マハトマ・ガンディーの秘密、続きの続きの続きの続き、性エネルギーの昇華 | 日本人よ速やかに新人類に変貌せよ!

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革命家足立啓司がゴーピ・クリシュナの遺志を継いで運営するクンダリーニ・リサーチ・ファンデーション日本支部からの情報発信。

先年2019年の7月29日、ゴーピ・クリシュナの「高次元意識」を発

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    書店にてご注文の方は「高次元意識」

  •    ISBN-10: 481501303
  •          ISBN-13: 978-4815013035
  •   よろしくお願いします!

 

 

 ここで話のテーマになるのは19歳の姪孫(テッソン、兄弟の孫娘)マヌです。彼女は幼い時孤児となりガンディー夫妻に引き取られ孫として育てられました。ガンディーの妻が他界した後、ガンディーは、マヌに今後は自分が母として対していくと約束し、事実母親がするようにガンディーはマヌを扱っていきました。或る日マヌは恥ずかしそうにガンディーに、「一度も性的な興奮を覚えたことが無い」と打ち明けました。マヌは19歳になっていました。この年頃なら、性的な空想が浮かぶのは普通です。ガンディー自身は、1906年にブラフマチャリヤ(禁欲)の誓いを立て妻との性交を断っていました。彼は厳しくこの誓いを実行していました。わずかでも性欲が湧くと徹底してそれを消去しました。彼はまた、リビドー(性的欲求)の発生を最小にする食事法を色々と研究し実践していました。そんな訳で当時のガンディーは、厳格な自分が性衝動の最後の痕跡まで消し去ったと確信していたのでした。ところがその確信が30年後の或る晩みじんに砕け散ったのです。自分の性器が勃起している、それに気づいたのです。あれほど長い期間努力したのに目的は達せられていない!彼の失望は大きかった。ガンディーは信じていたのです。ブラフマチャリヤに成功したなら、たとえ全裸のヴィーナスが横に寝ていても自分には心理的にも肉体的にも動揺は無い、と。自分の生涯に課せられた使命を実行するうえに必要な道義的、精神的な力は、性エネルギーの昇華でより増強する。それが彼の信念でした。

 マヌの告白を聞いて、ガンディーは或る実験を思いつき提案しました。それは、全く何の性的な考えを抱かずに、母と娘のように同じ寝床で眠るというものです。マヌもその提案に同意しました。二人は実験を開始したのです。しかしまもなく、実験には、事情を理解しない人達の間から良しとしない噂がもちあがり、やがてスキャンダルとして広まっていったのです。一方、ガンディーは、自分の節制力が強くなっていく自覚にしたがって女性に対しての身体的接触をより広げていきました。病気の女性達を引き取り自ら世話をしました。そして後には彼女達に自分の世話をすることを許しました。当時ガンディーは半裸で過ごしていましたが、毎日の身体マッサージは若い女性達の日課でした。何とそんな状態のままで、ガンディーは政治指導者としてインタビューや助言の仕事にあたっていたのです。

 

 ガンディーが暗殺された時、財産はありませんでした。歩くとき必要な杖と携帯用便器(インドの公衆衛生はひどい。そこら中に糞便があふれている)、それだけが唯一のガンディーの所有物だったのです。まさに物質には何の関心もなかった。政治指導者はこうでなくっちゃ!今の政治家の中に果たして自己への物質欲を制御できている人物がいるでしょうか?

 僕はガンディーの他にもう一人いつも半裸で過ごしていた人物を知っています。ディルゴ・ケンツェ・リンポチェです。1991年にお亡くなりになりましたが、彼はダライ・ラマのお師匠さんでもあります。チベット仏教ニンマ派の長であられダライ・ラマ法王には「グヒャガルバタントラ(秘密蔵タントラ)」を始め数々の秘伝を伝授されています。僕は1985年、ブッダガヤでのカーラチャクラ大法会に参加した折、その法会に参加するためにお越しになっていたケンツェ・リンポチェにお目見えする機会に恵まれました。僕のチベット語の先生が手配してくれました。当時「ゾクチェン」の教義体系に幾つかの質問があった僕はリンポチェに対面し色々と伺いたかったのです。そのリンポチェ、2m近い偉丈夫で、半裸で、大きな手には指輪が一杯はまっていました。物凄いオーラ―でした。圧倒されました。

 マハトマ・ガンディーはブラバッキーの神智学協会に非常に影響を受けています。そのイギリス経由の逆輸入で彼はヨーガやインド思想に目覚めたのでした。ブラフマチャリヤはヨーガの体系ではその基本にあるヤマ・ニヤマ(禁戒・勧戒=やるべきでないこと・やるべきこと)に属します。彼のことだからブラフマチャリヤ以外のヤマ・ニヤマにもきっと研鑽したはずです。徳性の修養はクンダリーニの発動に不可欠です。ガンディーもそっちの方向に行ったと僕は思います。ゴーピ師がそれをこれから説いてくれるのでしょう。

 今回はディルゴ・ケンツェ・リンポチェ師の情報を貼り付けておきます。どうか見て下さい、

 

 

 では次回のブログで。

 

 

 

ホモ・ノブス/足立啓司