成功するには、失敗を恐れるな！
なんて話を聞いた人も多いかと思う。
でも、失敗って怖いよね。
気合い入れたところで、怖いものは怖いのさ。
「転ばないで自転車乗れるようになった人はいない
うまく行くまで何度か失敗は付き物だ」
なんて言われたって、怖いものは怖いのさw
失敗を怖く感じると、そこで足踏みしちゃう。
そしたら上手くいかないよね。
だから、もしも失敗を怖く感じないで済むとしたら、たやすく行動出来るはずだ。
うまく行くまで行動出来るようになる。
結果成功しちゃう。
どうやったら失敗を恐れずポジティブに変換出来るのか？
今日はそんな体験談をしちゃうぞ。
これはオーストラリア大陸を自転車で走っていた頃、とあるノートに出会った。
その名は
「散々苦労するノート」
実際はカタカナで「サンザン クロースル ノート」と書かれていた。
実はこのノート
「サザンクロスノート」と言うもののパロディー版なのだ。
サザンクロスノートでは、オーストラリアでの感動的な体験談を旅人たちが書き込んでいた。
このノートは安宿から安宿を旅していて、旅人が旅をする途中持ち出して、次の安宿に置いていく感じだった。
１９９６年当時は、まだインターネットが普及していなかったので、こういったノートを読みながら他の旅人の情報を共有していたのだ。
アナログではあったけど、実に味わい深いものでねぇ。
他の旅人は、こんな感じで感動的な旅をしてるのかーと読み漁っていた。
そして自分が旅で感動したことを、ノートに書き記したのだ。
こんな感じでネットの無い時代でも、それはそれで楽しい情報を共有できたのだ。
さて、パロディー版の「サンザンクロースル ノート」こちらには、旅でどれだけ酷い目にあったのか、そこに書き込むのが流儀になっていたのだw
読むとかなり酷い目にあってる旅人が多いんだけど、もう爆笑しながら読んでいた。
書き手も自虐的になりながらも「この失敗っておいしいかも」と思いながら、笑いをちりばめながら書かれていたのだ。
中には作家顔負けの文章力を持つ旅人もいて、ほんとお腹抱えて笑ってしまったのだ。
旅人達がシェアしていた、いくつかのエピソードを紹介すると、、、
【とあるライダーの話】
バイクで転けて大怪我をすると、田舎町の親切な人が家に泊めさせてくれて、再びバイクに乗れるようになるまで看病してくれたと言うのだ。
それはそれは献身的に感動的に看病をしてくれて、別れ際には声を出して泣いてしまったそうだ。
ここまではサザンクロスノート的なエピソードなのだが、
「君が何かあっても困らないように、これを持って行きなさい」と言われ、封筒を差し出されたと言うのだ。
日本人的に受け取れないと遠慮しながらも、最終的には受け取ったそうだ。
泣きながらバイクを走らせ、看病してくれたファミリー達がずっとずっと見えなくなるまで走り、その封筒を震えながら開けたと言うのだ。
「お金まで渡してくれて、なんて良い人達なんだ。」と思いながらその封筒を開けると、そこには満面の笑顔のサイババの写真が入っていたと言うのだ。
でね、これを彼は、めっちゃ面白おかしく書くわけよw
もううろ覚えなんだけどさ、こんな感じだったかな。
泣きながら震える手で封筒を開けると、そこには現金ではなくて満面の笑顔の写真があった。
その写真の主は、、、、
サ
サ
サ
サイババーーーーーーー！！！！
みたいな感じで書いててさw
で、最初に看病していただいたエピソードも物凄く感動的に書かれてたり、バイクで転んでどれだけ痛い目にあったのかも書いててねw
ああ、俺が今そのノリで書いたとしても、旅人以外が読むとドン引きして終わるんだけどねw
旅人が見ると、お腹抱えて笑うのさw
別のエピソード
【とあるウマダーの話】
オーストラリアを旅する人達は、旅の交通手段によって呼ばれ方が異なっていた。
バスで旅する人はバスダー
バイクで旅する人はライダー
自転車で旅する人はチャリダー
車で旅する人はカーダー
そして馬で旅をする人がいて、彼はウマダーと名乗っていたそうだ。
ノートに限らず、旅人同士で出会うと、自分の失敗談をそれはそれは面白おかしく話して笑いを取り合っていたのだが、これは俺が又聞きした話なのだ。
面白い話は旅人同士で語り継がれる。
その旅人は、農場で働きながら旅を続けていた。
とある農場主に気に入られ長く働き、馬を一頭貰ったと言うのだ。
その馬に乗って意気揚々と旅に出た。
馬で旅をするなんて、なかなかいない。
旅人同士では、レアな旅をしてる人ほど一目置かれるのだ。
彼がどれだけ意気揚々と旅に出たかは、カンタンに想像できた。
初日の旅で、どれだけ素晴らしい体験が出来たのか、そのウマダーはたくさん語ったそうだ。そしてどんな旅をするのか、馬に揺られながらたくさん考えたそうだ。
翌朝、こんな感じで書かれていたらしい。
どこを探しても、俺の馬は見つからなかった。
俺のウマダーとしての旅は１日で終わったのだ・・・
これね、旅人同士の中ではめちゃめちゃ爆笑するところでさw
彼も見知らぬ旅人達に大笑いしてもらえるだろうなと想像しながら、失敗談を面白おかしく書いているんだよね。
そんなことが書かれてたって、別の旅人から聞いて俺たちはお腹を抱えて笑ったのだ。
で、ダラダラと長く書いちまったけど、要は
「失敗ってオイシイ」
って旅人時代に脳内変換されるようになったのさw
この失敗は、いつの日かオイシイものになるんだなと思うと、失敗して落ち込むことはあるけど、同時に別の声が聞こえてくる。「この体験、オイシ過ぎる・・・」
そうすると、あまり落ち込まなくなる。
オーストラリアのジャングルで、地割れに落ちて呆然とする俺w
https://ameblo.jp/hondakochan/entry-12199289040.html
この写真は、地割れに自転車を落として、荷物も全部外して道路に荷物と自転車をあげてパッキングし直して、ふえー大変だったーって一息付いてるところなんだけどさ。
わざわざ三脚を出して疲れたーってポーズをとって写真に収めてるんだよねw
なにせ一人旅なので。
あとで、これもオイシイネタになるなーって思ってたのさw
これは帰国してから、父の会社でがむしゃらにホームページを作っていた時
この写真はたまたま友人が激写してくれたんだけど、この写真を貼っていつか成功するって夢に見ていたのさ。
だってうまくいったら、この写真、後ですっげーネタになると思ってさ。
ほら、通販である怪しげなペンダントあるじゃん。
ホームレスから一転、このペンダントをしたら札束風呂に美女と入れるようになったみたいな写真あるじゃんw
そんな感じに見えちゃうじゃんw
１４年前のブログに、その頃のエピソードを書いたなw
成功を夢見ているならば、写真に撮っておこうぜ！
https://ameblo.jp/hondakochan/entry-12199289015.html
でさ。
失敗は後でネタになるって思考回路になった時から、失敗を面白がれるようになれたと思うのさ。
これがわかってきてから、
失敗を気合いで乗り越えるんじゃなくて
失敗を笑いながら仲良くしていく
って感じになれたのさ。
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