仏教では「欲を捨てろ」と言います。この言葉を、私は自己中、自分本位、利己的な欲は捨てるべき、そして、欲にのみ執着することを避けろと解釈しています。
しかし、「欲を捨てろ」という考え方は実は漠然とし過ぎて、不幸を作り出しています。何かを欲っする心が起きるのは、心が満たされていないマイナス状態 (陰)であるからで、プラス(陽)を増やしたいと思うのは自然なことです。
陰陽理論で言うならば、陰陽のバランスが大事なのです。陰が多ければ陽を補わないといけません、逆に、陽が多ければ印を補うことが必要になります。
欲をどんどん持って、そしてどんどん実現しましょう。しかし、うまくいかない場合に、そのことに落胆したりすることは時間の無駄であると認識しましょう。
つまり、結果に執着したり、落胆するその心こそが、マイナスの心(悩む心)とマイナスのエネルギーが生みます。このことを釈迦が欲を捨てろと言った本当の理由です。
私は、成功する技術の中で、「小さい成功を重ねて、その成功感覚を積み重ねることが大きな成功へ繋がる」と言いました。幸せに関しても同じです。
幸せと言う観点からすると、「小さな幸せを重ね、その幸せ感覚をいつも感じ続けれることができるならば、あなたは大きな幸せのエネルギーを生むことができます。」そして、近い未来にあなたの求める本当に大きな幸せが訪れます。
あなた自身が幸せになることは、あなたの心に幸せの意識を増やしていくことです。小さな幸せであっても、それがどんどん積み重ねられるならば、あなたは幸せというエネルギーに満たされます。幸せというエネルギーに包まれたあなたのオーラは幸せオーラであると言えます。
幸せオーラに包まれたあなたは、何も特別なことをしなくとも、周りの方に幸せのエネルギーのお裾分けをできるのです。あなたが幸せになれることで周りの方をも幸せにできる原理がここにあります。 (出典)