最後ですと非常に書きにくいので・・・誠にお恥ずかしながらですが・・・
先に私のお席を掲載させて頂きます(・_・;)
今回は、私的に時間が足りず・・・構想に時間を十分にかける余裕もなく・・・
(毎回似たような状況ですが汗)
その前に。話がずれますが・・・(;^_^A 。
個人的な感として、盆栽の展示のお席を『作品』と言われることに、以前からずっと違和感が
ありまして・・・(汗)
あ、いえ、決して否定ではなくてですね、どうして違和感があるのかと言うお話でして・・・
夜、布団の中で、何故なのか悶々と考えましたらば( ̄ー ̄; 、
辞書によりますと、『作品』とは、「製作した品。特に,文芸・音楽・美術工芸などの芸術的
製作物。」とあり。
・・・・そうなのです、私の中では「製作した品」ではないのです。
ちなみに『盆栽』は『芸術』か?については、昔、盆栽界の著名な方々が論議を
交わしていらっしゃる書物がありましたが・・・こちらは、いつかの機会に(^^;;
盆栽に携わる方はお分かりになると思うのですが、自然相手の、この道楽。
人為的な作業が入るにもまして、その成果は自然の理の恩恵によるものが大きく。
お天気が悪い日が続けば、当然樹も不調がちになりますし、席飾りなどは
飾る方の技、智慧、思慮によるところも過分にございますが、
常日頃、盆栽海(笑)では、よく聞くお言葉
『樹に助けられて』、『樹のお陰』、『樹と会話して』
有難くも樹に遊ばせて頂き、1席をご覧になる方々への想いを込めて、興じ飾らせて頂き・・・
そんな心持ちで飾っているので、『作品』という言葉に違和感があったのかと。
盆栽海の下っ端の戯言でございました(汗)
さてさて、そんな変な事を考えている私の席です(笑)

左から、楓、菊、真柏、添配、冬苺☆
「赤とんぼ 筑波に雲も なかりけり」と行きたかったのですが・・・とんぼは空想して下さい(汗)
テーマは愉秋とでも申しましょうか・・・(;´▽`A``
素朴な秋を感じて頂けましたら幸いです

楓(鉢:A藤さん)
樹に対し、鉢が大きすぎなのですが。。。無い袖は何とやらで。
手前に配しましたが、やはり大きすぎ(T0T)
鉢はA藤会長の作で、大好きな鉢でして。
A藤さんも作ったことをすぐには思い出せなかった(笑)、うん十年前の古い鉢です。
なんでもK土を入れて作ったそうで、同じ配合で作った鉢は数鉢だけとか。
一時の織部鉄絵の流行った頃にお作りになったそうです☆

此方の樹、昔の写真を探したのですが、どうしても見つからず・・・
確か2011年?2012年?初め頃に我が家に。関東で小さいモミジやカエデがお上手と
言われるS藤さん出の樹だったような気が。
写真の通り小葉性のとても良い性のカエデで、私、助けられてばかりの樹です。
私なりに正面の枝を抜き、剪定し、今に至ります。

大きさはこの位。
まだまだ枝つくりに精進しなければいけないと、思うところある樹でございましたが、
今年は紅葉がとても綺麗に出ましたので、愉しんで頂ければと、飾らせて頂きました☆

タカネノコンギク(鉢:青閑)
これも何年目だろうか・・・・姫ツルソバが飛び込んでいますが、紅くて可愛かったので
そのまま使ってしまいました(^^;;

大きさはこの位☆
タカネノコンギク。草物をやる方でしたらご存じの方が多いと思いますが、普通に育てると
高さ10㎝位になる草です。小さい鉢で持ち込めばこの大きさで開花します☆
今回は、咲いていない方が風情が良いかもと思いまして、あえて花の咲いていない
子を選びました。枯葉は、秋ですのでそのままで☆
鉢に書いてある字は「共に咲く喜び」。深いです青閑さん・・・
武者小路実篤ですね。
「天与の花を咲かす喜び 共に咲く喜び 人見るもよし 人見ざるもよし 我は咲くなり」
今の自分にとっては、とても感慨深く、有難い言葉です。
今流だと、SMAPの『世界に一つだけの花』??(←コラッ!笑)

真柏(鉢:陶元)
こちらの真柏は殆ど手を入れていません。いつもの私でしたら、もう少し葉を透かしたと・・・。
本当は檜を合わせたかったのですが、不調につき、急遽こちらが出場に(^^;;
そして、今回は素朴感を出したかったので、敢えて葉を透かさずそのままに☆

大きさはこの位。
実は此方の鉢、昨年お亡くなりになった故K藤氏のお使いになっていたもの。
丁寧に使われていた様子がとても分かり。思いを込めて、有難く使わせて頂きました。

2013年名品展でのK藤さんのお席です。丁寧な配置と、丹精込めた美しい樹と鉢と。
全日本小品盆栽協会さんにも所属していらっしゃった方なので、ご存じの方も多いかと・・・。
会期中、A藤会長と、この陶元の鉢の話をしたところ、こちらの名品展でのお席の話になり、
A藤さんも「圧倒された席だった」と・・・。良いお席は皆さんの心に残るのですね・・・
私の拙い写真ではとても伝えきれないのですが、本当に素晴らしいお席でした。
真面目な話、少し息が止まってしまった位・・・私にとっては、衝撃的なお席でした。
この展示の数か月後にお亡くなりになり・・・。
ご生前中にお話しする機会に恵まれなかったのが、とても悔やまれますが・・・
この場をお借りしまして、謹んで、ご冥福をお祈りいたします。

添配は、梟(青閑さん作)&まことさんの町(笑)取りマメな松ぼっくり☆
むふ☆自分で言うのもなんですが、可愛い図ですね(*^^*)

そして、今回の主役(笑)。冬苺(鉢:天竜石仙)。
此方の鉢も、柔らかく、手にしっくりくる曲がステキで。大好きな鉢なのですが
・・・・やはり冬苺(笑)
会期中も「良くついたね~」と、有難くもご年配の方々から何度もお声掛け頂き(/TДT)/
私の腕では、この機会を逃したら絶対数年は実をつけられないと思い・・・・
1つ落ち、2つ落ち。ヒヤヒヤの状態でしたが、1つだけ残ってくれました。
この実を飾れただけで、ある意味達成感が(汗)
実が熟しすぎて落ちないように日陰に置いていたら、葉が大きくなってしまったという
落ちもついております(^^;;笑)

上のお写真は2009年名品展でのものです
(まことさん、お写真お借り致しました。懐かしいお写真でしょうか*^^*)
あまり展示会ではお見かけしない樹種。しかし、その愛らしさはとても素晴らしく。
バラ科キイチゴ属の常緑つる性の小低木ですが、草物と取る方もあるようです。
あおつづらふじを、始めて盆栽の席飾りで使われたT屋講師。
この冬苺も、日本小品盆栽協会で使われたのが初めてとか。
以前、まことさんのブログで拝見して以来、もっと広く知ってほしい樹種だなと・・・
あまり見ない樹種ですが、草物で使っている方もあり、山には自生しているのでしょうか?
ちなみに似た樹種で葉に照りがある『小葉の冬苺』と言う物がありますが、こちらは夏~秋に実が
付くのでご注意を(^^;;

大きさはこの位です☆
まだまだ、樹自体の技術、鉢とのバランス、全体の大きさのバランス、配置等々、
納得できない点ばかりの拙い席飾りで。風流などは程遠く、誠に恐縮・・・(・_・;)

繰り返し、繰り返し、勉強の日々、精進の日々ですが(;´▽`A``
みなさまにも、ひと時でも愉しんで頂けましたら、幸いでございます☆