ダブル・ブレイン

 

そういえば、「10分毎に世界の株価傾向を観測し、下落局面では現金比率を上げて、上昇局面では株式比率を上げることで、絶対利益を追求する」
という、出来もしないことを宣伝材料にして、購入時手数料率(税込) 3.3%、信託報酬等合計 実質2.01%  という超高額手数料で売ってたダブル・ブレインが、コロナショックでどうなったか確認してみました

 

過去のブログ
下落局面のダブル・ブレイン(2020-03-05)


その後のダブル・ブレイン(2020-01-08)


ダブルブレイン?(2019-06-25)


えー、3月25日に株価が底を打った辺りでほぼ値動きしなくなってます


「下落局面では現金比率を上げて」ではなく「下落の底で現金比率を上げて」
「上昇局面では株式比率を上げる」ではなく「上昇局面でも株式比率を上げない」ですね

 

しかし、こんなパフォーマンスでも「見せ方」次第で立派なファンドに見せかけることができます
「ダブル・ブレイン」の足元の運用状況について

ファンド設定日以来で世界株、世界債券と比較しても抜きん出る良好なパフォーマンスを描いているように見えますが
これはアクティブファンドが自分の成績をよく見せる常套手段です


アクティブ元年・日本株ファンドのカラクリ

 

日経電子版に宣伝バナーが出た日に、客がそのバナーに誘われて買ったとして
(2019-06-25)を100として世界株と比較したグラフを描けば、客のパフォーマンスは「1年かけて動かず」で「普通預金に置いといたほうがまし」になります

こんなもんに初年度5.31%、その後も毎年2.01%もの手数料を払う人は、
、、、徳の高い人で喜捨の気持ちで買ってるんでしょうか(;'∀')