『ZONE』東方神起アルバム考察 | 東方の神が起き上がる瞬間

東方の神が起き上がる瞬間

東方神起をオタクに地味に考察しています。最新情報を追ったり紹介はしていないけど、ひとつのことを長くかみしめ、長く味わうwがテーマ。・・・なんてね。

 

日本デビュー20周年アルバム『ZONE』

なんと高額な・・・・!とわなわなしながら、アルバムを手にしたマリコです。とりあえず、今回のアルバムもまた、それぞれの形態に合わせて、スペシャルトラックを加えているのですが、とりあえず通常盤(一番安・・けほけほっお手ごろ価格)で語らせてください。

 

なんで「DOWN」入ってて「RABEL」入れなかったんだろ、などと最初に思っていたノーテンキな自分をどついてやりたい。それが彼らのやり方なのよ、マリコ。聞きたければ万札を切ってもらおうぞ。そそそんなお代官さまーーーー!

ついに、主役級の曲まで全配置しないというやり口に、脳内で小芝居が止まらないワタクシなのでした。涙

 

『Stand by U』はなんか悲しくなるからまあ聞かなくてもいいんだけど、「RABEL」はいれてほしかった。世界観を構成する曲を、別トラックにしたらダメでしょーよ、ホントにもう。

 

あと、今回の歌詞カードの暗号が難しすぎて、まだサイトにたどり着けていません。たぶんZONEのヒューマニティサイトに入れるんだよね?全然違う会社のサイトを案内されたアホが私です・・・。

うう。

 

『TONE』 と 『ZONE』

東方神起が2人になって初めて出したアルバムが、2011年の『TONE』。日本のファンにとって、彼らが成功するかどうか、ハラハラしながら見守ったアルバムだけに、『TONE』の重みというか、ライブも含めて信者は多いんじゃないだろうか。

 

今回の20周年アルバムタイトルが『ZONE』と、音の響きを寄せ、最初のトラックが「INTRODUCTION」というタイトルのナゾの歌であるところまで、輪郭をなぞっている感じはする。

 

この『INTRODUCTION』ですが、『TONE』で聞いたときも、国歌?校歌?みたいな、テンションが明らかに異なる曲で、私は最初に聴いたとき、びっくりを通り越して、不安でいっぱいになりました。

このテンションでライブのオープニングするんかい、それどんなノリでいたらいいんだろがい、と。まあ、それ以外の曲が良曲でしたし、毎日泣きながら聴きまくったし、イヤホンも買い換えて、毎日毎日、ポエミーなことを思っては通勤の電車の車窓を眺めて、東方神起のお家再興を祈る村娘マリちゃんなのでした。

ここんとこ興味ある!という人は、本を買ってくれ笑。

 

 

1 INTORODUCTION

   ーETERNAL ECHOESー
作詞作曲編曲 Shinjirou Inoue

 

「TONE」の「INTRODUCTION」のサブタイトルは「Magenta」で、山吹色と碧の池に紅紫の花弁が落ちる、という色彩的なイメージを強く打ち出した歌詞が特徴でした。「花は散々(ちりぢり)」とか「憂いの言の葉」とか、文語調の歌詞。よく外国人に歌わせるよな・・・と思ってしまうけど、もともと彼らはJPOPとしてやっていこうとしていた、という時代的背景もありましたし、文語調で、なんとなくミステリアスに歌ってるけど、「メンバー崩壊」「みんな心配」「でもここから再出発」みたいなことを言いたいんだな、と伝わるものはありました。

 

今回のサブタイトルは「ETERNAL ECHOES」ですから、だいぶ、抽象度がさがりました。

永遠の響き。余韻。「ボクタチ、これからも歌い続けます!」ってことでよいのでしょうね。違ったら怒るで。

曲調も、エターナルの方が、校歌っぽさは消えてゴスペルくらいにはリズムがあります。「静寂(しじま)の水面」だった「山吹色と碧の池」は、エターナルでは「ゆく水の止まらぬごとく」と「新墾すすみ」「燃ゆる木叢遠し覚え」と、ずいぶん躍動的なイメージの中で、どうも過去の世界の象徴になったみたいですね。

 

神主かよ!ってくらい、小難しい文語調の歌詞ですけど、ようするに「花弁の落ちた散々の花」は、今はもう海をめざす川のごとき勢いを持ち、新たに開墾された田畑を潤し、あっという間に樹木の間をすり抜け、通り抜けていく風の湿っぽさすら過去の忘れ形見、かつてみた夢(二人でやっていくもん的な)の跡に、全ての氷はとけ、空となって広がっているということが言いたい。

そんで、今後も安心して活動できるように、どうかご支援よろしくお願いします、ということが「立ち安らひて謀りなし給へ」の意。

 

古文としては、そもそも語彙も変なんだけど、イメージをつなげたリリックだから、これでいいのでしょう。そんで最後の「にけいのおあ とろいきぶまや」は、「山吹色と碧の池に」を反転させた言葉。

あの池の場所から、ずいぶん離れた場所まで、私たちやってきましたね。

20年目です。さあ、今の私たちの「花」は、どう色づいて咲き誇る花弁を手にしたでしょうか?

 

2 T.R.H.M

作詞作曲編曲 Hi-yunk

 

Hi-yunkさんではないかと思ってました!

この「Epitaph」の時にも絶賛したんですけど、この人のハードロックっぽい音の雰囲気と、ダンス曲としてのビート感、すごくいいですね。そして、今回の「T.R.H.M 」でも思うのは、ドラムの使い方がかっこいいなってこと。

 

繰り返すギターのリフも、そこにからむ二人のヴォーカル、要所で力強く登場してくるドラム、

疾走感がある。

 

 

TONEの時は、「B.U.T」がオープニングだったわけだけど、「T.H.R.M」がライブのオープニングかな、と予想。あのギターリフのところで、登場の焦らし演出とか笑??

「新時代 幕開き」とか、いかにもオープニングに合いそうな歌詞だし。チャンミン歌い出しだし。

「駆け巡る 身体中に 感情を開放していくBEAT」とか、高揚感ばっちりという感じ。ドラムの休符でタメるとことか、クセになるよね。

 

3 ON MY RADAR

作詞 Kelly  作曲Sean Alexander /Waveshower /val Del Prete /Sqvare

編曲 Waveshower

 

強めの音から入って、男っぽさとかハードなテイストで始まる「ON MY RADAR」。こちらは、「スノーホワイト」や「MAHOROBA」の作詞を担当したKellyさんのコトバが、本当にうまい。さすが。

 

「価値はねえ 価値はねえ なんも残らねえ」「きな臭えな 嘘臭えな プンプン」とか、さっきは「立ち安らひて 謀りたまへ」とか歌ってたヒトですよ笑?サビの部分こそ、言葉の意味よりも響きが勝るけれど、ラップ部分では、Kellyさんが選んできたコトバのインパクトがたってきて、印象に残ります。

 

ユノさんのダークなラップと、チャンミンの高音な歌い方がハマっていてかっこいい。チャンミンはずっと狂気と正常でわければ、正常な気持ちを歌っていたのに、ブリッジ部分の最後の「カモン」には、ついに狂気がにじむ。この歌い方の変化を、もう一度みんなもチェックしてみてください。ぞわぞわ来るぞーーー。

 

4PARTY LIKE MADONNA

作詞 H.U.B  作曲 Julia Bognar Finnseter/ Adrian Thesen /Paulos Solba/

Bemjamin Sahba sverre.C.Sunde/Kyle Wong /Nermin Harambassic 

編曲 Pizzapunk/Lovelypop

 

明るいダンスポップ。とりあえずクレジット見て一番びっくりしたのは、作曲者が多すぎん?ってこと。もう途中省略してやろうかと思ったけど、いけない、その子のお母さんからしたら「あっうちの子、”その他”になってる・・・!アルファベット順にクレジットいれてって、もっと強く言えばよかった・・・!」と思うかもしれない、と、見ず知らずのガイジンのママの気持になってみて、書きました。頑張りました、わたし。

 

ユノさん歌い出しで、全体的にとてもポップでノリやすい。最後のユノさんの「オーケイ?」を聴くたびに、「ああ、このオーケイ?で、ライブ毎にユノさんが変顔したり、変なポーズをとったりして、みんながそれをまたXに投稿したりして、話題になってる・・・!とユノさんがウキウキしてエスカレートしていくんだわ」と思ってしまいます。

なんか、目に浮かぶのよ、その光景が。

ここをさらっとユノさんがライブで歌ってたら、全力で謝ります笑。

 

【後から追記】これを書くのを忘れてた!この曲、歌詞が、今までの曲タイトルをちりばめてるんだよね。ライブだとそれが分かりやすく演出されているので、チェックしてみてください。

これ以外にも、いろいろ書き忘れてることあるんだけど、まあまた別記事で!

 

5 SWEET SURRENDER

作詞 AKIRA 作曲 Pixelwave /Ella lsaacson /Emily Kim

作曲 Pixelwave

 

最初に聴いたときは、ちょっとサビが弱いかなと思ったものの、アルバムになって聴いてみると、なんかひときわ中毒性がある曲です。

 

「時の船に乗ったって 正解なんかない」のところと「まずは味わってよこの Sweet surrender」のリズムのつけ方が、私は好きです。ここだけ繰り返し聴きたい笑

 

サビ部分で入ってくる音とは、ちょっと異質なブリッジ部分、「手探りでつかむドアは to the hell or heaven? 過去=未来=過去」のウェットな音、そうしてもう一度サビにもどって繰り返し、繰り返し、リフレインが続くと思わせて、唐突に終わる。

これが、中毒性の原因かも。

英語歌詞多いですが、サビの「ooh way you freaky freaky」が、オーウェイリキリキと聞こえてリズミカルなのも魅力です!

 

6PARFUM

作詞 Kelly 作曲 Ludwig Lindell / Karl Oskar Gummesson /GCJR

編曲 Ludwig Lindell Cage

 

なんとなく、前作の「Snow white」ぽいと思ったので、作曲調べたら全然違いました笑。

エイベックストラックと契約しているガイジン作曲者って多いんだろうなー。この人たちは普段どこで、なにをして遊んでいるのだろうか。コガネモチにはなってそうだから、港区とかにいるんだろうな。「ボク、曲を作ってるんだよねー、東方神起とか知ってる?」などと言ってんだろうか。私に声をかけてくれれば、即座にノリよくおだてるのだが。

 

歌い出し、ユニゾンだけど、チャンミンが上、ユノさんが下で、オクターブ変えて始まる。同じオクターブで歌うこともあるけど、こういう違った声で歌う演出も好き。

どっちの声の良さも感じるよね。

 

7FRESH

作詞 H.U.B  作曲 Jonathan B-T /Nermin Harambasic / Benjamin Sahba/Sverre.C.sunde/Kyle Wong  編曲 loverypop

 

テンポゆっくりめ、サビからスタート。なんかシャンプーとかのCMに使えそうなサビだなーと思いました。出てくれよ、シャンプーのCM。

 

汗だらだらで更衣室に戻ってくるユノさん。アメフトとかいいかもしれない。そんで、ヘルメットをはずすと、髪から汗がぽたぽた。次はシャワー室の映像で、はだしがアップになる。そして、目を閉じて髪を洗っているユノさん。うへへ。「~フレッシュ」と音楽が入る。

え。よすぎん?

 

チャンミンはフェンシングだな。うん。そんでヘルメットをはずすと(メットが大事なのよ)、

たちあがる湯気。シャワーを浴びながら、首筋を洗うチャンミン。うへへへ。「~フレッシュ」と音楽が入る。

 

え、いつ流れるん?

 

というわけで、この曲は、シャンプーのCMのための曲です。間違いありません。

 

8 うまく言えずにごめんね

作詞作曲 Daiki Ueno 編曲Tasuku

 

日本語歌詞が本当に少なくなっているんですよ、皆さん!というわけで、あまり歌詞の意味が立ってこない曲が多いんですけど、正直いって、リズムゾーン時代のようないいメロディと作詞の両立がなかなか難しいので、もはや日本語タイトルの曲は、踏み絵のような1曲となっています。

なんとなく、ダサく仕上がってくるんじゃないか、的な。 

 

だいたい、日本語タイトルの歌を歌っている東方神起は、この曲もそうなんだけど、たいてい、「女に振り回されている優しい弱い男」になることが多いんです。うまく言えずにごめんね、とか。さっきあんた、「きな臭えな 嘘臭えな」とか言っていたよね!?という感じです。

 

日本語歌詞でも、「オレ様」な男の心理をコトバにするのはKellyさんくらいになってしまいました。

なんで、みんな東方神起に日本語歌詞を歌わせるときは、たいてい愛をもとめて彷徨う人、みたいにしたがるのでしょう。ナゾ。

この曲もそのセオリーにのっとっています。うーん、うーん、なんというか、言葉がマイルドすぎるのかな。

実際に目の前で歌われたら、また印象変わるかもしれないです。期待。

 

いろいろ辛辣に書いてしまいました、ほんと「うまく言えずにごめんね」。

 

 

9LIVE YOUR LIFE

作詞 Kelly 作曲 Fabian ”Phat Febe” Torsson/ Martin Mulholland 

/ Nermin Harambassic / Harry summerdahi 編曲 Bangers &Cash

 

最初に聴いたとき、一番キャッチ―な感じで、言葉の歌詞も入ってくるし、メッセージ性あってバランスのよい曲だなと思いました。作詞はKellyさんでしたね。さすが。

 

イントロが、テイラースウィフトのshake itを一瞬思わせて、全然違う進行になるんだけど、とても耳に心地よいリズム。

 

「あなたを生きるのはあなただ」「あなたを決めるのはあなただ」「あなたを救うのはあなただ」「あなたを創るのはあなただ」

 

これだけポジティブに、自分の力を信じていけという言葉が並べられると、いやでも気分は上がる。この明快なメッセージが、テンポの良さとメロディを得て、いきいき伝わってくる。それが「歌」の魅力なんじゃないだろーか。

 

10 IT’STRUE IT’S HERE

作詞 AKIRA  作曲 KIYOTO KONDA 編曲 Yoichirou Kakizaki

ブラスアレンジ kazuhiro Murase

 

パーカッションが印象に残る曲だったのですが、これは、TOHOBANDによるTOHOBANDの1曲でしたね!だから、パーカッションだけでなく、トランペットなどの楽器もおなじみのメンバーでした!そして、コンさんが作曲だったのねー!

 

この曲にはそれぞれの楽器の見せ場があるので、それを楽しみながら聴くのがいいのかな、という感じ。ライブのステージでみんなが、目線を交わしながら演奏している姿が目に浮かぶ1曲だなと思いました。

 

11 DAMN GOODS

作詞Kelly 作曲編曲 Robin Stjernberg 

 

甘いような 苦いような の歌い出し、ユノさんの声の優しさと「甘いような」の歌詞がぴったり合っているのが、すごく素敵。「人生はレモネード」という気恥ずかしい形容詞のあとに「どうなんだろうね」と付け足す感じが好きですね。

 

そしてこの曲は、ユノさんの優しい歌い出しからはじまって、後半になるほど、チャンミンの「Damn GooD」がハイトーンで、シャウトで、力強く、激しく、野性的に、本能的に、からんでいく、その変化に魅力がある1曲だと思います。

 

あくまでも、やさしく柔らかく、人生を歌いながら、サビは「早く来い ここまで」「最低な時は叫べ」。これなのよ、これ。早く来て、でもなければ、叫んで、でもない。

 

自分を励ますために「Damn Good」とおまじないをかけるなら、やっぱりコトバは強い方がリアリティがある。

そして、ユノさんがメインで、チャンミンがフェイク多めなんだけど、すごく2人の良さがひきたって、2人ならではの楽曲。歌い方も声も、なにもかも違う、それが魅力になっている曲。

 

12ARK

作詞 Kelly  作曲編曲Joakim Dalqvist /  Simon Peyron

 

「DAMN GOOD」からの流れがすごく相性よい!テンポはスローだけど、少しロックテイストなので、2人の歌い方も徐々に感情が高まっていく感じ。

イントロは繊細だけど、入ってくるドラム、ギターは既に盛り上がりに向かって強めに、この後の展開を期待させる。

 

「耐えうる舟は朽ち果ててしまった スクリーンの中で近いは交わされる」の歌詞では不意にハモリがまじる。このパートはチャンミンなんだけど、それまで旋律を歌っていたユノさんが、「朽ち果ててしまった スクリーンの中で」で、突然ハモリパートで裏方に回ったかと思うと、2人で一気にサビに合流。

 

サビは英語だから、まさに音の響きそのものとなって、Aメロの日本語詞で作り上げた情景や雰囲気が、サビで高めてくれる感じ。

 

終わり方もいいよね。

チャンミンのパワフルな「また繰り返してはいないか」と厳しく自制する声に対して、

それを受け止めつつ、優しくユノさんが歌う「まだ手遅れじゃないはずさ」。

 

盛り上がりと納め方が絶妙な1曲で、2人が歌っている姿を見たいなーと強く感じた1曲でした。

 

13DEAREST

作詞作曲編曲 Shinjirou Inoue

 

この曲を初めて聴いたとき、泣きたくなったのは、私が今、恋をしているからかしら。

 

・・・。嘘です。見栄はりました。言ってみたかっただけです。日々、干物のような毎日です。

 

でも、思い出したの、そんな干物な私にも、大昔、「もうすぐさようなら もう会えないかな?」という気持ちで、会っていた人がいたことを・・・・・!!

 

本当に「他愛のないくらいでいいから 少し話そう」って気持ちで、最後の別れの時が来るのを引き延ばそうとしていたなって。

 

ぐすぐすと鼻を鳴らし、ティッシュで目頭をおさえつつ、クレジットを見たら、なんということ、Shinjirou Inoue・・・・!!え、私ったら、Shinjirou Inoueに泣かされちゃったってこと・・・・・!?そんな・・・WEEP以来じゃなくって・・・・??

あれ?「WEEP」って「TONE」だよね・・・・?

 

そう、考えたら「TONE」は、「DUET」とか「WEEP」とか、シンジロウ先生の楽曲で、あふれていたのでした。ただ、段々東方神起=Shinjirou Inoueになるにつれ、どうも曲が今一つ、魅力を失っていった気がする。

 

でもこの「DEAREST」は、少し物悲しいメロディと言葉がハマっているし、何よりチャンミンの歌い出し「もうすぐさよなら」が、なんかグッとくるのだ。

 

今さようなら、なんじゃなくて、もうすぐさようなら、なのが痛い。たぶん、もうちょっとで別れなきゃいけないなってわかってる。その人の幸せを願うくらいには清らかだけど、でも寂しいから、「遠い空の下に 優しかった君がいて つながっているんだって感じていられる これからは」って思うしかない。

 

そういうリアルな心情が伝わって、久しぶりにShinjirou Inoueに泣かされた1曲です。

 

 

日本語歌詞の良さ、難しさ

 

「Forever Love」とか「Stand by U」とか、今回も収録されたいわゆる過去曲。実は、「Forever Love」は、リアルタイムではさほど心に響いた曲ではなかったんだよね。いい曲だとは思っていたけれど。

 

大人になった彼らが歌うから良いというのもあるし、リアルタイムで聴いていた過去を思い出させるから切なくなるというのもあるけど、もうひとつ、それは歌詞の力なのかなとも思う。

リズムゾーンで出していた曲は、みんな歌詞に世界観があって楽曲になっていた。SMで出したライサンだったり、パープルラインだったりに歌詞をつけるときも、やっぱり歌詞と楽曲はつながっていて、安易に英語歌詞にはしない志があった。

 

それが、ここのところエイベックスから出る楽曲は、ほとんど英語歌詞だったり、歌詞で世界観を創れる人があんまりいなかったり、ということがあって、昔の曲の日本語が染みるというのはあると思う。

あの当時は、歌詞の世界観を味わうことが特別なことではなかったから。

 

最近だと、Kellyさんとか中村月子さんの歌詞はけっこう好き。

でも、日本語歌詞でリズム感をうまくのせるのは難しいんだよねー。

だからどうしても日本語歌詞の歌って、東方神起の場合はバラードになりがちなんだけど、

バラードになると、なんだか東方神起ってそんな感じだったっけ?的な、「弱くて優しい一途な僕」が「会いたい」「心が痛い」「君を抱きしめていたい」みたいな雰囲気になるのが、悪いわけじゃないけど、ありきたりすぎて、刺さらないんだよね。

 

失恋のバラードでもいいから「忘れればいい、僕のことなんか」「僕も君をきれいさっぱり忘れて見せる」くらい、言わせてやれ。強い男になれ、日本語の東方神起!

 

ツアー初日までもうわずか・・・

 

と、いいつつ・・・・さて、もうすぐZONEツアーが始まります。私は金曜日と土曜日のたまアリに行きます。なんと、初日のチケット1枚あるのだけど、欲しい方いたら譲ります。隣がうるせえ私で良ければですけど。

初日、行きたいという方は、インスタのDMに送ってくださいね。