妄想とアイデアの狭間に生きる | 株式会社大治の社長ブログ

株式会社大治の社長ブログ

東京都中央卸売市場・大田市場 青果物専門の仲卸

某コンビニに行くと、「濃蜜 安納芋まん」という商品名が目に入った。

種子島の安納芋という、さつま芋を餡にしたあんまんで、1個128円で販売していた。

「とうとう販売したか・・」

5年以上前に同様の商品を委託製造したが、大して売れずに1回で販売中止にしたことを思い出した。

スタッフに話すと、「社長はいつも早すぎるから」と言われたが、本当にそうだろうか?

自分の頭の中で思い描いていたことが、実際に他人の手で実現されることが多く、「自分のほうが先に考えていたのに・・」と悔しい思いをすることが多い。

そんなことを繰り返すうちに、いつの間にか「アイデアはイケてるが、具現化するのがちょっとだけ苦手な男」という自己評価を与えるようになっていた。

でも、自分の考えるアイデアなんて、頭の中で考えてる人は何百人もいる筈だ。

世の中が求めていることが発想の源なんだから、自分が完全にオリジナルなんてことはありえないわけだからね。

つまり、頭の中で思い描いているだけで、何もアクションを起こさないのは「アイデア」じゃなくて「妄想」に過ぎないということだ。

アイデアマンを自負していた自分は、ただの「町の妄想家」だった訳で、このままじゃいけないと危機感を感じるようになった。

そして、いろいろとアクションを起こした中の一つが、安納芋のあんまんだったのだが、作った先のことを充分に考えていなかったため、販売不振に終わってしまった。

妄想家からアイデアマンになったつもりが、これではただの無謀な輩にすぎない。

そこで、次に自分のアイデアを聞いてくれる人を探すことにした。

物流のアイデアならば、物流関係の人を紹介してもらい、飲食関係ならば飲食関係の人を訪ね、「自分のアイデア(妄想)はイケてますか?」と直球で尋ねるのだ。

そんなことをするうちに、少しずつ道が開けてきたような気がする。

どんなことをやるにしても、その取り組みの中で自分にとっての「得手・不得手」が発生する。

それらすべてを無理に自分でやるのではなく、こうした出会いの中で役割分担をしていくことが、具現化の近道だと思う。

まさに「出会いこそ」だ。

「アイデアマン」を自負していた自分が作った「あんまん」に足りなかったもの・・

それは「アイデアマンーあんまん」=イデア?惜しい! そう「出会い」ということだね。

これからも、ドンドン出会って、ドンドン助けてもらおう。

それが成功への近道だ!!


※アイデアマンからあんまんを引くと「ん」が1個足らないけどね