「のようなもの」の話 | 悪性リンパ腫になった僕のはなし

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〜いち患者の、ある入院の話〜
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  ホジキンリンパ腫
  AYA世代を通り過ぎ

何かに似ているこの感覚。

 

私にとってそれは「合格発表」に似ている気がした。

 

 

合格・不合格という尺度で測るものではないと思っているし

 

仮に通過出来なかったとしても、それは不合格ということでは決してない。

 

でも、このドキドキは一体何に一番近い感覚なのかと考えてみると

 

しっくりくるのは「合格発表」であった。

 

きっと、それぞれの方に、それぞれの感じ方があるのだと思う。

 

 

 

 

有難いことに現在は、【寛解】の言葉をいただき

 

最初は1ヶ月後、その後は3ヶ月ごとに経過観察の検査を受けている。

 

 

自分では特別意識している訳ではない、と思っているのだが

 

検査の1週間くらい前から何だか行動力が落ちてきて(もともと出不精でぐうたらなのだがw)

 

心の奥底では不安や緊張を感じているのだなぁと気付かされたりもする。

 

 

私の場合、初発の治療で寛解した、その3ヶ月後の検査で【再発】が確認されたこともあり

 

「行ける!」よりも先に「駄目かも…」と頭によぎってしまうのかもしれない。

 

 

 

 

再発後にも有難いことに治療の道はまだまだあり

 

主治医をはじめとする医療従事者の方々、職場の方々、そして家族に本当に支えられ

 

分子標的薬での治療の後、自家移植へと進めることが出来た。

 

 

 

 

自家移植をしたのが昨年の3月1日。(覚えやすい日で良かったw)

 

その後PET-CTの検査を受け、【寛解】の言葉をいただいたのが、その年の4月の終わり。

 

 

 

それから3ヶ月ごとの合格発表を経験しながら、先日の通院でも特に変わったところはなく

 

【寛解】状態という言葉をいただくことができた。

 

 

 

1回1回の検査の積み重ねで、私は無事に2年生へと進級することが出来た。

 

支えてくださる周りの方々、そして自分の身体に感謝・感謝である。

 

本当に本当にありがとうございます。

 

 

 

何だか柄にもない書き方のブログとなってしまったが

 

たまには、こんな日があっても良いですよね。