「愛は地球を救うのか?」、誰もがうすうす気づいていた問いだと思います。さすがスタジオジブリの鈴木プロデューサー、いとも簡単に言語化してくれました。ここから日本テレビがどう立ち上げていくか8月31日に期待です。

おそらく、番組の出来が社会の雰囲気を反映したものになると思います。その意味でも楽しみです。コンプラ違反の反省で行儀のいい番組に仕上がるか、それとも時代を先取りするくらいの気合でガラッと変われるか・・・。

「24時間テレビ」は、かつて国民的イベントといってもいいくらいの盛り上がりで、家族で募金をためて持って行く、学校のクラスで募金を集めて生徒代表が会場に届ける、なんて光景がありました。1日中ずっとテレビをつけていたことを思い出します。それがいつの間にか視なくなって久しい感じです。

違和感やモヤモヤがいっぱいの番組を期待します!
おそらくそれでは視聴率はとれないかもしれませんが、スポンサーさん広告代理店さんは本当によい企画作りを応援してください。見栄えを意識したCSRやSDGsは、ほぼほぼ見抜かれています。番組は視た人に何を伝えることができるか、日本テレビはマスメディアは本物か試されています。水を差さないように。

「感動ポルノ」ではという声にどう応えていくか!
24時間テレビはチャリティーを広めたという意味で功績は大きいものがありますが、番組の企画内容が時代にそぐわなくなってきました。マイノリティが主人公、翻って視る者一人ひとりが支援する側でなく当事者であることが表現されるとよいと思います。モヤモヤといえば、ぜひ東ちづるさん主演の、社会派コメディサスペンス映画上映 「まつりのあとのあとのまつり~まぜこぜ一座殺人事件~」の放映を提案します。「感動ポルノ」との対局にあるユニークで優れた作品です。