TWIN-BEATプロデュース
『ソウガ』
2009年10月10日(土)~18日(日)
全労済ホール/スペース・ゼロ
演出:きだつよし
脚本:羽仁修
■Cast
松風雅也
村井良大
北村栄基
小野健斗
郷本直也
石倉良笙
前田晃男
吉岡毅志
高木俊
鵜飼真帆
まっちゃん
中内啓行
黒田龍矢
ウネバサミ一輝
ハ・ヨンジュン
六本木康弘
縄田雄哉
花川仁教
菅原健志
きだつよし
笠原紳司
■Story
領土は小さいが、豊かな経済力を持ち他国の侵略を許していなかった椎名家には、
「最強の盾」と呼ばれる軍師・ツムギと、「最強の矛」と呼ばれる武将・オウカがいた。
しかし2人がいる限りは安泰かと思われていた椎名家にも、
ついに日本の3分の1を手中に収めたゲンシュウ軍がせまってきていた。
協議の結果、椎名家は降伏を選択。財産を明け渡すことを条件に、平和的に治まるはずだった。
だが城明け渡しの日、ゲンシュウ軍は突如大軍勢で攻め込んでくる。
大混乱の城内で、バラバラになってしまうツムギとオウカ。
そして1ヶ月の後、再会した2人は敵同士となっていた。お互いの胸に、お互いの思う正義を抱えて…
2人の刃が戦場で交わる時、歴史が大きく動き出す!!
<パンフレットより>
亡国編・相剋編、双方観劇。
去年の宿題消化中…
正直、亡国編(前半の公演)のみ観劇した際には、まだまだスッキリしない感が残った。
やはり2本で1本分という感じが。
試みとしては面白いと思う。小説でいえば、冷静と情熱のあいだ、で江國香織と辻仁成が男女の恋愛を女性側と男性側から描いたような。そういう構成だよな。
両方の主人公の側面からお芝居をみせて人物を掘り下げるというのは、
一本一本の芝居としての面白さからいうと、半減という気がした。
どちらもの要素もをきちんと芝居に盛り込もうとすることで、一つの芝居に深みを出した方が面白くなったのではないかと…。
逆サイドの事情を隠そう、隠そうとすることで、芝居本来の”伝える”面白さの要素が削られる形になっていてもったいない。
脇を固めていた役者は割とよかったな。
郷本くんとか、石倉さんとか、前田さんとか。
鵜飼真帆ちゃん、お転婆姫役がはまりすぎ(笑)
笠原くん、完全にそれは信○ですから…。(笑)
吉岡くんは忍者にしては動き重…げほ…ごほ…。
つまらなくはなかったけれど、完成度がも少し欲しかった。そんな作品。