憧れの人の発音を真似て大半の人が舌を噛んでしまった国民
スペインの大部分では
"z" と
後に軟母音が続いた場合の "c" の発音が
英語の "th" に近い音になります
(スペイン語の話です)
いわゆる
舌を歯で挟む
あるいは
舌の先を上前歯に当てる
音です
いや、
もしかしたら
英語の th よりも
がっつり舌を歯に挟むかもしれません
以前、
テレビを見ていたら
こんなシーンがwww
Hace sol.
晴天です
というフレーズを
スペインの人たちが
発音するシーン
この発音の現象が
よくわかると思います
スペイン語の z の発音については
語学仲間との間でもよく話題にのぼり
面白がられるのですが
(仲間はスペイン語以外がご専門)
この映像を見たら
「本当だ~!」
と、感動してもらえるに
違いありません![爆 笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
![かたつむり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/313.gif)
![かたつむり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/313.gif)
![かたつむり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/313.gif)
例えば
Gracias
ありがとう
この言葉は
ご存じの方も多いかと思いますが
これもスペインでは
「グラシアス」
ではなく
どちらかというと
「グラティアス」
のような感じ
実際には
英語のときよりも
息が多く放出されるので
Grasias
に聞こえなくもないのですが
いずれにしても
舌を噛みますwww
では
サ行はすべて
舌を噛むのかというと
そうでもなく・・・
"s"(エス)は
普通に英語の s に近い音
※実際には、英語よりも大量の息が出るので
「シュ」に聞こえる場合もあります
だから
スペインのほとんどの人は
cerrar(閉める)
と
serrar(鋸で切る)
を
違った風に発音します
アンダルシア地方や
ラテンアメリカなどでも
スペイン語は話されていいますが
これらの地域では
こういう区別がなく
すべて
英語の ”s” と同じ発音
だから
cerrar
も
serrar
も同じ音
慣れないと
難しいです
難易度が上がるのが
例えば
zapatos(靴)
という単語
最初の「za」は
舌を噛む「ザ」
複数を表す語尾の「s」は
普通の s の音
ごっちゃになっちゃいそうですね
地域によっては
ごっちゃになるところもあるようで
全部 z で発音してしまうような地域もあるようです
あとは
舌足らずといいますか
上手く発音できない人も
z で全部発音してしまうみたいで
これは、いわゆる「欠点」のように言われることも
あるとか
日本語で言ったら
吃音みたいなものでしょうか
ちょっと違うかな・・・
勉強不足で
確信をもっては言えませんので
すいません![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
別に、欠点でも欠陥でも
なんだもありませんがね
そして
zapatos
よりもトリッキーなのが
例えば
desciensión
s が2つ、cが1つあります
これ
スペインの人は
発音を区別します
ラテンアメリカなどは
しません
こんな風に
スペイン語の発音にも
地域差があります
こういう地域差を考えるのも
語学マニアとしては
楽しいところなんです
![ハチ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/059.gif)
![ハチ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/059.gif)
![ハチ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/059.gif)
ちなみに
スペインではなぜ
舌を噛む音があるかというと・・・
中世の時代
神聖ローマ帝国のカール5世が
スペインを統治することになり
カルロス5世として王様になったとき
この王様がうまくスペイン語を発音できなかったので
それを庶民も真似て
発音するようになったそうです
今でもあることかもしれませんが
当時は
国王に対する敬意や憧れの意を込めて
話し方を真似るということが
よくあったそうです
最近の人は
王様や天皇陛下の話し方を真似る
ということはあまりないかもしれませんが
有名人の話し方や
流行りの話し方をみんな真似る
ということはありますよね
憧れの対象こそ変われども
言語学的に見て
人のやっていることは
中世も今も
大して変わらない
ということでしょうか。
━─━─━─━─━─
丸山のプロフィールはこちらをご覧下さい。
━─━─━─━─━─
"z" と
後に軟母音が続いた場合の "c" の発音が
英語の "th" に近い音になります
(スペイン語の話です)
いわゆる
舌を歯で挟む
あるいは
舌の先を上前歯に当てる
音です
いや、
もしかしたら
英語の th よりも
がっつり舌を歯に挟むかもしれません
以前、
テレビを見ていたら
こんなシーンがwww
Hace sol.
晴天です
というフレーズを
スペインの人たちが
発音するシーン
この発音の現象が
よくわかると思います
スペイン語の z の発音については
語学仲間との間でもよく話題にのぼり
面白がられるのですが
(仲間はスペイン語以外がご専門)
この映像を見たら
「本当だ~!」
と、感動してもらえるに
違いありません
![爆 笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
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例えば
Gracias
ありがとう
この言葉は
ご存じの方も多いかと思いますが
これもスペインでは
「グラシアス」
ではなく
どちらかというと
「グラティアス」
のような感じ
実際には
英語のときよりも
息が多く放出されるので
Grasias
に聞こえなくもないのですが
いずれにしても
舌を噛みますwww
では
サ行はすべて
舌を噛むのかというと
そうでもなく・・・
"s"(エス)は
普通に英語の s に近い音
※実際には、英語よりも大量の息が出るので
「シュ」に聞こえる場合もあります
だから
スペインのほとんどの人は
cerrar(閉める)
と
serrar(鋸で切る)
を
違った風に発音します
アンダルシア地方や
ラテンアメリカなどでも
スペイン語は話されていいますが
これらの地域では
こういう区別がなく
すべて
英語の ”s” と同じ発音
だから
cerrar
も
serrar
も同じ音
慣れないと
難しいです
難易度が上がるのが
例えば
zapatos(靴)
という単語
最初の「za」は
舌を噛む「ザ」
複数を表す語尾の「s」は
普通の s の音
ごっちゃになっちゃいそうですね
地域によっては
ごっちゃになるところもあるようで
全部 z で発音してしまうような地域もあるようです
あとは
舌足らずといいますか
上手く発音できない人も
z で全部発音してしまうみたいで
これは、いわゆる「欠点」のように言われることも
あるとか
日本語で言ったら
吃音みたいなものでしょうか
ちょっと違うかな・・・
勉強不足で
確信をもっては言えませんので
すいません
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
別に、欠点でも欠陥でも
なんだもありませんがね
そして
zapatos
よりもトリッキーなのが
例えば
desciensión
s が2つ、cが1つあります
これ
スペインの人は
発音を区別します
ラテンアメリカなどは
しません
こんな風に
スペイン語の発音にも
地域差があります
こういう地域差を考えるのも
語学マニアとしては
楽しいところなんです
![ハチ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/059.gif)
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ちなみに
スペインではなぜ
舌を噛む音があるかというと・・・
中世の時代
神聖ローマ帝国のカール5世が
スペインを統治することになり
カルロス5世として王様になったとき
この王様がうまくスペイン語を発音できなかったので
それを庶民も真似て
発音するようになったそうです
今でもあることかもしれませんが
当時は
国王に対する敬意や憧れの意を込めて
話し方を真似るということが
よくあったそうです
最近の人は
王様や天皇陛下の話し方を真似る
ということはあまりないかもしれませんが
有名人の話し方や
流行りの話し方をみんな真似る
ということはありますよね
憧れの対象こそ変われども
言語学的に見て
人のやっていることは
中世も今も
大して変わらない
ということでしょうか。
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丸山のプロフィールはこちらをご覧下さい。
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