「AI-powered」という言葉と「all-natural」という言葉の共通点
‘AI-powered’ is tech’s meaningless equivalent of "all-natural"
"AI-powered"の装置ついて
いろいろと調べているうちに
こんな興味深い記事に
出会いました
すべて英語ですが
興味のある方は
是非読んでみてください
記事は2017年1月のもののようで
それから2年以上経った今は
AI技術については
さらに進歩していて
ちょっとずれているところも
あるかもしれません
問題は
AIについてどうのこうのという部分よりも
「all-natural」との比較の部分です
「all-natura;」という表現は
最近の日本のマーケティングでは
アメリカと比べて
あまり使われないような気がします
(主観的ですが)
強いて近い表現をあげれば
「すべて自然由来」
とか
「100%天然」
といったマーケティング用語でしょうか・・・
記事では
「100%天然」とパッケージに表記してある卵のほうが
表記のない卵よりも売れる
といった書き方がされています
その真偽のほどについては
研究者に任せるとして
確かに
卵売場に並ぶ卵をみて
この表記があれば
10円くらい高くても
あえてそっちを選ぶ
という消費者心理が働きそうだ
ということには同感です
そのたとえをあげたうえで
今度は「AI-powered」
つまり
「AI搭載」(訳語はまだいろいろあるかと思いますが)
の話になるわけですが、
この表記があるからといって
すでに完成されたAIというものが搭載されていて
私たちの意思とは関係なく
最適なものをてきぱきと
はじきだしてくれる、
というものではない!
というのが
どうやらこの記事の主旨のようです
卵の「天然」のように
モノの「AI」も
今の段階では
定義がかなりあいまいです
つまり、
イメージするようなAIでなくとも
とても簡素なAIシステムであっても
AIなのであり
それが入っているからといって
特に凄い商品でもない
という場合もあるということに
気づきましょう!
ということだと思います
たしかに
こういうマーケティングの言葉に
私たちは弱く
本当の意味を考えずに
判断することが多いです
だから
やみくもに
定義がまだぼやっとしているAIに
飛びつくのは
やめましょう
ということなのだと思います
AI、AIって言うけど
ほんとうにそのAIはあえて選択するほど
本当に意味のあるものなの??
と問いかけてみなさい
という警鐘です
天然、天然っていうけど
その食品は
ほんとうにあなたが思っているほど「天然」なの??
あなたの天然の定義と
パッケージの天然の定義は
おなじですか??
ということですね
栄養のこともそうですが
ほんとうに
きちんと理解していないと
ほとんど意味のないこだわりに
一生付き合わされて生きる羽目に
なりかねません。
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