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行ってきました~。雨の中のSMTOWN。
前日からチケボを呪い、チケボと格闘し、チケボに勝利し、いい気分で雨支度をした後、当日、ケータイを忘れ、自分を呪い、時間と格闘し、何とか間に合い、ゲートで再び、チケボ行列に見舞われ、けっきょく、なーんもチェックなしで会場に入ることになってしまった私。
(←かざすことなく、そのまま押し出され、わざわざ戻るのもバカらしかったんだもん。見せてくれって言われたら、見せてやったサ。そして、このQRコードをダウンロードするのがいかに大変だったか、たっぷり八つ当たりしてやるからカモン!と思ってたサ。)
今年のSMTOWNの5日のセットリストはこちら。
J-Min
Kangta and J-Min – My Endless Love
Kangta Stage
Key and Tiffany – Bang Bang
Eunhyuk and Donghae – Motorcycle
Seohyun and Amber – Problem
Changmin, Kyuhyun and Minho – Ichigo
Henry -Fantastic
Super Junior-M – Swing
SNSD – Paparazzi
SNSD – Kissing You
Red Velvet – Happiness
Tiffany and Kangta – Say Something
f(x) – Rum Pum Pum Pum
f(x) – Jet
SHINee – 321
SNSD – Gee
SNSD – Can’t Take My Eyes Off You
TVXQ – We Are
TVXQ – Somebody To Love
SHINee – Why So Serious
f(x) – Vacance
f(x) – Hot Summer
EXO – Machine
TVXQ – Rising Sun
Taemin – Ace
Taemin – Danger
Taemin and Kai – Pretty Boy
BoA – Shout It Out
BoA – First Time
BoA – Masayume Chasing
TTS – Holler
EXO – Growl
EXO – Wolf
SHINee – Lucifer
SHINee – Downtown Baby
Super Junior – Sorry Sorry
Super Junior – Mr. Simple
Super Junior – Shake It Up + Oppa Oppa + Rockstar
Changmin, Taemin, D.O, Jaehyun – You Needed Me
Eunhyuk, Lay, Luna, Sehun, Kai, Hyoyeon Dance Stage
TVXQ – Keep Your Head Down
TVXQ – Something
EXO – Overdose
f(x) – Red Light
Boa feat. Sehun– Only One
SHINee – Everybody
SNSD – Mr. Mr.
Super Junior – MAMACITA
TVXQ – Catch Me
All Artists – Hope (Closing)
まず東方神起についていうと、私と友達の座った席が、なんと待機中の舞台袖がばっちり見える席で、もう、美味しい場面がたくさん見えちゃったのです~。
2年前のエイネでも、反対側のこのポジションだったことがあるんだけど、やっぱりこのポジション、大好き♡♡
色々書きたいことがあるので、レポを分けて行きたいと思います^^
◆ここは正直気になったポイント
・天上智喜、不参加
5日のライブを楽しみにしていたので、4日の情報はあまりいれずに行ったんだけど、天上智喜がいない( ゚ロ゚)ガーン
もう、このグループは日本でも韓国でも、歌う場所を失っていってしまうのかなぁ・・・。
・少女時代のジェシカ強制脱退の影響
f(x)のクリスタルが元気ない・・・・><
SMT東京が公演される、まさに直前の9月30日、f(x)のメンバー、クリスタルのお姉さんにあたる少女時代のジェシカが、一方的に事務所から「今後少女時代は8人体制で行く」と発表された後の、ライブ公演だったf(x)。
さほど影響を感じさせない少女時代のパフォーマンスと比べ、明らかにf(x)のクリスタルは、ダンスするのも精一杯・・・という感じで、表情もあまり見えないようにする為か、一人ベレー帽をかぶったままだったり、前髪をおろしていたり・・・。もう明らかに様子が元気ない。
クリスタルのお姉さん、少女時代・ジェシカ本人のメッセージはこちら。
”私は去る9月29日、所属事務所から少女時代を出て行ってほしいという退出通知を受け、これについて、あまりにも当惑して、悲しい気持ちを隠すことができなくて、私の立場を明らかにしようと思います。”
”去る8月初めに(ファッションブランドの)BLANC事業の立ち上げの時まで所属事務所から事業との並行に対する同意と許諾を受けましたし、メンバーからもお祝いを受けて事業を始めました。”
”しかし、立ち上げからわずか1カ月後の9月初めにメンバーたちが突然、立場を変えて会議を招集し、その後、私に正当な理由なしに、事業をやめるか、少女時代から離れるか、二者択一しろという要求をしてきました。”
”私は何よりも私が情熱と愛情を注いで、これまで15年以上ともにした同僚メンバーらと会社側から、私が事業をするという理由で少女時代から出て行ってほしいと要求されたことについて、あまりにも大きな傷を受けましたし、無念な心境を隠すことができません。”
(傍線引用者まりこ)
正直言って、SMという会社の作品企画力というか・・・プロデュース力には魅了されるけど、所属アーティストの扱い・マネジメントに関しては、納得いったことはないので、もっと、会社や韓国芸能界が抱えている問題として、大きく捉えられることを願っています。
東方神起の時も、3人のメンバーの化粧品事業のせいとSMは主張したし、化粧品事業が信頼性のない事業であると説明していたけれど、裁判ではそれらが根拠のないものとして判断されたんだよね。
3人を非難したいホミンペンの多くが、その裁判所の判断を軽視して、あやしい化粧品事業に手を出して安易に金儲けをしようとした、というイメージを持ち続けているのは、フェアな態度には、私は感じないんだな。
ユノとチャンミンのお父さんは、声明文で、化粧品会社に対していいイメージを持っていないことをはっきり言われているので、心理的に化粧品会社をあやしいものに思いたい気持ちは、分かるけど・・・
化粧品事業が本当にあやしいとかあやしくないとかいうよりも、韓国人の、アーティストの”副業”に対する価値観の違いが、見え方の違いに影響を与えているのではないかと思っています。
・渦中の少女時代のパフォーマンス
笑顔で、7人(スヨンはドラマで来られず)のパフォーマンスをこなした少女時代。
きっと、それぞれのメンバーにも思いはあり、笑顔の裏の思いまでは見ることがないけれど、明るい笑顔を見せ続けることも、プロとしての一つの姿なんだろうと思う。
同時に笑顔もなく、ステップを踏むのもやっとのf(x)のクリスタルがいて、それもまた、SMアーティストの祭典の場で、SMから一方的に除外されたジェシカの妹として何も言うことができない、彼女の苦しい立場がひしひしと伝わってきて、SMアーティストは好きだけど、SMという会社を好きになることはできない、自分の中の矛盾した二重性を感じている私としては、同情しちゃう部分でもありました・・・。
・SMROOKIESはジャニーズjrのノリ?
ちょこちょこ出てくる、SM新人男女混合コラボチーム。
メンバーのまとめはこちら⇒
SMルーキーズのメンバーまとめ
ジャニーズjrのノリに近い感じで、今年から、SMTでちょこちょこ登場するアーティストたち。
アメリカやバンクーバーといった、北米出身の韓国系の子がまじっているのはいつもの事だとして、日本人やタイ人も入って、広くアジアマーケットを狙うんだなーってことが伝わってくる構成。
元々、SMはジャニーズのタレント養成システムを参考に”アイドル”を創り上げるプログラムに注目し、モデルとして作っていった事は、スマン氏、ヨンミン氏ともに、過去のインタビュー誌でも明らかにしているんだけどね。
これまで韓国ファンダムは、気質的に飽きっぽいと言われ(単純に韓国だけじゃなくて、小中学生をターゲットにしたものはそうなるんだと思うんだけど^^;)、新鮮さが命であるがゆえに、ジャニーズJrのように、デビューした先輩アーティストのバックで踊ったり、会社企画の所属グループ合同イベントに出たりといった売り出し方は不向き、と言われていたんだけど・・・・
会場では、けっこうルーキーズをチェックしている人もいて、個人への声援も送られていました。
デビュー前に「練習生」をオーディションでつのり、ダンスや歌のスキルを会社の求める方向で身に着けさせ、一定のペースで売り出していく。
その手法は、アイドルビジネスのひな型なんだろうし、他人(会社)のコンセプトを元にデビューするとしても、そこに個人(アーティスト)の魅力がなければ支持されることはない訳だから、これは感覚の違いと思ってくれればいいんだけど・・・
私が、小学生の時にはジャニーズのアイドル達に人並みにはまっていたけど、途中で魅力を感じなくなっていったのは、そこに、アイドルはベルトコンベアーに乗せられているかのように安定して”供給”されてくる、会社の「商品」なんだと感じるようになったからなんだよね。*あくまで私の感じ方ね。
そういう世界(だと感じる)のものを好きになると、かつて人気があったものでも一定期間がたつと、会社が手を引いて、次の「商品」企画に熱心になっていく姿を感じたり、そこで歌い踊るアーティストたちが、会社の駒にしか見えなくなっていったり・・・・
一言で言えばモヤモヤしてくるから。
そういう所が気にならなくて、もっと気楽な娯楽として、「色々あるけど、私は今はこのグループが好き♡あ、今、バックで踊っている子はいいなあ。そのうちデビューしたら人気でそう、チェックしよ!」と思えるタイプの人には、なーんも、気にならない所だと思う。
そして私の思っていることは、「なにも、たかがアイドルとかアーティストの応援に、そんなに真剣にならなくても^^;」と感じるんだろうと思う。
でも、私はそういうタイプではないので、そこに自分とアーティストとの唯一無二の物語性を大事にして応援したいんだよね~^^;
SMもベルトコンベアー化が一層すすんで、とにかくセット商法というか、SMルーキーズというジャンルを作って、「ファンが有望株を選んで育てる」文化を根付かせたいのかなーって感じる。
そのSMの韓国版ジャニーズ化が、私的には嬉しくない傾向なんだよなあ・・・・。
ご本家ジャニーズも、セクシーゾーン再編成ひとつとっても、結局小中学生とそのママ達からの人気が大きな判断材料で、顧客の人気が得られない「商品」は切り捨てるという発想なんだなと思ってしまうし。
私としては、まず会社がその「人」にほれ込んで、売り出していこうという熱意があって、お客の反応がどうであれ、この「人」がすごいんだ、この「人」を見てくれ、という姿勢を感じることを好む・・・というか。
ま、この辺り、自分の中でも、色々矛盾はあり、整理はついていないのだけど、何かもやもやとしたものが伝われば嬉しいです。
お前の好きな東方神起も、SMが創り上げた「商品」じゃん、と言われれば、そういう見方もできますね、そうすね、という所だし。
でも、もう彼らは、私にとって「商品」じゃないの。そして、たくさんの「商品」化されたSM世界の全てを、そういうものとして受け入れることは私にとっては難しい。そんな感じかな。
・レッドベルベットとKPOPファン
原爆や911テロをモチーフに安易に使ったPVで、多くの非難を呼び込んだ、SM期待の新人女子ユニット、レッドベルベット。
座っている人もいるけど、立って楽しんでいる人も多くて、総じて温かい反応でレッドベルベットのいわくつきのHappinessは披露された、といっても良さそう。
びっくりしたのは、私の周りでは、掛け声も聞かれたこと。覚えて掛け声をかけている人もいるんだね!
固有のアーティストのファンというより、幅広くKPOPというジャンルを応援するファン層が、結局新しいアーティストたちを応援する力強い味方になっていて、しかも、その層がけっこう厚いんだなーって思います。
私が観察した所(笑)、この層はSMTの観客の中で、中高生・大学生を中心とした低年齢層だから、言ってみれば、かつてなら「ジャニーズの顧客」になる世代。
それがネットを中心とした消費文化の中で、”KPOPファン”として、韓国芸能を支えている。
たぶん、この人たちは、万民に開かれたテレビを中心とした、大型プロモは必要なくて、むしろ、雑誌やインターネットといった、大人や、自分と合わない人たちとは共有されにくい世界にのみ現れてくれるKPOPアーティストだからこそ、親和を感じるし、夢中になれるんだと思う。
こういう傾向は、お金をかけたプロモの必要性もなくなる意味で、韓国芸能の利害と一致しているが故に、今後もSMは、BOAちゃんやかつての東方神起がたどった道のような、地味なプロモーションと、徹底した現地化プロモにお金をかけなくなるだろうな、という予感がしました。
ちなみにそんな私も、他から見れば”KPOPファン”に見えるだろうけど、いわゆるKPOPという言葉ができてから、そこに漂う会社側の、お金かけなくても、現地でのプロモに労力はらわなくても、お金をはらってくれる客がいるからそれで十分、という空気になじめなくて、たいしたプロモ(労力)を払っていない、というその一点についこだわってしまう、古いタイプのファンなんだよね^^;
だから、レッドベルベットのパフォーマンスは、すごいね、歌がうまいね、ダンスがうまいね、かわいいね、頑張ってね、とは思うけど、今現在のところ、心に何か訴えかけてくるというものはない、というのが私の感想です。
◆とりあえずのまとめ
東方神起については、長くなるから、また記事を改めて書くけど、SMでのセトリは、あれがベストだったのかなあ?と引っかかる部分ではあります。
今年はSHINeeのテミンのソロが長く時間をとってあったし、テミンとEXOのカイのコラボもあったりと、テミンの印象が強かった。
天使なマンネだったはずのテミンが、なんだかビジュアル系バンドのボーカルなみのアイメイクで、エガちゃんなみに脱いで踊り始めた時には、思いがけない方向での「成長」に、クラクラしましたわ。
テミンだけじゃなくて、SHINeeは日本全国ツアー中だし、日本でのリリース曲を披露したりと、次につながるいい場面をもらってるなという感じでした。
あ、でも、キー君が見事なツーブロックになっているのはビックリだったなー。けっこうここ最近、おとなしくなっていたと思ったのに・・・・やっぱり、「アバンギャルドな髪型」にせずにはいられなかったのか?
雨に濡れて、ツーブロック加減がはっきりわかる頭と、目じりの切れ上がった鋭い顔つきに、「こういう髪型をした、イケメンの土木建築現場の人、いるよな」って思うと、ニッカボッカをはかせたくなって、仕方なかったです。
最後の挨拶というか、場面では、5日の日は挨拶なしで、ユノもいないしSHINeeもいなくて、結局後から5日中に韓国に帰る為、最後までいなかったと判明。
こういうフリーな時間は、SJのメンバーが本当にうまいね。カメラに抜かれていない時も、ちょこちょこと客席の方に下りて行って手を振ったり、マメだなーって思う。
雨の中だけに、女性アーティストはあまり大きな動きもなく・・・・パフォーマンスも女性アーティストは全体的に、ちょっと省エネ傾向だった感じがする。
メインステージでは奥に引っ込みがちだったし。
そんな中BOAちゃんはソロアーティストだからか、とにかく通路側の方にも回って来たり、かなりアクティブでした。
「私は雨女だから」「私の番が終わると雨がたぶん止むよ」と、客席をからかうような軽口をたたきつつも、通路まで回ってパフォーマンス。
メインステージに戻ってきた後は、「すっげー濡れた・・・・」ってぼそっと呟いたりして、日本でのライブツアーも終えて、日本のステージに慣れている雰囲気が良かったな。
一緒に参戦した友達も、BOAちゃんの最新曲「MASAYUME CHASING」を、イイじゃないですか~!と言ってくれたし、ここの所、BOAちゃん韓国7集、それから彼女が日本で出している楽曲は、ホントにノリのいいダンス曲が多いので、SMTでの出番も増えたし、日本のファンを増やして欲しい所です^^
それからヘンリーの「ファンタスティック」。
私にとって、KPOP、という言葉ができた後に日本でパフォーマンスを披露するようになったアーティストとしては、初めて、心に響いてきた人。
彼はフォトジェニックな容姿ではないと思うので(笑)、PVだと可愛い男の子って感じで終わってしまうと思うんだけど、ステージで、生の姿を見た時にその魅力が何倍にも膨れ上がる人だと思う。
雨ですら彼のステージの演出であるかのように見えたし、水たまりを蹴ってとびちるしぶきはきらきらと光って綺麗だった。
細くてアーティストとしては小柄な感じに見えるんだけど、ステージの上での存在感は大きい。それが私にとってのヘンリーなのでした^^
(写真は8月のソウルの時のものです)
長くなるので、次は東方神起レポを中心に^^
〇画像いろいろお借りしました。
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