昨日の続きです
『アムンディ・オルカン大型成長株』は投資すべきか否か、というところですが、ここからは完全に私見になります
結論からいうと、『オルカン大型成長株』1本に絞って投資するのはオススメしない、でも、他のファンドと組み合わせて投資するのはありと思っています
まず、『オルカン大型成長株』1本に投資するのをおすすめしない理由は、構成銘柄の約50%がハイテク銘柄、上位10銘柄の比率が約40%と通常のオルカンに比べて分散が不十分であるということが一点目
二点目は、新興国のグロース(成長)株はリスクが高い
10年ほど前、「BLICS」が流行ったとき新興国のファンドを保有していましたが、ローリターンの割に下がる時はガツンと下がるので、当時は耐え切れず手放してしまいました・・・
ちなみにインド株も下がる時は一気に下落します
過去10年のリターンはS&P500と互角でも、新興国も含まれている『オルカン大型成長株』のリスクはそれを上回ると思っています
また、信託報酬率の0.165%は長期で考えると地味に痛い
以上が、『オルカン大型成長株』1本に絞って投資するのをオススメしない理由です
一方、投資するのはありの理由は、世界中の成長株に分散投資しているので高いリターンが期待できる
今後、インドや中国から第2、第3のエヌビディアが誕生するかもしれません
何が言いたいかというと、大化け銘柄にベットできるかもしれないということ
下の表を見ると2010年代は米国株が優位であったものの、過去を振り返ると日本株や新興国株が主役の時代もあり、必ずしも「米株一強」の時代が続いてきたわけではないことが分かります
(楽天証券より)
投資信託を選ばれる方は、短期ではなく長期で資産形成をされる方がほとんどだと思います
10~20年後、米国、テック系、半導体関連が世界のトップを走っているでしょうか
分からないのであれば、ハズレないよう世界中にベットしておくのが無難だと思いますね
以上が、『オルカン大型成長株』に投資するのはありの理由です
1本に絞って投資するのはリスクが高いけど、通常のオルカンやS&500と組み合わせてみるとおもしろいかもしれません
ちなみに、我が家は今のところ購入する予定はないです
我が家のポートフォリオは、NISA枠でオルカン(コア)、特定口座で米国株(サテライト)
、キャッシュで円資産
、と役割分担しており、あえて『オルカン大型成長株』に投資する必要はないと思っているからです
米国株・日本株オンリーの方や、通常のオルカンだけでは物足りない方にオススメなのではないでしょうか
以上が『オルカン大型成長株』の考察です
ご参考になれば幸いです