【あらすじ】
84日間の不漁に見舞われた老漁師は自らを慕う少年に見送られ、ひとり小舟で海へ出た。
見たこともない巨大カジキとの死闘。
岸に戻った老漁師、巨大カジキの姿に
少年、周りの漁師は何を思うか。
【感想】
正に死闘が繰り広げられました。
小舟でそんなに良い装備も無く、長年の経験を生かしてカジキと向き合います。
闘ってるのに、お互いが想い合ってるようにも感じられます🥲
闘いは巨大カジキだけではありません。
老漁師の境遇は現代でもあるかなあ🤔
と感じました。
仕事ができないから周りから冷ややかな目で見られ、
でもある人からは慕われていたりして。
当の本人は怒るでもなく、慕ってくれる人に感謝しながら、淡々と自分のやるべきことをやる。
うまくいかなくても嘆くことなく、
穏やかに生きる。
情けなく見えない。強さが見られる。
そっか、だからこの作品はノーベル文学賞をとったんだ。
わりとあっさりしていたので、なんでこの作品がノーベル賞? と思っていたけど。
この老漁師のようなおじいさんになりたいと思いました😌