真鍋さんのノーベル賞受賞のニュースで、括弧アメリカとなっていたので、あれっと思った人も多かったと思います。
その後、インタビューやなにやらで、プリンス大学で国籍もアメリカということがわかりました。
受賞のインタビューで、
「私はまわりと協調して生きることができない。それが日本に帰りたくない理由の一つです」と話されていました。
この言葉をどう、自分達に問い直すかが、ダイバーシティを推進していく上でとても大事だと思いました。
ASDの方が、外国に行くと、「なんだか故郷に帰ってきたみたい・・・」とか「緊張がほぐれ肩こりがなくなった・・・」など、幾度か聞いたことがあります。自分たちが身を置く社会は、海外に比べてかなり緊張度の高いことはどうやら間違いないみたいです。そして、自由に議論をしたり、個性や能力を発揮するには不自由な環境のようです。確かに、実際の職場でも、ADHDの人が浮いてしまうとか、ASDの人の物言いが上目線とかわがままとか周りに思われて居づらくなってしまうのは、あるあるです。
実は、この周りとの協調を強いる環境は、イノベーションを阻害し、変化への柔軟性を欠くリスキーな状態です。ダイバーシティとは、女性の活躍や障害者雇用に取り組む、でなく、組織の中で自由な意見の表明ができる場であるかどうかで、とっても身近なことですね。(おそらく)
真鍋さんのインタビューからそのような感想を持ちました。
そして、「もしかして、自分達が変かも・・・」という、ゆらぎがありました。