セクシー田中さん 第4巻 芦原妃名子 | 本に恋して❤

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自分が読んだ本を感想とともに残しておきたいと思いブログを始めました。

セクシー田中さん

第4巻

芦原妃名子

 

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芦原妃名子さん「セクシー田中さん」第4巻を読みました^ ^

 

 

 

    

田中京子…アラフォーOL

    ベリーダンサーを目指している

 

 倉橋朱里(くらはしあかり)

…田中さんと同じ会社の派遣OL

    田中さんに憧れてる

 

 笙野浩介(しょうのこうすけ)…銀行員

    朱里ちゃんと合コンで知り合う

    田中さんとはご近所さん

 

三好さん…アラブ料理店のマスター

 

第3巻で田中さんを怒らせちゃった笙野さん

 

田中さんが好きな人(三好さん)が演奏する

ダラブッカを習いに

三好さんのお店に通っていました

 

ダラブッカを演奏するのに苦労している

笙野さんを見て

「週1〜2回の軽い練習じゃ

安定した音が出せるまで

何ヶ月もかかったりするよ」

と三好さんに言われます

 

笙野さんはマイ・ダラブッカを

ネットでポチって家でも練習するように

 

会社でもダラブッカの

イメージトレーニングをする笙野さんに

女子社員から

「笙野さん、さっきから何やってるんですか?」

と声をかけられます

 

女子社員に

「ダラブッカという

アラブ圏の代表的な打楽器に興味が湧いて

習いに行ってるんだけどなかなか難しくてね」

と話す笙野さん

 

「素敵ですね」

と女子社員に褒められた笙野さん

 

笙野さんの照れた顔が可愛い♡

 

以前

好きだった女性社員にこっぴどく振られて以来

社内の女子と距離を置いていた笙野さん

 

田中さんに嫌われて

そのままにしておけなくて

 

三好さんに

ダラブッカを習いに行くようになって

 

1歩踏み出しただけなのに

 

楽しくなってきた笙野さん

 

仕事終わりにマイ・ダラブッカを持って

三好さんのお店に行く笙野さん

 

お店には相談事があるからと

三好さんに呼ばれた田中さんがいました

 

お互いびっくりする二人

 

「た、田中さん」とうろたえる笙野さん

 

「笙野さん…なんで」

と田中さんのめっちゃ嫌そうな顔^^;

 

三好さんがバイトちゃんに呼ばれて

席を外しちゃって

お互い気まずい空気が流れます

 

「こないだは失礼なこと言って

すみませんでした!」

と田中さんに謝る笙野さん

 

「別に謝ってほしいわけじゃ」

という田中さんに

 

「僕ダラブッカやることにしました」

という笙野さん

 

「は⁉︎」

「何で⁉︎」

と言う田中さんに

 

「三好さんに興味わいたんで」

という笙野さんの答えに

頭の中が??マークの田中さん

 

「ああいうタイプすごい苦手だったんです」

「調子よさそうでへらへら笑ってるだけで

要領よく皆に愛されて」

「楽に世の中渡ってそーでぶっちゃけ

コンプレックス刺激されるっていうか」

 

「でも前に田中さん

僕に言ってくれたじゃないですか」

と第2巻で特売のひき肉を分けるために

田中さん家に向かう途中

田中さんが笙野さんに言った

言葉を引き合いに出します

 

「ずっと他人と関わってこなかった

人生なので」

「あなたの意見も考え方も興味はあります」

 

そして

「僕も多分、

他人とちゃんと関わってなかったのかなって」

という笙野さん

 

最後は

「僕もアナタの好きになった人や

モノに興味があります!」

と田中さんに言う笙野さん

 

笙野さんが顔を赤らめて

照れてうつむいている姿が可愛いすぎる

 

これって完全に告白なんじゃない?

キャー♡

 

 

 

ベリーダンススクールの先生が

文化ホールで踊るという話を聞いて

盛り上がるスクール生たち

 

15人のプロダンサーが

一人1曲ずつ踊るとのことで

田中さんや朱里ちゃん

スクール生たちで見に行きます

 

トップバッターを務める

ベリーダンススクールの先生の踊りは

とってもキュート

 

美しいダンサーさんや

男性のダンサーさんもいたりして

見応え充分

 

中でもErinaさんというダンサーさんの踊りが

迫力があってセクシーでした

 

スクール生同士が

「Erinaさんって

愛子先生の元・教え子さんだっけ?」

 

「そう」

 

「なんとなく似てるよね」

「愛子先生と踊っているときの雰囲気が」

と話しているのを聞いた朱里ちゃんが

 

「愛子先生?」と尋ねます

 

生徒さんから

「還暦越えのダンサーさんなんだけど」

「エネルギッシュで情熱的でセクシーで

恋多き人生」

「今は娘さん家族と確かアメリカ在住」

 

「そして愛子先生はなんと

三好さんをベリーダンス沼にはめた女性」

と教えてくれました

 

後日アラブ料理屋さんに行った朱里ちゃん

来週末にお店でベリーダンスショーを開催する

というチラシに愛子先生が出演することを知ります

 

しかし急な話なのでバイトちゃんには

すでに別の予定が入っていて来ることができず^^;

 

「楽器やりながらホール回すなんて

ムリゲーすぎる」

と泣き顔の三好さんの話しを聞いている

田中さん、朱里ちゃん、笙野さん

 

田中さんが

「私、当日お店手伝いましょうか?」

と三好さんに声をかけます

 

三好さんは

「京子ちゃん毎月月初は仕事忙しいって

言ってなかった?」

と気遣ってくれます

 

「大丈夫です」

という田中さん

 

「じゃ私接客手伝います」

という朱里ちゃんと

「じゃあオレも」

と手を挙げる笙野さん

 

当日、仕事を鬼のようにこなして

なんとかショーに間に合った田中さん

 

ショーはほぼ告知なしでも

人が人を呼んで満員状態

 

愛子先生が踊り始めます

 

愛子先生の踊りに

朱里ちゃんも笙野さんも釘付け

 

圧倒的

 

人を惹きつけるのは若さでも美しさでもない

エネルギーだ

 

技術と練習量に裏付けされた

エネルギーは衰えを知らない

 

愛子先生の踊りを見ながら

「やっぱり全然かなわない」

と思う田中さん

 

しかしまだ20年あるとも思う田中さん^ ^

 

いいですねぇ

こういう考え方スキ♡

 

踊り終えて舞台袖に戻ってきた

愛子先生にお水を出す田中さん

 

お水にはレモンとローズマリー、

ミントが入れてありました

 

お水を飲んだ愛子先生

「あなたもしかしてSaliちゃん?

(田中さんのダンサーネーム)」

と田中さんに気がつく愛子先生

 

「やだーメイクしてないから

全然わからなかったじゃない」

「前、ここで一緒に踊った時も

この水私にくれたよね」

と言ってくれます

 

田中さんはこのお水を

いつも持ち歩いているんだそう

 

「あなたあの時、舞台慣れしてなくて

本番前ガチガチに震えてて」

と愛子先生に言われる田中さん

 

愛子先生は

「大丈夫かなこの子」

と思っていました

 

「でも」

と言葉を続ける愛子先生

 

舞台袖で自信がなさそうなだった田中さんが

舞台に出る直前、覚悟を決めた顔になって

舞台に出ていった田中さんを見て

 

「ああこの子は自分の奥を見つめている」

「絶対良い表現者になるな」

と思ったことを田中さんに話してくれました

 

すると愛子先生が次に踊る曲が流れてきました

 

その曲を聞いた田中さん

「あの日私が踊った曲です」

「この曲大好き」

「がんばってください」

と愛子先生に言います

 

それを聞いた愛子先生

「ねえ」

「一緒に踊ろう‼︎」

と突然田中さんを誘います

 

「は?」

「無茶ですよ」

「メイクも衣装もないし」

と言う田中さん

 

田中さんは地味なOLの格好のままです^^;

 

しかし愛子先生は

「いらないよそんなもん」

「手と足と腰があればじゅうぶん‼︎」

「ダンサーでしょ!」

と田中さんを誘います

 

「行こう!」

という愛子先生の言葉について

結んだ髪だけ解いて舞台に上がる田中さん

 

キャー

カッコいい♪

 

ザワつく客席

 

でも後ろを振り返るとかつてないほど

楽しそうに笑っている三好さんを見て

なんかもうどうでもよくなった田中さん

 

踊る田中さんと三好さんを見て

ピンとくる愛子先生

 

ヤバイ

楽しすぎて意識が飛ぶ

と踊りを心から楽しむ田中さん

 

踊り終わって舞台袖に戻ってきた田中さん

駆け寄ってくる朱里ちゃんと笙野さんに

「や、やっちゃった」

と言いながら足の力が抜けちゃいます

 

「Saliちゃん、あんたサイコーよ」

と舞台から戻ってきた

愛子先生が田中さんをハグ

 

「びっくりしたー」

と言いながらうわーんと泣き出す田中さん

 

落ち着いた田中さんに声をかける愛子先生

愛子先生に三好さんを好きなことを

言い当てられ愛子先生と恋バナに♡

 

愛子先生からいろいろ指南してもらい

実行することを約束する田中さん

 

舞台は無事に終わり

愛子先生は帰国しました

 

しかし愛子先生と踊った動画が出回り

会社の人に田中さんがベリーダンスをしていることがバレてしまいます

 

ここまでが第4巻

 

次から次へと出てくるアクシデント

次巻も楽しみ♪

 

本日はこのブログにお越しいただきありがとうございます(^_^)