心理学を「頭」で勉強する前に、「心」を取り戻す大切さをお伝えしたい | ズルいと言われるくらい幸せになる方法

ズルいと言われるくらい幸せになる方法

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こんにちは
佐藤優樹です。






東日本大震災、


あれから10年が経つんですね。


昨日は夫と出掛けたんですが、車内のテレビで震災のことを放映していました。


番組では、宮城県の防災センターの女性職員や他の数名が、最後までセンターに残って「高台まで避難してください」とアナウンスしていたことや、


いち早く避難していた町の写真館の店主が、ひとつだけ持って出ていたカメラで刻々と移り変わる町の景色をおさめていたこと、


現在、その写真を展示して地震や津波、防災の意識を風化させてはいけないと活動していることなどが紹介されていました。


展示写真の一枚には、防災センターの屋上にとり残された職員数十名の姿と、


もう一枚には、何分か後に波にさらわれて屋上に数名しか残っていないショッキングな様子が、時刻と共に紹介されていました。


避難指示をされていた女性やセンターに残された職員のエピソードは当時も聞いていましたが、写真で拝見して言葉を失いました。


番組を見ながら目的地の駐車場についたのですが、すぐに車から降りず、夫と「少し見ようか」と番組をみることにしました。






写真を紹介していたのは、南三陸町の佐藤さんという方。


その方が「自分の戒めにしている写真があるんです」と仰って、「自衛隊の方がブルーシートにくるまれたご遺体を担架で運ぶ様子をとらえた写真」を紹介していました。


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どうしてこの一枚が自分への戒めなのか?
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それは、こんな理由がありました。


震災後、毎日目の前には悲惨な光景が広がり、最初のうちは佐藤さんも「うわっ」「可哀想だな」「大変だな」「つらいな」と思っていたそうです。


ところが毎日見てると不思議なことに、そういう感情が湧かなくなっていったそう。


普通の光景に見えてくる、


麻痺してくる、


慣れていく、


そう仰っていました。


きっと、それは心が折れてしまわないための、人の心の安全装置だったのでしょうね。


でも佐藤さんは同時に「本当にそれで良いのだろうか…」という違和感があったそうです。


そして、ある場面に出くわします。


川底に沈んでいた初老の男性を、自衛隊の方々が発見して、丁寧にロープで手繰り寄せて、抱き寄せて、ブルーシートにのせ、キレイにタオルで拭き取り、


最後にブルーシートでくるむまえに皆さんで合掌して、そして丁寧に丁寧に搬送していったそうです。


その様子をずっとカメラで撮影していたときに
「これなんだよな…」と思ったそうです。


佐藤さんいわく、


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人の気持ちを取り戻した
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そういう瞬間だったそうです。


以来、自分の心の戒めのためにずっと飾ってある写真が、その一枚なのだそうです。






この言葉を聞いて


あ…なんか分かるなぁ


と思いました。


というのは、2月の下旬にこんなことがあったんです。


リビングで、私がパソコン仕事をしていると、
中学3年の娘が話しかけてきました。


「人間ってさワガママだよね。人間は熊を食べても良い、けど熊が人間を食べたら退治する」

「人間の世界では争いがたえない。もうなんなの」


「お祖父ちゃんが亡くなって100日。それがどんどん当たり前になって、悲しさがなくなって…それが悲しいな」


珍しくいろんな話をしてくる娘は、まるで何かを
吐き出しているようだったので、私はそれを、うん、うん、と聴いていました。


すると少しずつ気持ちが落ち着いてきたのか、表情も変わってきました。


娘は、子どもと大人のちょうど間の時間を過ごしています。


思考も複雑になって、いろんな角度から考えたり、今までは考えなかった問題意識も芽生えたり。


すぐに解決できないこともあれば、頭で分かるけれど気持ちが追い付かないときもあるよう。


特に、「お祖父ちゃんが亡くなって100日、それがどんどん当たり前になって悲しさがなくなって…それが悲しいな」
この言葉がそれをよく表しているなと思ったんですよね。


「あの時すごく悲しかった


お見舞いに行ったときも、亡くなったと知らされたときも、涙がたくさん溢れた。


そのつらさは今少し減って、過ごしやすくなった…
でも本当にそれで良いのかなって思う。


悲しみが減ることが、大切な人を忘れることとイコールではないけれど、大切な何かを忘れちゃいけないような気がする」


そんな風に感じていたんでしょう。


佐藤さんのお話で、2月のその夜のことをふと思い出しました。


そのとき書いた落書き 笑



佐藤さんのおっしゃる、「これなんだな」
「人の気持ちを取り戻した」という言葉の意味は


きっと、
「人を思う心」や
「何かを大切に思う気持ち」
を忘れかけていた…


そして、それを思い出した…
ということなんだと思います。


人が亡くなること、町がなくなること
家がなくなること、今まであった何かがなくなること…これはどれもつらいこと。


それでも、
大切なことを忘れない…
自分はその人を忘れない
命の尊さを忘れない
なかったことにしない


そういう思いと繋がったときに


心に温かいものが、流れていったのではないかなぁと思うんです。






カウンセリングや講座でたくさんの方とお話しているとき、


このかたはみるみる変わってお幸せそうになったなぁ(*^^*)☆と感じるときと


このかたはどこかおつらそうだなぁ…糸が切れた凧みたいだなぁと感じるときがあります。


後者の方は、学んでも学んでも
穴があいていて漏れていく感じ…なんですよね。


その違いは何かと考えたとき、「いのち」と繋がっているか、そうでないか、そんな気がした時がありました。抽象的な言葉で分かりにくいかもしれませんが(^^;


生きているといろんなことがあって、見たくないものや、忘れたいこと、思い出すのがつらい場面もあります。消してしまいたいことも、たくさん、たくさん、ある。


けれど、それも含めて生きているっていうこと、
そういう感覚でしょうか。


どこかおつらそうだなぁという方からは、「ネガティブなものを引き受けたくない!見たくない!」という強い意思のようなものを感じるんですね。
ポジティブだけを望む、
快適な現象化だけをひたすら望む、と言いますか。


ポジティブ続きなら、たしかにハッピーです♪♪♪


でも、昼があれば夜があるように
陽があれば陰があるように


喜びの場面もあれば
つらい場面もある


生まれる命もあれば
失われる命もある


思い通りになるときもあれば
思い通りにならないときもある。


それが、生きるということの全体像なんですよね。


加えて、そんな中にも宝物がたくさん埋め込まれていて、宝探しをしていけるようになっている。
その宝ものは、いったん陰を見ないと見えないようにもなっている。


だから本来、苦しいこともいったん引き受ける
強さが誰の内側にもあると思うんです✨🎁✨


おつらそうなかたは、その強さがまだ使えていないために、いつまでもぐるぐるしてしまうのだと思います。


ここを抜けられると一気に世界が変わります。






もちろん乗り越えるのは
たった一人でではなく誰かと共にです。


佐藤さんは、番組内でこうも仰っていました。


「泥だらけになった写真をボランティアの人達が洗ってくれて、町民はそれを見に行った。


自分も行ったけれど、自分が写った写真はひとつも無かった。でも自分が撮影した写真はたくさんあって、


それをみた人から「佐藤さんが撮ってくれた
七五三の写真が出てきました。これで頑張っていける気がする!ありがとうね」と言われた。


そんな風に言われるとは思っていなかったので、
写真の大切さを感じた。


たった一枚の写真で元気になってもらえるなら、これからも一枚一枚、形にしていきたい。
家族のストーリーを重ねていけるお手伝いをできたらと思う」と。


写真を撮ってもらった人は、忘れかけていた思い出を見つけることができ、


ありがとうと言われた佐藤さんは、自分の目的ややりがいを見つけることができた。


素敵なエピソードですね。


どれも自分一人でなしえたものではなく
誰かと繋がることでできたことです。


それは、特に
何かを失ったときに大きな力になります。


一人で倒れてしまいそうなとき…支えてくれる人がいるから私たちは生きていけるし、


深い悲しみにうずくまる時も、誰かが笑わせてくれるから癒されていくことがあります。


一人でいきているんじゃない


誰かと共に生きている。


それをしっかり感じられるときに、


私たちは、本来持っている大きな力を使えるようになるのではないか…と思います。






先ほど書いた、どこかおつらそうで命と繋がっていないなと感じる方は、なんかね、一人で生きているんです。


そして、感謝が少ないというか、生かされているという気持ちが少ないというか…そんな節があるんですね。


じゃあ感謝をしろという話か?というと、
感謝はしてると思うんですいろんなことに。


そうではなくて、もっと深いところでネジがひとつ
外れている感じなんです。


先ほどの南三陸町の佐藤さんの言葉を借りると


「自分の心の戒め」


これが無い状態。


「感謝する」のと「ハッ…これだ」と思うのは
まったく違うことです。


「感謝する」はポジティブな出来事があったときに
できますから、上から目線でもできるんです。


でも「ハッ…これだ」と思うのは
「至らなかったな」とか
「人としてこれが足りなかったな…」と
反省というか、懺悔するときに生まれるもの。


感謝が少ないというか、生かされているという気持ちが少ない方は、この「下から目線」が足りないんですね。


感謝はもちろん良いことですし素晴らしいですが、
それだけじゃないなってカウンセリングをしていると、しみじみ感じます。


反省、懺悔、戒めというのは、なんか重い言葉で、自分責めになって苦しそうと感じる方も多いと思います。


確かに、責めに少し似ていますよね。


でも、実際は違うんです。


責めはただザクザクとアイスピックで自分を刺し、追い詰めて動けなくします。そのときは強い孤独感も感じます。


反省は、何が足りなかったかが分かり、自分がこれからどうすれば良いかが明確になる☆ということなんです。


そしてそのときは、誰かや何かから罰せられるのではなく、自分は生かされていて、愛されて存在していて、この世界の大切な一員として生きている、そんな感覚があるんです。


だから、似ているようで全然違うんですよ(*^^*)


愛を土台にハッとできると、「しちゃいけない💦」と分かったことをもう繰り返さなくなります。


愛と繋がらず、戒めもない人は
つい、繰り返します。


だからおつらそうなんですね…
根なし草のようにふわふわ漂っていて
安心できる居場所を探し求めているような
そんな感じがするから。


「戒め」って一見きつい言葉のようですが
本当に大切なことを思い出させてくれる、
人を思う心や温かいものを思い出させてくれる
素晴らしい力なんだと思います。


クライアントさまに「戒め」が足りないときは
カウンセリングでもそこをお伝えします。
教える込むのではなく、
気付いていただけようなサポートの形で、ねウインク







あなたは、自分への戒めを
持っていますでしょうか?


できればご自分で、何かに気付いていく力、戒める力がある方が良いです。


それがないと、大きな問題が起きてから否が応でも気が付かされるなんて事になりますから!


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自分は生かされて、愛されて存在していたと分かると、地に足がついて肩の力が抜けてスコーンと楽になると思います。


また、戒めるという力が、ネガティブにはたらくのではなく、忘れかけていた「人との繋がり」を思い出させてくれて、温かい強力なパワーになることを実感できるはずです。


「戒め」を責めと混同して「ダメな私…ゆるされない私…」と自己否定が強まったら、自分をさらに嫌いになったり、悪いところを隠そうとしてしまい、事態が悪化しますから、私はここをよくよく気を付けています。


愛や、人との結び付きあると、見ないようにしていたことを直視する強さ、立ち止まる強さ、ネガティブも引き受ける強さが生まれます。


すると、見える景色もまったく変わりますし
過去、どこかのシーンでいつか止まってしまった
あなたの時間が動き出すはずです。






大きな愛に目覚めて新しい人生を始めていきたい方、


命と繋がりを本来の強さを使っていきたい方は


この講座でぜひ学ばれてくださいね✨


ご興味のある方はメルマガよりご案内をお送りしておりますので、ご登録なさってお待ちください。
詳細をお届けします。



11月開催のズーム講座の様子



余談ですが、番組のあと
夫とこんな話になりました(*^^*)


復興して、平和が戻るって良いことだけど、爪痕が分かる何かを残すことも大事だね。


「戦争」もそうだけど、平和な時代に生まれた私たちは「聞いた話」しか分からない。


平和で便利で幸せになると、
また大切なことを忘れて何かを粗末にしちゃう…。


だから、ポジティブに生きるだけじゃなく、「つらかった何かを忘れないこと」も大事だね。


夫とはこういう話をいつもする訳じゃないんですが、珍しく真面目な話になりました。


そして、本当にそうだなぁと思いました。


つらいことって、それを忘れたくない気持ち、
思い出したくない気持ち、どちらもありますが、


学んだことを無駄にしないというのが
きっと、大切なことですね…🍀✨




 ◆5月
【ズーム 感情コントロール講座 】満員御礼
 
◆6月
【ズーム 感情コントロール講座 】満員御礼
 
◆今年7月~翌2月
【ズーム 心理セラピスト養成講座】満員御礼

  ◆9月
【ズーム 感情コントロール講座 】満員御礼

◆11月
【ズーム 負けられない性格を手放して誰からも愛される心の作り方講座】満員御礼

◆1月 開催予定
【ズーム 感情コントロール講座 】満員御礼

◆3月
 【負けられない性格を手放して誰からも愛される心の作り方講座】残席1


 
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