支払調書って何? 税務署に提出する必要がありますか? | 翻訳で食べていく方法★プロの翻訳者養成所

支払調書って何? 税務署に提出する必要がありますか?

翻訳会社などから仕事をいただいている場合

1月くらいになると

「支払調書」というものが

届くと思います

 

これは何かに必要なものでしょうか?

保管しておく必要があるものなのでしょうか?

 

宝石紫宝石紫宝石紫

 

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 (写真は写真ACからPurpleviolaさんの作品をお借りしました)

 

 

「支払調書」とは

翻訳会社などが

フリーランスの翻訳者などに支払う

翻訳料金などが

一定金額を超えた場合に発生する

源泉徴収税を天引きした場合に

税務署に提出しなければならない書類です

 

その写しが

翻訳者本人に

翻訳会社から届きます

 

この計算は

1月から12月までを基準に行われるので

基本的には

年明けの1月中に送られてくるのが

一般的だと思います

 

では

翻訳者はこれで何かするのかというと・・・

 

自分の納税用に確定申告する際

予め源泉徴収されている税金があることを

証明するために

この書類を使って

申告書を作成するのです

 

つまり、

この源泉徴収分を申告しないと

申告して徴収される税金と

二重にとられてしまう

ということになるわけです

 

ですから

「〇〇翻訳会社からは

すでに源泉徴収されていますよ」

ということを申告書に記入するために

その証明書の記載事項を参照しながら

申告書を作成します

 

そうすると

すでに納税している分は

あらためて納税しなくてよくなります

 

税額は

自分の所得の総額を基準に決まるので

源泉徴収されている分で

総納税額が足りない場合は

確定申告をして

追加納税しなければなりません

 

源泉徴収されていない仕事も

あるかもしれませんから

 

あるいは

全体的な所得があまり多くなく

源泉徴収で取られすぎている分は

還付される

というわけです

 

だから

この支払調書は

確定申告のときに

とても大切です

 

申告書を作成するまで

なくさないように

すぐ見つかるように

ちゃんと保管しておきましょう

 

ハチハチハチ

 

この「支払調書」を税務署に提出するのは

「支払った人」

つまり

翻訳会社です

 

ですので

私たち翻訳者の手元に届いた調書を

確定申告書の提出の際に提出する必要は

ないそうです

 

あくまでも

記入のときの参考用に

翻訳会社が翻訳者へ郵送してくれるものです

 

翻訳会社にも

翻訳者に対する発行義務はないそうです

 

ですから

自分に届かない場合は

翻訳会社に改めて依頼することになるでしょう

 

おそらく

別に嫌がらず

問題なく発行してくれると思います

 

 

でも

年度末は先方も忙しいと思いますから

3月にあわてて

「発行してください」

などとお願いするのは

迷惑かと思います

 

ですから

2月に入っても届かない場合や

なくしてしまったと思われる場合には

はやめに翻訳会社に問い合わせるのが

スマートなやり方かと思います

 

あくまでも

こちら(翻訳者)がお願いする側です照れ

 

ということは

別になくてもOKというわけです

 

ただ、

徴収額や支払額が記入してあり

それと同じものが

翻訳会社から税務署に提出されているわけですから

手元にあったほうがいろいろと

都合が良いと思います

 

 

このブログは

納税に関して正確な情報を提供するものではなく

また税務に関する助言に該当する情報を提供するものでも

ありませんビックリマーク

 

具体的には

みなさんの担当税理士さんや

最寄りの税務署にお問い合わせくださいねひらめき電球

 

 

ちなみに

「支払調書」には

以下のようなことが記載されています

 

・支払いを受ける人の名前や住所など

・支払いの名目や目的

・支払金額(総額)

・源泉徴収額(総額)

・支払いをした者(会社)の名称や住所など

 

 

これから年度末にかけて

書類がわんさか

整理するのも大変でしょうから

申告のときに慌てなくてもよいように

支払調書などが届いたら

その都度

きちんと整理しておくことが

賢明かと思いますよ。

 

参考:

国税庁

日本税理士会連合会

 

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