2019SMTOWN東京3日目レポ&BoAからNCT、東方神起までまとめ | 東方の神が起き上がる瞬間

東方の神が起き上がる瞬間

東方神起をオタクに地味に考察しています。最新情報を追ったり紹介はしていないけど、ひとつのことを長くかみしめ、長く味わうwがテーマ。・・・なんてね。

2019年SMTOWN東京、3日目最終日に行って参りました~★★★

初日は、『HOTHOTHOT』の初日売り上げも悪くて、「追いHOT」メラメラメラメラメラメラという言葉とともに、「会場でCDを追加で買おう」というファンも多かったと思います。CD買わなくてもファンだもん、とか、CD買える人は買おうぜとか、ツイではいろいろあったけど、私の3日目の、CD買う以外の個人的「追いHOT」はこれだ!

じゃじゃーーーーーん!

今ツアーでも歌うんだろ、「HOTHOTHOT」。その時も、このホットドッグもって踊るのさ~。ほっほっほっ♪ 


さて、それではSMTの3日目の感想。

●他グループ色々まとめ


①f(x)
クリスタル復活万歳、これにつきるのがf(x)。なにしろ、クリスタルを見るのが、あの台風と大雨の中で行われた2014年の味スタでのSMT以来だもんなあ。
【関連参考記事】2014105SMTinTOKYO雨の中の参戦レポ①

この時はジェシカの強制脱退が発表されたほんと直後で、渦中の少女時代よりも、むしろ、ジェシカの妹でf(x)のクリスタルの、コンサートじゃなくて葬式に参列しているかのような、陰鬱な空気が強烈だった。もう表情死んでるし、それでも意思のないロボットのように踊って歌うクリスタル。

この後、f(x)は、事実上解散?と報道されることになる・・・。その後、SMTでは、ルナやアンバーだけで出演して、クリスタルは来ないことが常態化していた。でも、どんな状況の中でもルナの陽気な雰囲気は、輝いて見えたし、アンバーも自分自身がいいパフォーマンスに集中しようとしている感じは伝わってきた。

ソルリやビクトリアがいなくても、f(x)の核となるのは、ルナ、アンバー、クリスタルの3人かな?それとも、ルナとアンバーだけでやってくのかな?というのが、ここ何年かの私のイメージ。
あの豪雨に濡れながら、なんにも見ていない目で歌い、踊ってたクリスタルで時が止まっていた私からすると、3日の日に、かすかながら微笑も浮かべてドームで踊るクリスタルの姿は、一人の女の子の「人生」を感じさせる瞬間でした・・・よかったねえ、クリスタル~。

でもって、ひさびさに、3人で歌って踊っているf(x)見ると、やっぱりこのグループが、数々の不運に見舞われながらも、実にキャスティングの妙が光るグループだったことを実感。

もともと、f(x)というグループ名は、数学の関数を表していて、個々の才能が掛け合わされることで常に未知数のものが導き出される、みたいな意味があって、当時からしても異色な雰囲気を持つガールズグループだったけど、一言で言うなら、「クラスの中の、意外な組み合わせ女子グループ」って感じだと私は思う。えっ、あいつら仲いいの?接点はなに?・・・みたいな。

たとえていうなら、私の勝手なイメージではこんな。

・クラスで一番ネクラだが美人、占いとかに凝ってそうなインドア女子で、文芸部で書いている暗~い詩には、一定のファンがいるクリスタル。


・クラスどころか学校全体で知らない人はいない、チアリーディング部とかにいそうな、男の子にモテモテな、人懐っこいギャルタイプ、ルナ。



・後輩先輩問わず、女子からもらったラブレターは女子としても男子とくらべても、歴代ぶっちぎり1位、スポーツ万能、バスケ部のキャプテンにして各運動部の助っ人要員、アンバー。


ルナちゃんは、デビュー当時は日焼け肌で黒かったし、KPOPアーティストとしては、そこが異色で、みな全て不健康なくらい白肌の中では、ルナちゃんの健康的な明るさって際立ってたよね。顔も丸顔で、典型的な美女顔ではないけど、笑うと目がきゅん、と垂れるのが可愛かったし。

そういうルナちゃんの陽気さと、クリスタルの陰のある美貌は、お互いに引き立て合う効果があって、そこにジェンダーレスなアンバーが加わると、ルナちゃんとクリスタルの対比が更にくずれて、何か3人にしか見えない世界っていう奥行きが感じられる。

3日目、最終日、自分たちの出番を終えると、3人はお互いに抱き合って笑顔を見せたけど、それはドラマや映画の一場面のように、彼女たちの友情や、支え合ってきた関係性を感じさせてくれる、いい場面だった。

ツイッターでは、カメラがとらえてない場面で、クリスタルが泣いていた、ということに気づいた観客のつぶやきが複数あがっていて、私自身は、自分の目では見ていないけど、
クリスタルが泣いていたとしても、それはきっと感極まった涙で、悲しい涙じゃないんだろうなあ、と思いました。

それくらい、3人の、f(x)としてのパフォーマンス、すごく良かったしね。おなじみHOTSUMMERもいいけど、4WALLSの華やかで細かな手の動き、全身を使った少しセクシーで、大胆な動きをかっこよく踊る3人、センターに立つクリスタルからは、はかなげな空気が消えて、さらりと踊って歌いきる姿が、「そうそう、f(x)ってこういう魅力があるんだよ!」って思わせられた。

トラブル続きの割には、SMTでは優遇されてきたと思うんだけど、それでも、少女時代の後輩ガールズグループとしてのf(x)は、少女時代のポップ路線に比べると、実験的な曲も多く、人気メンバー、ソルリの休止、脱退、リーダーであるビクトリアの中国活動による不参加、と、いまひとつ波をつかめなかったグループ。
でも、王道を進まない、ちょっとくせのあるカッコよさがこの3人にはあると思う。
今後が楽しみ!


②SuperJuniorは今年全員兵役をおえて、やっと完全体!・・・と思ったら、シンドンが来られず。
MCの時に、不在のシンドンを表す仕草で、必要以上にイトゥクが輪郭を大きく描くから、会場は忍び笑いが漏れたりもしました。

さて、SJといえば、韓国の大人数ボーイズグループとして元祖かなって私は思ってる。当時、5人から6人というのがグループの主流の中で、10人を超しているのは明らかに多かった。

そして海外向けメンバー編成があったり、メンバー入れかえ制でスタートしたりと、なんか落ち着かないグループだなあ、という感じもあった。

海外活動時編成っていうのは、EXOでもEXO-K、EXO-Mという形で受け継がれたけど、結局、定着はしなかった。むしろもめごとの原因になっているイメージよねー。

メンバー入れ替え制は、SJの時は、ファンが強固に反対してとりやめになったけど、そのアイデアは、現在NCTにそっくり移植されている。

そう、いわく20代までしかいられない③nct-Dream

左から
マーク(ただし今年卒業しました。)ロンジュン、ジェノ、チソン、ジェミン、チョンロ、ヘチャン(来年あたり卒業するはず。リーダー) 現在6人。

そんでソウルを中心に活動するっていってる、たぶんこれが基本グループ。
④NCT127


後列からジャニー、ジョンウ 中列左から、ヘチャン、ジェヒョン、ユウタ、テイル
前列左からマーク、テヨン、ドヨン。
そして、現在、私の推しだったウィン子ことウィンウィンは、中国活動専念のため、最新アルバムにも参加していないしー、127の日本ファーストツアーも直前で不参加が決まって・・・・泣いたよね。オレ、あんたの為に1人でたまアリまで行こうってチケット申し込んだんだぜってね。



いまのとこ、私の中で、去年のエイネで観ることができた「FireTruck」の空飛ぶウィン子が、ラスト生ウィン子です。現在中国のなんとかVっつう、グループにいるんだってよ。ぐすっ。なにその戦隊モノみたいなグループ。

⑤NCTーU
楽曲のイメージにあったメンバーの選抜によって、既存のNCTメンバーから以外にも参加する、一番流動的なUメンバー

クン 


ルーカス


テン


という訳で、NCT一味は、中国いったきり、事務所からきちんとした説明もないままのウィンウィンを含めると現在18名。特に先行の127グループは、ウィンウィンどうなるんだよおおお!!ということへの不安があるまま、日本公式ファンクラブが発足。


DREAMは20代までしかいられないから、マークのように20歳になると卒業なんだけど、マークは元々127のメンバーだから、活動場所は127で保証されている。

次の卒業者は、ヘチャンで、このコも127メンバーだから大丈夫。でも、その後のロンジュンやジェノ、ジェミン、チョンロ、チソンはどうなるのか、はっきりいって不明。・・・こわ。

さらに、一応固定メンバーである127はウィン子問題はあるものの、もっと怖いのはU。
楽曲によってメンバーは選抜されるので、127に所属しているメンバーはともかく、Uに所属したところで、Uで出す楽曲すべてに、出演できるわけじゃない。
「BOSS」のように、127メンバー+Uの3人という組み合わせもあれば、「BABY,Don't Stop」のようにテヨンとテンのみの曲もある。

最近、クンみないけど脱退した?みたいな噂が出てしまうのも、Uのみのメンバーは、Uすべての楽曲にいるわけじゃない、というフクザツな事情による。

これは、ファンにとって、本当にややこしい問題だと思うんだけど、私がツイッターで見る限り、あんまりそこを問題視しているファンは多くない。

これは箱推し(グループ推し)しない、個人推しのファンが多いからなのか・・・今の時代に合った形ともいえるけど、正直、アーティストがやっすく切り売りされている感が、私には否めない。

思えば、SMルーキーズっていうのも、けっきょくどうなったのかしら?
ルーキーズからは、NCTのメンバーや、レッドベルベットのメンバーが出たけど、今はもう消息不明の人たちが多い。ぶるぶる・・・・。


●VCRストーリーが示すもの


今回、SMTは珍しく、何者かと戦ったり、追われてみたり追ってみたり(笑)、というイメージ映像はなくて、NCTDREAMくんたちが、不思議な透明のクリスタルボールを手に入れて、KANGTAさん演じる不思議な男にいざなわれるように、特急ファンタジアの運転手となって宇宙を旅する、というストーリーが展開される。

最後には、それぞれのアーティストカラーのクリスタルボールを手に入れて、現実に戻ってくるところで物語は終わる。

まあ、そんでもってドリーム少年が一番最後に出会う大物アーティストが東方神起で、笑いまくってもーた石像映像がこれ。


でも、まあ、今回の東方神起の楽曲は、ここ数年定番化していたWEARE!とか、STLではなくて、Truth、運命と、ちゃんと韓国曲持ってきてくれたし、「HOTHOTHOT」は、会場皆で踊りの練習をさせる場面も最終日はあって、ちゃんと東方神起の日本での立ち位置にあった扱いだったと思う。

今SMのマンネグループであるDREAMが、最終的に到達すべき場所が<東方神起>的なポジションだとして・・・でも、SMT自体は、けっして活動歴の長いグループを優遇しない、不思議なイベントだから、なんか皮肉な目では見てしまうよね。

少女時代も、正直言って、ダンス番長的な立ち位置のヒョヨン、ソロステージのテヨン・・・もう少女時代としての曲は歌わない、歌えない。

少女時代の圧倒的な存在感も、SMTでは、レッドベルベットの多彩なコラボステージや、グループステージの前で、かすんでしまう。

実際、レッベルちゃんたちは、楽曲が私の好みじゃないだけで、全員歌ってよし、踊って良しで、実力の粒がそろっている感があるんだけどね。

テミンのように、メンバーが兵役中で、SHINeeとしてのステージがなくても、ソロステージで観客を魅了できる人もいる一方、EXOも、もう衣装がジャケット系に移行しつつある、という、この「少年老いやすく学成り難し」感。

なんつっても、EXOももう兵役メンバーが出ている訳だし、ここから正念場って気はする。活発な、グループ内ユニット売りもその為?
でもセフン×チャニョルっていう組み合わせは、私にとってツボ。


うーん、セフンってほんとはEXOのマンネのはずなのに、みょーに老けて見えるところがいいわあ~←

チャニョルは童顔な雰囲気が、今ちょうど年齢を重ねて、いいバランスに見えてきたなって感じ。このユニットは、しばらくスホ委員長とともに、厳しく見守りたいと思いますw


●最後に、わが東方神起!




今年のビギにとって、東方神起の活動状況はけっして楽しいものではないんですよね。
ツアーが1月に終わって、その後、ファンイベントが4月にあって・・・でもとにかく、地上波活動が全然ない!

普段から、ネットで活動を見るしかないKポグループと違い、東方神起は日本活動が多いグループであり、JPOP的側面を持っているところが、他のSMグループとの大きな違い。(いい悪いじゃなくてね)

なのに、その東方神起の活動が全然、ないわけですよおお!「HOTHOTHOT」のリリースがあっても、音楽番組に全然出ない!
ツアーの予告やチケットのエントリはあったものの、肝心のアルバムはまだ未定。

おい。どうなってるんや?

と、ビギの多くが思い、ツイッターには、「なぜ」「どうして」「Mステにリクエストいれましょう!」「そうしましょう!」という言葉があふれた。

「HOTHOTHOT」のチャートは初登場3位、出荷枚数はドームの収容人数に満たない数字で、
「なぜ」「どうして」「オフショッないから」「てかプロモなさすぎ」「ファンならCD買え」「そんなこと強制される謂われない」「人は人」「自分は自分」みたいな言葉が、再びツイにあふれた。

私はBoAちゃんのファンでソウルだから、なんとなく、この先の東方神起のことを、こう考える。

BoAちゃんだって、日本で人気絶頂だったときに、アメリカ進出で日本活動をしなくなった途端、人気や注目度は落ちてしまった。でも、注目されていないだけで、BoAちゃんのアルバムは、いつも私にとって、ドキドキしたり、泣けたりするような楽曲がいっぱいつまってる。

小さなステージが多くなったし、グッズもバカ売れしたりはしないけど、かわいいのをほんの数点準備していて、だからあっという間に売り切れたりもする。

去年はBoAちゃんのクリスマスライブも復活したし、自分のやりたいステージをやれている満足感みたいなものが感じられる。

東方神起も、この先、セルフプロデュースに任される部分が多くなって、それが成功さえすればいいんだと思う。そして、人気がどうこうというよりも、ファンを裏切らない素敵なパフォーマンスを見せ続けてくれることが、大切なのかなって。
(まあそのために、最低限売れなければだめっていう理屈もわかるけど)

もちろん、現時点では、エイベックスだかSMJだか知らねーけど、地上波出演交渉してこいよ!おら!
とも思ってるけどさ(笑)。←

そんな中で、まずユノさんのソロミニアルバムが、予想外に最高のできだったでしょ?
そんでもって、SMTでしか見られない、「Swing」が見られたでしょ?
しかもそのパフォーマンスが最高だったでしょ。

ユンボアの、あわやキス?みたいな場面は3日目は、むしろ正面からぎりぎり顔を近づけるって感じに落ち着いていたけど、初日は、がばっとユノさんがBoAちゃんにおおいかぶさるようにしていたから、観ているビギは、鼻血がうつくひい放射線を描いて跳んだよね。うんうん。

あと、なぜか、初日はちゃんとワンピース風にして着ていた、あのBoAちゃんの衣装。



なぜか、3日目は、スカートの前だけたくしあげて?下の黒いブルマーみたいなショーパンが丸見えでした。えっと、あれは演出ってことでオッケーなんですか、BoAちゃん?

そして、チャンミンの「女々しくて」。なんだか獅子舞にしか見えないんだけど、ヅラを落とし、律儀に広い、頭に乗せるもズレ、でもそれもまたウケるので、おいしいと思ったんだかなんだか、再び、ヅラを直し、でも落ちてしまい・・・

そんな
ヅラ対チャンミン の戦いの最中も、ろうろうと、音程を乱すことなく響き渡る完璧なシムのヴォーカル。

愛おしすぎる。


なんだか、愛がこみあげてきてしまう。もう、惚れてまうやろおおおお!!←てゆーかもう惚れてる。

か・と・思・う・と!

ユノさんの「Follow」は、クールにかっこよすぎるから!
初日より、オールバックから少し崩れてくる前髪が色っぽい。

そんで「SWING」では、サラサラ前髪で出てきたりして、
舞台裏で、シャワー浴びてるのかしらと、妄想は尽きない。うぷぷ。

TRUTH、FOLLOW、ミロティックと、実は、マーク・トロレンセン3部作っぽい選曲になっていたのも、私的に、大満足。この人の楽曲とか編曲センス、好きだわああ。

今年は、SMTに参戦しているビギさんたちの顔も明るく、満足している様子がうかがえる。うんうん、よかったよかった・・・。
まあ、来年は絶対、こうはいかないんだろうけど。←不信。

でも、無限拡張してくることがむしろコンセプトとなっているNCTや、グループ内ユニットが複数ある今、演出は考えないと飽きてしまうし、順調に若手グループまでハマっている私としては、smに頑張ってほしい所です。

あ、ちなみに、今年のライトは、ライト部分をベルトから取り外して、ペンダントなり、チャームなりにできるっていう工夫があってよかったよ。


日韓関係も政治的にはかなり厳しい状況だったけど、今年のsmtも無事終了。

最後に、歌広場さんが「smtownを一度見てみたい」とツイッターで呟いていて、5日の日、当日券を自分で買って、遅れて会場に来て、「女々しくて、もうやりましたか?」と周囲に確認したという、ご本人のツイほど、温かい気持ちになるものはなかった。

韓国政府?全然納得してないよ。安倍政権?別に私は彼に票をいれたつもりはないのよ?

でもでも、観たいステージがあって、当日券買ってはいっちゃう歌広場さんのように、私にとっても観たいステージ、楽しいステージがここにあってよかった。

おやすみなさい、東京。おやすみなさい、ソウル。




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ちなみに、アツい夏のおすすめデザート
去年もおすすめした、豆花です。タピオカミルクティーだけじゃなくて、もっと全般的に台湾スイーツが流行ればいいのに。月曜日も、神田で降りて、東京豆花工房の豆花食べていきました。ほんと、ここのが一番美味しい!お近くのかたはぜひ!


看板が目印です。テイクアウトもできます。


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アールズ出版で、ジャニーズ研究者の福博充さんと対談した時のテキストです。
「著者対談 桃田万里子×福博充 トンペン×ジャニオタ 私たちは何を見ているのか?」

桃田万里子著 2017年刊 東方神起ヒストリーを、インタビューやライブMC、番組などのトークを引用しながらまとめました。 

連絡、仕事の依頼は、shinriet@yahoo.co.jpまで