本日は、 梅干しをまるごとふたつ入れて。
ついでにじゃこも入れまして。
炊飯器のふたをあけると、梅干しもますますふっくら。
ゆっくりとほぐしながら、黒米入りでほんのりピンクになったごはんにまぜていきます。
冷凍していたじゃこも、すっかりふんわり。
梅のいい香りと、ほんのりの塩加減。
昔ながらのしょっぱめ梅干しも、食べやすくなります。
糠漬けにしたゴーヤもすこし刻んで、彩りに。
今回の梅干しは地元商店街のお漬物やさんで買いましたが、
お店のおじさんが言うには
「最近めずらしい、田舎漬けやで。おばあちゃんの味や」 とのこと。
おばあちゃんはいないのかと聞かれたので、
もう亡くなりましたと応えると
「そうかー、ほんなら漬けられへんなぁ」と、おじさん。
思い出すと、やはりうちのおばあちゃんも梅酒や梅酢を漬けていました。
私が漬けてもおばあちゃんの味ではないし、
それぞれのおばあちゃんで味も作り方も違うだろうし、
世の中のおばあちゃんがみんなそうするわけではないのですが、
なんなのでしょう、この感じ。
でもみんな順番におばあちゃんになるから、
その味をつくる人がいればずっとあるのでしょうか。