魚の浜恵に流しのにーちゃん | 楽しい倫敦 おいしい倫敦 

魚の浜恵に流しのにーちゃん

2024.5.2(木)

Playground Becomes Dark Slowly の後は松本楼とかミッドタウンというのが連れ合いの希望であったが、少々強引に 有楽町 まで引っ張る。でもあのガード下、もつやき 登運とん なんかは超満員だったから高架下の 有楽町産直横丁 を物色して、

全国漁港直送! と謳う 魚の浜恵 を試すことにした。

でも よだれ頬肉海鮮塩炒め は不味くはなくても、あんまりほめられない。

と思っていたらなんとびっくり、ギターを抱えた流しのにーちゃんが現れた。そんなのは五十年前に飲み屋街で見掛けたかな、って感じ? 〽酒は涙か溜息か、みたいなイメージだから面倒臭いなあと思ったが、歌のメニューを見るとビートルズのイエスタデイなど有名どころが10曲ほどに加えて洋楽色々、邦楽では70年代フォークなど世代的にこちらに合わせてきている。なんと超難曲である ボヘミアンラプソディ まであるのに驚いたら、早速そのさわりを効かせてくれたりした。ビートルズだったら他にも色々できますなんて言うので軽く無茶ブリ、ロックンロールの One After 909 なんて言ったらギター1本でキーボードのフレーズを器用に織り込んでぶちかます。歌詞も端末に頼らず暗記していたようだ。図に乗ってこれもギター1本では厳しそうな A Day In The Life と言っても軽くこなしてしまったのに感心、連れ合いがこれはメニューから 恋人よ なんてのもリクエスト、少しチップをはずんだ。(昔は3曲千円とか言ったが物価が違うかも。) 

名前を聞くと井口克彦さん、流しが本業という訳ではなくここには週1回位、ライブもやってるシンガーソングライターだった。レパートリー的にはこちらと同年代かのようだが、プロフィールにある音楽歴からするともうちょっと遅れてきて古い音楽にハマった人のようだった。

倫敦の地下鉄バスカ―、土門さんを思い出しましたね、A Day In The Life もこなした彼はもう辞めたのかな。HPはもう閉じているようだ。