マハトマ・ガンディーの秘密、続きの続きの続きの続きの続きの続き、性エネルギーの昇華 | 日本人よ速やかに新人類に変貌せよ!

日本人よ速やかに新人類に変貌せよ!

革命家足立啓司がゴーピ・クリシュナの遺志を継いで運営するクンダリーニ・リサーチ・ファンデーション日本支部からの情報発信。

先年2019年の7月29日、ゴーピ・クリシュナの「高次元意識」を発

 刊しました。アマゾンからのご注文はこちらへ

 

    書店にてご注文の方は「高次元意識」

  •    ISBN-10: 481501303
  •          ISBN-13: 978-4815013035
  •   よろしくお願いします!

 

 

 ガンディーの生涯におけるこの奇妙な行動は、実は、クンダリーニの視点からとらえると、容易に理解できます。親からの遺伝に恵まれたこと、そして彼自身の考え方の影響、さらには多分自分に課した修行の成果もあって、ガンディーには、クンダリーニのエネルギーの脳への流入が始まっていたのに違いありません。それは妻との性交を断つブラフマチャリヤ(不邪淫・禁欲の行)に入る前から始まっていたのかもしれません。性エネルギーが昇華して上方に流れる、サンスクリット語でウール・ドヴァ・レータと言いますが、ガンディーは自分がこの活動に入ったことを自覚したのだと思います。クンダリーニの覚醒初期段階にあっては、おびただしい量のエネルギーが蕩尽(とうじん)されるので性欲は消失し男根は萎縮さえします。このことをはっきりと書いているのがアーサー・アヴァロンの著書「The Serpent Power(蛇の力)」です。きっとガンディーも蛇の力の活動を感じたのでしょう。それは彼の言った言葉からもうかがえます。曰く「ブラフマチャリヤを真に修めると性器の様子が変化してくる。性器は、単に男か女かの性別を示すだけの象徴になる。性器が生産する分泌成分は、昇華して、全身を活性化する生命力となる。」

 クンダリーニ覚醒の第一段階は、数か月から数年にわたります。その違いは、体質や遺伝、生活習慣や行動様式に影響されます。クンダリーニの力の発動はとりもなおさず脳内の新しい生体活動を促すことなので、それはすなわち意識の発達・拡大を意味しています。そしてこの意識の拡大は、究極的には、宇宙の実相を見る神秘の認識体験へと至るのです。

 クンダリーニが呼び覚ます脳の活動センターの開口は、自然の配慮によって一度には起こりません。いきなり全ての過程が進行するのは過激すぎて危険。発狂や死の恐れさえあるからです。けれどもこの過程が良好な場合、それは少しづつ少しづつ進行していきます。意識が拡大する度(たび)に調整期間があり、尺取虫のように一歩また一歩とクンダリーニ覚醒の過程は進行していくわけです。そしてやがて本人にとっての最高段階にまで達するのです。調整期間中は性器からの分泌液が減少します。ためにその間場合によっては完全に性的能力が喪失しますが、期間が過ぎればまた回復します。

 進化の機構が努めるのは、脳のさらなる新しい生体活動に呼応する身体作りです。つまり、せっかく拡大してきた意識がまた元に戻らないように臓器と組織を対応させていくのです。身体と意識の連携は通常の意識状態でも知られています。この連携は、拡大した高次元意識であっても変わりないのです。生殖のための分泌液は意識の拡大という重大な目的のために、一滴残らず転用されます。人間革命の推進力として使われるのです。そのために、例えば男根はその形はとどめても著しく萎縮します。エネルギーの内的な消費のために得られる限りの分泌液が動員される。生殖器官のもう一つの高度な活動がここで展開するのです。

 

 アーサー・アヴァロン、なかなか意味深なペンネームですね。インド、カルカッタ地方で書かれたと言われている「Satcakranirūpana(六輪解脱)」をジョン・ウッドロフ卿が訳して1900年「サーペント・パワー(蛇の力)」と題して出版しました。アーサー・アヴァロン。もちろんこれは、イギリス伝説アーサー王と楽園の島アヴァロンをくっつけた名前でしょう。ふざけてるんでしょうか。それともウッドロフ卿は、このイギリス伝説とクンダリーニ伝説の関係性を信じていたのでしょうか。 

 さて、性器の萎縮とゴーピ師は言われていますが、仏陀の身体的特徴が「大智度論」等に説かれています。三十二相八十種好と言いますがその中には頂髻相(ちょうけいそう)もしくは肉髻(にくけい)と言って頭頂の肉が隆起している相が挙げられています。一説では、クンダリーニが覚醒してサハースララチャクラまで上り詰めると頭頂が盛り上がると言います。そしてここでもう一つ重要な仏陀の特徴が馬陰蔵相です。つまり男根が馬のように体内に隠れているという。仏陀のおちんちんはとっても小さかった!?わかるような気がする。 

 聖者は絶対性欲を超えてる!時代が変わる激動の明治期、日本でも稀代の聖者が出現しました。既に紹介した「高橋宥明上人」。そしてもう一人が「長南(ちょうなん、おさなみ)年恵」です。この方も物凄い聖者、超能力者でしたが生涯生理がなかった。どれくらい凄かったかは、ネットで検索すると直ぐに出ますので是非一度検索してみて下さい。

 仏陀はヨーガの達人とも呼ばれていました。そしてヨーガの目的はクンダリーニの開発です。「瑜伽師地論」という仏教経典があります。玄奘がどうしても究明したくてそのためにインドへの旅を決意させたお経です。ヨーガの修行者が通過すべき行程を説いていますが、一説では、作者の無著(アサンガ)が「日光三昧」に入って弥勒から授かった、と伝えられています。この日光って、クンダリーニ覚醒時の輝きの事ではなかろうか?玄奘は唐に帰る前にカシミール(ゴーピ・クリシュナの故郷!)に2年間滞在して高僧の下で修業したそうです。何やってたんだろう?僕はきっとヨーガの実践、すなわち瑜伽行をしていたと思う。瑜伽行から生まれた唯識思想はもうゴーピ師の言う「意識が意識を認識する新次元」そのものだと思うのは僕だけでしょうか?ガンディーの頭の中にも果たしてクンダリーニと言う言葉が存在していたのだろうか?

 

 

ホモ・ノブス/足立啓司