人の世は思考で動いているのではなく、人のイメージによって動かされています。あなたの身近な周りの世界も、日本も、世界も全てイメージで動いています。
よく皆さんとのやり取りの中で、私は考え過ぎない様に指示します。「下手な考え休むに似たり」なんて言ったら叱られますが、この文章を私は次の様に解釈しています。「意識や気の状態がマイナスの状態の時に、いくら良い方向にいかせようと考えても、うまくいく筈はない」と。
気功に「意守丹田」と言うことばあります。意識を丹田に持っていけば、気のエネルギーが丹田に集まってくると言う意味です。丹田をイメージし、そこに気が集まっているとイメージすることにより、或いは、丹田自体をイメージするだけでも気がそこに集まります。
人の身体の一つのことでさえイメージが重要な要素である訳ですから、世の中の皆さんがイメージすることが世の中を作っていると考えても言い過ぎではありません。例えば、善と悪の概念がありますが、皆さんが善をイメージすることが多ければ、世の中が善のエネルギーにより多く包まれ、平和や幸福を増やします。逆に、悪のイメージをする人が多ければ、虐殺や戦争等が起こったりします。
自分のイメージが世の中と繋がったり、世界と関係があると言ったら、そんなことがある筈ないでしょう!と答えが返るかも知れませんが、気の世界から見るとこの考えに間違いはありません。世界中の一人ひとりが世界の平和をイメージし、貧困・戦争などのない世界を望むならば、世界中にはより多くの善のエネルギーが増えてきます。
一人ひとりの力は、決して小さいものではありません。あなた自身が良いイメージをしっかりと持つならば、あなたの周りには善のエネルギーが溢れます。そのエネルギーがあなたの周りの人に影響を与えます。世の中の皆さんが良いイメージを持てば、世界さえ良い方向に向かせる力を持っています。 (出典)