今年も8月にアイヌ文化フェスティバル | 楽しい倫敦 おいしい倫敦 

今年も8月にアイヌ文化フェスティバル

アイヌ文化は比較的身近な異文化ということに加えて、ささやかな贖罪意識もあってかな、興味がある。かたや某代議士は国連女性差別撤廃委員会に民族衣装で出席した女性を揶揄してチマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんとFACEBOOK、これは総務政務官更迭だけで済む話じゃないだろう。与党の国会議員であればアイヌにしても朝鮮にしても、日本政府が犯し続けた人権侵害に無責任でいられるはずがない。

2024.9.2(月)

土曜に 有楽町マリオン に行ったのは、

去年に続き8月に 有楽町朝日ホール で開催された アイヌ文化フェスティバル を楽しむため。

個人的には4回目だが、開催は23回目と言ってたかな。

驚いたことに600以上もある席の半ば以上が開演30分前に埋まっており、間もなく満員札止めとなった。無料だからインテリ高齢者が多数押し寄せるのだが、少しずつ若い人が増えているかも。来年は予約制になりそう。

前説に登場した白老町の ウポポイ の謎のゆるキャラ、トゥレッポん くんも知ってる人は知っているようだった。(トゥレプはでんぷんを取る貴重な食料であるユリ科のオオウバユリで、ポを付けて小さいものを表すとか。)

出し物は毎回がらりと替わる。最初に登場した 舞香 さん(カッコいい山本舞香さんではない)はなんと1時間半近い一人芝居で、金田一京助に見出されてカムイユカラ、アイヌ神謡を文字を持たないアイヌ語から日本語に翻訳して出版した 知里幸恵 の一生を七色の声色で語る大熱演だった。差別の中で学んだ実業学校でも優秀な成績だったが体が弱く、早世したことが惜しまれる人。

次に登場したのは Pete さん、ってピートじゃない。元は東京生まれのロッカーだった彼の本名が辺泥敏弘、辺泥は ペテ という苗字の当て字で、ロッカーが今は五弦のトンコリの製作者兼奏者なのだった。

続けて 平取アイヌ文化保存会平村晴美 さんの口承文芸、ユカラは映像字幕付きでの紹介、そして 古式舞踊 で幕。

この日の腹ごしらえは、首都高の下で古いし場所的に外れてお手頃なのにあまり混まない インズ2 で見繕った 麻辣 川府担々刀削麺 が980円。そこそこボリューミーで美味しかったが、四川の割りには辛さがほどほど、辛党には物足りないかもしれない。

この日の主食は朝がショートパスタで夜がソース焼きそば、特に意識した訳ではないが、米抜きの1日となった。