マハトマ・ガンディーの秘密、続きの続きの続きの続きの続き、性エネルギーの昇華 | 日本人よ速やかに新人類に変貌せよ!

日本人よ速やかに新人類に変貌せよ!

革命家足立啓司がゴーピ・クリシュナの遺志を継いで運営するクンダリーニ・リサーチ・ファンデーション日本支部からの情報発信。

先年2019年の7月29日、ゴーピ・クリシュナの「高次元意識」を発

 刊しました。アマゾンからのご注文はこちらへ

 

    書店にてご注文の方は「高次元意識」

  •    ISBN-10: 481501303
  •          ISBN-13: 978-4815013035
  •   よろしくお願いします!

 

 

 

 さて、ガンディーの家、言わば修行のための一種の生活共同体で行われていることが外部に知れ渡ると、そのニュースは当時の各政党のリーダー達に大きなショックを与えました。ちなみに、当時のインドは政治的に危機的状況にもありました。或る夕方、祈りの時間の集りでガンディーは初めてその悪い噂を聞かされました。彼は集まっていた共同体の仲間達によく説明し落ち着かせましたが、その後も外部の中傷誹謗はおさまることなく広がっていきました。或る日デリーから密使がやって来ました。そしてガンディーの奇妙な行動について抗議したのです。彼はしかし改めるつもりの無いことをきっぱりと断言しました。結局最後に折れたのはマヌです。おそらくは密使のうちの誰かの言に従ったのでしょう。これまで通り振舞うが同衾(どうきん)の修行だけは止めよう、とマヌはガンディーを説得し合意させたのです。

 この、常識では理解しかねるガンディーのエピソードについて納得のできるような説明はありません。ガンディーは、誠実に良心に則(のっと)って行動を取りました。中傷も恐れず我が道を行きました。そのために困難にも会いました。けれども決してくじけなかった。命も賭けていました。そんな彼に対して、性的欲求をうまく隠すためにマヌに母親として接するなどという口実をつけたと誹謗するのは公平ではないと思うのです。それにしても、なぜガンディーは、ブラフマチャリヤという修行の名の下に周囲の目など無視してマヌと同衾する行為にそれほどこだわったのでしょうか。不思議ですね。誤解を招きスキャンダルに発展し挙げ句には自分の名声や今後の使命の遂行(すいこう)にも打撃を与える危険を十分承知していたはずです。目から鼻に抜ける、才長(た)けた民衆のリーダー、ガンディーがそんな間抜けた行為をするものでしょうか。自分の常識外れの行動が招くかもしれない結果について予想していなかったのでしょうか。私にはそうは思えません。

 

 昔から、「英雄色(いろ)を好む」ということわざがありますが、そういう言葉は精力の誇示を良しとした俗物の覇者には合います。しかしガンディーは物質欲や自己保身欲さえ持たない聖者でした。間違いなく真面目に修行としてマヌとの同衾を実行していたと僕も考えます。自分の弱点を自覚して、それを鍛えなおすためにあえてその弱点と対面する行為を実践する。僭越ですが僕にも経験があります。僕の場合は恐怖感でした。自分の臆病さでした。それも心霊に対する・・・。15才でクンダリーニの理論に出会って以来、修験道、密教、ヨーガ等修行を重ねていた僕でしたが神経が過敏になったのかしばしば人間の声ではないものを聞くようになりました。たまたま隣に居る人の様子を見ると平常で何も聞いていないようだ。はては自分の声の反響か、と話すのを止めてもその声は鼓膜を通してではなく直(じか)に脳に響いてくる。怖かったです、その正体がわからなかったから。でも当時は自分への課行として真言読誦100万遍とか九字切り10万回とか呼吸法とか断食行とか寒中滝行とか合気の鍛錬とかやっており、その折々の行の節目には必ず山に籠って仕上げをしておりました。名も無い山そして霊山として知れた御岳、白山、八ヶ岳,富士山、戸隠等々。樹下石上(じゅかせきじょう)野宿の瞑想行ですが、わざと人が来ないような奥に行きました。恐怖感と対峙するためです。そういう人気の無い道奥に入っていくと何故か総身にざわっと粟(あわ)立つのです。聞こえるはずの無い声も聞こえてきました。例えば大勢の子供達がわいわいがやがやと遊んでいる声。早送りのテープが再生するような声の読経(どきょう)。足はすくんでいるから逃げられない。そんな状況が来ることを承知で山に入り只管(ひたすら)実行したのが自分を見捨てない聖なる存在への祈念でした。神とか仏とかすでに自分が知っていた概念をもっと超えた名前も無い究極の存在に向かって恐怖の中で祈りました。問題から逃げない、対面してその解決を図る。おかげで僕はクンダリーニの女神とつながったのです。人間進化の原動力です。

 ガンディーもきっと自分の性欲が気に入らなくて、同衾という過激な手段に出て、その昇華に努めたのだろうなぁ。

 ゴーピ師匠は何と説明してくれますか。また次のブログで・・・。

 

 

ホモ・ノブス/足立啓司