に私は休みというものを設けずに

仕事をしています

 

休みを決めなければ

「特に休みはありません」

とも、取引先に言えますしね

 

そんな翻訳者

翻訳会社など

私に対して発注する側にしてみれば

とても都合がいいじゃないですか

 

土日も休まないし

クリスマスも休まない

 

いつでもウェルカムにしておけば

緊急な仕事が入ったときも

「とりま、丸山さんならやってくれるかも」

と期待を持っていただくことができます

 

これは

取引先にしてみれば

とても嬉しいことです

 

これで

仕事をたくさん取ってきた

という部分はあると思います

 

そういうことで

私は休みを取らないほうが

気持ちも楽だし

お互いに良いことしかない

と思っています

 

ペンギンペンギンペンギン

 

だからといって

まったく休まないわけではありません

 

そろそろ休みたいなぁと思うときに

予めスケジュールを調整します

 

これが

自営業の最大のメリットと言っても

過言ではないと思いますが…

 

たとえば

来週水曜は休みたいなぁと

考えたとします

 

そしたら

来週水曜まで納期の仕事は

引き受けなければいいのです

 

あるいは

「水曜は無理ですが、木曜までなら納品できます」

と言って

調整して引き受ければいいわけです

 

また

さきほど

「土日もクリスマスもない」

と言いましたが…

 

それで仕事を引き受けておけばいいのです

 

クライアントも

そんなときに納期を設定する人は

まずいません

(よっぽどの案件でない限り)

 

ですので

クリスマスの明けの納期で仕事を引きうけて

しまえばいいのです

 

実際に仕事は

クリスマスの前に終わらせておきます

 

(まあ、クリスマスに予定があるわけじゃありませんがww)

 

「休む」と言ってしまば

仕事がもらえない可能性があります

 

このようなことは

繁忙期で仕事がバンバンくるときには

なかなkできないことです

 

しかし

閑散期であれば

比較的調整しやすいのです

 

まあ繁忙期でも

断ればいいのですが

(それが自営業のメリット)

それでも

断るには惜しい仕事が

繁忙期にはたくさんやってくるのです

 

そういうチャンスは

掴みたいですよね

 

ですから

繁忙期は

仮に何もない日でも

オンラインで過して

すぐに仕事を受注できるようにしておきます

 

休まないに越したことはありません!

 

まあ

いずれにしても

こんな風に

仕事量を調整することは可能です

 

クライアントの納期の希望があるので

一旦引き受けた仕事や

期間限定の仕事などは

なかなか自由に納期を設定できませんが

引き受ける/引き受けないの選択は

自由にできるわけですから

そういう調整の仕方は

ありなわけです

 

わんわんわんわんわんわん

 

これは私の

実際のまさに

現在進行形の話なのですが…

 

年度末にさしかかり

ただでさえ

徐々に事務作業をする余裕がなくなってくるこの時期…

 

来週からは大きな仕事も入ってくる予定があるので

今月(1月)は新規の仕事の受注を

手控えてきました

 

その分

事務作業をしたり

来年度の種まきをしたり

飲みに行ったり

同級生の飲食店に食事にいったりして

息抜きをしたり…

 

来週スキーに行く予定もあるので

今から納期調整をしつつ

マッチしない仕事は断っています

 

(惜しい仕事がくれば、スキーはキャンセルしますが)

 

ともかく

1月はそんな月でした

 

2月、3月は

恐らくこんな調整がなかなか難しい時期になるので

閑散期のうちに

こういうことをしておこう

というわけです

 

(2月、3月や稼いでやろう!と思うので

休みたくもないですが)

 

これができるのも

フリーランス・自営業の強みですよね

 

そして

こういうことができるので

私の場合は

特に普段から

休みの日を決めなくてもいいや

ということで

もう10年以上

このスタイルでやっています

 

ということで

私は無理に休みの日を決めることを

やめたのでした

 

毎週

「安みを取って息抜きをしなきゃ!」

と意気込んでいた独立当初のころが

懐かしいくらいです

 

当時の自分に会えるなら

「フリーランスなんだから

休みの日とか決めないで

自由に働いていいんだよ」

とアドバイスしてあげたいですww

 

 

UnsplashNicole Basterが撮影した写真

 

 

さて

独立したてのころと

独立して18年経った今で

「随分と変わったなあ」と思うことの③つ目ですが

 

これも

働き方

ワークスタイル

についてなのですが

①と②から

あるいはつながってくるのかもしれません

 

③仕事をする時間に拘らない

 

これについては

また次回以降にお話したいと思います

 

ここまでお読みくださり

ありがとうございました

 

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