傘寿まり子 第8巻-第9巻 おざわゆき | 本に恋して❤

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自分が読んだ本を感想とともに残しておきたいと思いブログを始めました。

傘寿まり子

第8巻

おざわゆき

 

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おざわゆきさん
「傘寿 まり子」第8巻を読みました^ ^
 

 

主な登場人物

 

幸田まり子(文芸誌編集長)

 

くらはらてつろー(若手人気作家)

 

小桜蝶子(文芸誌看板作家)

 

ちえぞうさん(文芸誌編集者)

 

ヤギさん(ぴえーる店主)

 

商店街組合長(喫茶店経営)

 

スナックノリエのママ(ネットカフェオーナー・スナックの経営者・ぴえーるさんの家主)

 

 

第7巻の途中から

くらはらてつろーさんに依頼された

 

"シャッター商店街を盛り立てる"

に取りかかるまり子さん

 

ちえぞうさん、蝶子さんと商店街に行きます

 

 

「何⁉︎ここ」

「『あたいとショッピングに行こう』って言って商店街とかバカにしてる⁉︎」

「しかもみんな閉まってるじゃん」と蝶子さん

 

 

「開いてるお店だってありますよ」

洋品店に向かいます

 

 

レディースファッションぴえーるは

ちえぞうさんが好きな黒いよく伸びるズボンや

お尻が隠れるトップスなど

世の女性のニーズに応えたラインナップ^ ^

 

 

しかし

蝶子さんは「なんなのここは」

「時が止まってんの⁉︎」

「許せない」とご立腹

 

 

そんな蝶子さんをなだめようと

喫茶店に入ろうとしますが

目の前でガラガラとシャッターが

しまってしまいます

 

 

「うちは3時で閉めるんで」

と言われてしまいます

 

 

商売する気なし^^;

 

 

しかたなく営業してる中華屋さんへ

 

蝶子さんやちえぞうさんに

「年寄りには脂っこくねえか」

「紅茶飲みた〜い」などなど

ブーブー言われながら

ラーメン2つと五目ラーメンを注文

 

 

食べてみると美味しい♡

 

 

蝶子さんはギョーザとエビチリの追加まで^ ^

 

すっかり満足した3人

外に出るとひっそりした商店街

 

3人はくらはらてつろーさんの事務所を

訪ねます

 

 

 

くらはらさんは静かなのが気に入って

この商店街に事務所を構えたと

聞かせてくれます

 

しかしくらはらさんが事務所を構えたころから

さらにお店が閉店してしまい

 

商店街ごと無くなってしまうのではと

危機感を抱いたそう

 

 

くらはらさん

若者がくる商店街にするのは

違うなと思っていて

 

そもそも若者の多い街がうるさくて

こちらに移ってきたという経緯があるため

 

違うアプローチができるのでは

ということでまり子さんに

"商店街を盛り上げてほしい"

と依頼したというわけだったのです

 

 

 

 

今日は蝶子さんの提案で

まり子さん、ちえぞうさんと

デパートに来ました

 

 

 

 

 

水を得た魚のように

ファッションを楽しむ蝶子さん

 

家に一日中いて執筆する作家さん

 

蝶子さんは

「24時間気分よくいたいもの」

「いつでもお気に入りを着ていたい」

と言います

 

 

蝶子さんは

まり子さん、ちえぞうさんにも

自分が考えたコーディネートを試着させます

 

 

まり子さんも

ちえぞうさんも

とってもステキなコーディネート♡

 

 

まり子さん、ちえぞうさんも

まんざらでもない様子

 

 

まり子さんはハッと気がつきます

 

 

「ファッションショー…」

「ファッションショーしましょう‼︎」

「あの商店街で‼︎」

 

 

おおーっ♡これはおもしろくなってきました

 

 

くらはらさん

ファッションショーにOKを出してくれました

 

 

後日、ぴえーるに伺い

先日の謝罪(蝶子さんの非礼)と共に

商店街でファッションショーをしたいので

協力して欲しいとお願いします

 

 

ぴえーるのご主人も

とっても乗り気になってくださいます

 

 

商店街の組合にこの企画を話すので

ぴえーるさんに助言してほしいと

お願いしますがぴえーるさんの顔が

一気にどよーんと曇ります

 

 

「うちの組合はやっかいですよ〜〜」

「建設的な話しは何一つできないかも…」

とぴえーるさん

 

 

組合との話し合い当日

 

 

ぴえーるさんが心配した通り

ファッションショーの話しを提案しますが

皆さんやる気なし…

 

組合長(喫茶店の店長さん)は

「夕飯の支度あるから帰っていい?」

と途中で帰ってしまいます

 

くらはらさんにも

話しあいに参加してもらっていましたが

組合の人の様子を見て

 

「白紙に戻しましょう」と言われてしまいます

 

 

落ち込むぴえーるさんを誘い

中華屋さんにラーメンを食べに行きます

 

組合の話し合いに参加していた店主さんも

「客が減ったとしても時代の流れですし」

「受け入れるしかないんです」

と言われてしまいます

 

 

ラーメンを食べて外に出て

ぴえーるさんと別れ

人がいない商店街をみるまり子さん

 

 

「私は本当に」

「ここを立ち去ってしまっていいの…?」

 

 

白紙に戻すようくらはらさんに言われましたが

自分に何かできることはないかと

考えるまり子さん

 

 

「編集長〜これ知ってますか」

と編集者さんが写真集を見せてくれます

 

その写真集は

おしゃれなおばーちゃんのもの

 

おばーちゃんが自撮りで撮って

写真をSNSにUPして人気なのでそう

 

人気があって写真集まで発売されたんですよ

と教えてくれました

 

 

見てみるとホントにおしゃれ^ ^

 

 

これに触発されたまり子さん

 

商店街で自撮りしてみますが

うまく撮ることができません

 

 

せめて

おしゃれしていたらいいのかしらと思い

蝶子さんに相談しようかと考えますが

蝶子さんは執筆の真っ最中

 

 

さすがに執筆の邪魔をするわけにいきません

 

 

「おしゃれ、おしゃれとは…」

と考えながら商店街を歩いていると

ぴえーるのお店の前に

 

ぴえーるのご主人と眼が合うまり子さん

 

おしゃれといえばぴえーるさん!というわけで

 

ぴえーるさんの洋服を着て

ご主人に写真を撮ってもらい

SNSにUPしてみます

 

 

反応はなし…

 

 

それでも写真投稿を続けるまり子さん

 

ある日ぴえーるさんが接客中だったため

中華屋さんの娘さんの奈々美ちゃんが

撮影と洋服のコーディネートを手伝ってくれることに

 

 

奈々美ちゃんは

最初にUPした写真も見てくれていて

自分が好きなアーティストさんの写真を思い出したと話してくれました

 

 

「いっそマネしてみたらどうですか…⁇」と奈々美ちゃん

 

 

なるほど♪

 

 

いろいろなアーティストのジャケットや

映画のパンフレットなどをマネて

UPし始めたら反応が出るようになってきました

 

 

ある日すごい数の反応がありました

 

 

奈々美ちゃんが好きなアーティストが反応してくれたのです^ ^

 

そのコメントに

新曲のジャケットのマネもして欲しいと

書いてあったので早速マネします

 

 

するとまたすごい反応がありました

 

 

商店街にも人が増えてきました

 

 

ぴえーるのご主人も喜んでくれています

 

 

今度はいろいろな会社からうちもマネして欲しいと依頼が入るようになります

 

早速マネします

 

ギャラリーが増えてきたところで

くらはらさんがまり子さんに

 

「このチャンスを逃しちゃダメです」

「流れに乗りなさい」

とアドバイスしてくれます

 

 

「流れといっても

リクエストに応えるだけで精一杯で」

というまり子さんに

 

 

「商店街を宣伝しなさい」というくらはらさん

 

 

「でもそれは

この街の人たちにも本気になってもらわないとダメですよね」というまり子さん

 

 

まり子さんは商店街の人たちに声をかけて

中華屋さんで親睦会を開きます

 

 

商店街の人たちも

SNSで盛り上がって

お客さんが増えていることに

気をよくしています

 

 

まり子さんが

「この街をみんなで

盛り上げていきたいのです」

 

「みなさんのお知恵を

拝借させてください」と言います

 

 

すかさず

ぴえーるさんが

「はあい!」

「やっぱりファッションショー!」

 

 

ぴえーるさんはさらに

お祭りみたいに屋台やワゴンを出して…

とアイデアを出してくださいます

 

 

商店街のみなさんも

「楽しそう」

「うちもなんかやるよ」

と協力的な声が上がります

 

 

よかった

 

 

まり子さんも一安心です

 

 

しかし組合長さんや家主さんは

いい顔をしません

 

 

頑なな組合長さんや家主さんを見て

ぴえーるさんは閉店したお店に入って

シャッターを下ろしてしまいます

 

シャッターの中で突然、

具合が悪くなったぴえーるさん

 

心労が重なって倒れてしまったようです

 

シャッターを開けようとしても

壊れてしまったようで

びくともしません

 

 

 

 

傘寿 まり子

第9巻

おざわゆき

 

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ぴえーるさんを助けなくては!

 

ちえぞうさんの家出の時に

SNSを活用したことを思い出して

ぴえーるさんを助けるために

SNSで発信するまり子さん

 

商店街に来ていた人が集まってきてくれました

 

ぴえーるさんは無事に救急車で

病院に運ばれます

 

緊急手術が終わり

ぴえーるさんの娘さんとお孫さんが駆けつけました

 

娘さんはお父さんがお店を続けるのが

幸せだと思って一人にさせてしまいました

と泣きながら話します

 

ぴえーるさんが

娘さんやお孫さんに愛されている様子を見て

まり子さんはファッションショーを絶対成功させると決心します

 

ぴえーるさんが倒れたときにAEDを使って

救急車が到着するまで救命活動していた組合長さん

 

組合長さんが経営している喫茶店もお客さんがいない状態が続いていました

 

喫茶店も閉店することにします

 

「15時をもって閉店します」

と張り紙をお店の外に貼る組合長さん

 

 

その背後で

「ホットひとつください!」

と言ってお店に入るまり子さん

 

 

少し遅れて入ってきた

まり子さんのお嫁さんの初子さん

 

 

「あの」

「うちもう閉店なんで」

という喫茶店のママを遮って

 

 

「あ!」「初子さんきてくれたの」

「こっちこっち」と呼ぶまり子さん

 

 

まり子さんは蝶子さんとちえぞうさんと

デパートに行ったときに

若い男性と腕を組んで歩いている

初子さんを見つけて声をかけました

 

 

初子さんはその男性のことは

サークル仲間だと話して

さっさと去っていってしまいました

 

 

そのことを初子さんに聞こうと思っていた

まり子さんでしたが

商店街の人たちが続々と喫茶店に入ってきます

 

 

まり子さんは商店街の人たちと

ぴえーるさんの容態の話しをしています

 

 

まり子さんはファションショーを

ぴえーるさんの退院祝いにしようと提案

 

商店街の人たちも賛成してくれます

 

 

まり子さんは初子さんに

詳しい話を聞くことをやめます

 

 

ファッションショーは

一般の人からの応募枠と

商店街の人枠で募集しますが

商店街枠がなかなか集まりません

 

 

まり子さんは商店街の人たちに

ファッションショーに参加するように

話しに行きますが

みなさん首を縦に振ってくれません

 

 

それどころか

蜘蛛の子を散らすように

逃げていってしまいます

 

 

メイクもウォーキングの先生も

くらはらさんの知り合いの方に頼んでいるので一流の方ばかりです

 

 

まり子さんはできれば

商店街の人に参加して欲しいと

思っているのですが…

 

 

まり子さんが喫茶店に行くと

商店街の人たちも休憩に来ていました

 

 

カウンターで近所のおじさんたちが

ファッションショーの話しをしていますが

 

「いい年して」「痛い」

「みっともねぇ」などとネガティブ発言連発

 

これが商店街の人たちの参加をためらわせる

原因なんだと気がつきます

 

 

まり子さんと一緒に来ていた

スナックノリエのママが

商店街のみなさんに

「ファッションショー強制参加」

「参加しないと家賃値上げ」と一喝

 

 

相変わらずかっこいい^ ^

 

 

商店街の人たちの

参加が決まりましたが

雰囲気はよくありません

 

 

この雰囲気をなんとかしようと

まり子さんは商店街の人たちが

ウォーキングの練習をするときに

 

サプライズとして

入院しているぴえーるさんと

リモート接続

 

ぴえーるさんが商店街の一人一人に

似合うファションを考えてくださった

コーディネートを紹介してくれます

 

まだまだ本調子でない

ぴえーるさんが一生懸命

コーディネートを考えてくれたことに

商店街の人たちも

絶対ファッションショーを

成功させようという気持ちになります

 

 

そして迎えたファッションショー当日

 

屋台や露天が出てお祭りのよう

 

ガリオくん(文芸誌編集者・神ゲーマー)が

動画でファッションショーを発信

 

お客さんもぞくぞくと増えていい感じ^ ^

 

 

ファッションショーは大成功で終わります

 

 

ちゃんといろいろサプライズもあって

キュンキュンするところ満載

 

 

今回もまり子さんの魔法に感動しっぱなしでした♡

 

 

次はどんな問題が持ち上がるのか

心配なような楽しみなような^ ^

 

 

本日はこのブログにお越しいただきありがとうございます(^_^)