【観劇記録】OH MY ゴースト!! | 手上のコイン Blog

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劇団たいしゅう小説家Present's
演劇集団スプートニク公演
『OH MY ゴースト!!』

2010年8月24日(火)~29日(日)
中野ザ・ポケット


脚本・演出 吉村ゆう


■Cast

吉岡毅志
南翔太
粟島瑞丸
福沢重文
斉藤真吾
与那嶺圭太
大芝孝平
藤沢瀬里菜
平野勲人

野久保直樹(声の出演)


■Story

ある日、突然、ゴーストがあなたの目の前に現れたら?
しかも、我々人間と、何一つ変わらない姿で。
びっくりしちゃいますよね?
しかも!そのゴーストはあなたにしか見えないのです。
しかも!「思い残した事」を叶えたいとあなたに、頼みごとをするのです。
しかも!あの世と現世と両方コンタクト出来る人間は、あなたしか、いないのです。
頼みごとが叶わないと、彼らは天国に召されないのです。
そんな馬鹿な?
そうなのです、そんな馬鹿なことがある男の身に降りかかって来るのです。
彼らはその男が唯一の頼りです。彷徨う彼らの魂を果たして彼は救うことが出来るのでしょうか?
ワンスチュエーションで描く、
ノンストップゴーストコメディー、
それが「OH MY ゴースト!!」です


とりあえず。
思い返すだにあのゴーストダンスは何だったんだろう……w
本編とは全く関係のない息抜き?サービスコーナーで、お客さんも一緒に手振りで踊らされましたが。
まあ、コメディーだから良しとしましょう(笑)

スプートニクらしい吹っ切れた馬鹿馬鹿しさと、ちょい泣きの要素も加わって、コメディーの王道に近い作品だったかと。

ボート競技の中でも4人のチームで行われる『フォア』という競技で、オリンピック選手→スポーツコメンテーターという華々しい世界で生きてきたかに思えるマサト。
様々な芸能人と浮き名を流していた彼は、付き合っていたアイドルのアリサとのドライブ中に事故に遭い、彼自身は九死に一生を得たが、恋人のアリサは不幸にも亡くなってしまい、現在彼は週刊誌にはあることないことを書き立てられている。

七年前の約束のためにと大学時代、フォアで同じチームを組んでいたグッチに、別荘へと呼び出されたマサト。
そこで大学時代の恋人、リコを奪い結婚した男、親友のワタルと再会するのだが、再会したワタルは幽霊になっていた。
しかも、その姿は他の仲間たち、新聞記者のコックスやグッチには見えていないらしい…。

本来見えない筈の自分の姿が、マサトに見えると知ったワタルは、急におかしな男と再婚すると言い出したリコを思いとどまらせてくれとマサトに訴える。
さまよえる魂を管理する天国の管理人、マルコビッチは、遺恨もあってワタルの願いを叶えることを渋るマサトを無理矢理言うことをきかせる方策を、ワタルに授けるのだが、そこへ、マサトの恋人だったアリサの幽霊(に乗っ取られた冴えない男)やそのアリサを追って後追い自殺してしまったアイドルオタクのタナカまでもが乱入し、大騒動。
振り回されるマサトだったが、幽霊の見えない面々は、そんなマサトを見て彼がおかしくなったと誤解する…。

以前にも確か吉村ゆうさんの作品を観た…ような……気がする………。って、記録遡ったら石川のアニキ(石川よしひろさん)とか岡田達也さんとか、首藤さんとか、勲人さんとか、その後も何度も拝見している役者さんとか(とか?)がなんかいっぱい出てた…。

その時の作品よりは、このゴーストの方が自分好みでした。そもそもポケットの劇場サイズの方が芸劇の小劇場よりも好きなんですよね、個人的に…。劇場サイズに合った芝居というのは必ずあるんですよ。

そして、全員が同じサイズの芝居をしていないと、アンバランスでなんだか座りの悪い芝居が出来上がる…。その点でいくと、いいバランスの座組だったなーと思います。

ちゃんと、ホロリとくるシーンに強引さを感じることもなく自然にジーンとできました。って、ここ意外と大事です(笑)

そういえば。
ゴトウさん…いや、ゴッドさん。
野久保くんが声の出演ということだったけど、初日と千秋楽(他にも出演した日もあったらしいけど観劇していない)はチラリと顔見せ程度の出演&一緒にゴーストダンス
してましたが。やっぱり華のある人なんだなーとは思ったよ。
↑一部友人向けコメントですみません。

スプートニクの次回公演は一体どんな趣向でくるのか。
大停電中のローカルラジオ局。
宇宙での冒険物語。
タイムスリップ学園モノ。
夢ネタオムニバス。
そして青春ゴーストストーリー。………。

まだまだまだまだ。
次回もちょっと青臭く、大いに笑えてスカッとできる…そんな舞台を創ってくれるだろうことを期待したい。