2000年5月3日に発生した西鉄バスジャック事件の犯人の2chでのハンドルネーム。
ネオむぎ茶。
元々は「キャットキラー」という固定ハンドルネームを使っていたが、他のユーザーから疎まれていた。
そのうちに1000レス目を取った方が勝ち、という提案を自らし、負けて逆上して「ネオむぎ茶」に改名。
事件当日、2ちゃんねるに「ネオむぎ茶」のハンドルネームでスレッドを立て、「ヒヒヒヒヒ」とだけ書き込みをして犯行に及んだ。
当時17歳だった少年は、中学校時代にいじめにあい、家庭内暴力をふるっていた。
高校受験を目前にした1998年1月に、クラスメイトからの挑発を受け、踊り場から飛び降りて着地に失敗、重傷を負い入院。
病室で受験した高校に入学したが、校風が合わないという理由ですぐに中退した。
不登校になった少年は親にパソコンをねだり、寝食を忘れるほど2ちゃんねるに熱中した。
家庭内暴力はますます悪化し、危険を感じた親が療養所に入院させる手続きをする。
入院を決めた親に「絶対許さない」と発言しつつ、入院後は礼儀正しくしっかりとした態度で周囲の人間と接し、医師からも外泊許可が出された。
この頃他の場所で起きた、別の少年による殺人事件のことを知り、手記でこの少年をほめたたえ、早く自分も彼のようになりたいと記していた。
この日、少年は自分の母校である中学校で無差別殺人を行うつもりでいたが、ゴールデンウィーク中で学校が休みだったため、バスジャックを実行。
この事件で2人が負傷、1人が死亡。
日本のバスジャックにおいて、人質が死亡した初めての事件となった。
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事件や、この人の生い立ちについて、調べはしたけどなんだかこれ以上書ききれなかった。
どんな人なのか、何が渦巻いていたのか、ほんとうのことはわからない。
「キレる17歳」とか、「理由なき犯罪世代」とか、いろいろ言われていたけど、、、
17歳って本当に多感な時期。
私は部活しかしてなかったけど、いろんなこと考えて、いろんなこと吸収して、あの日々があったから今があると思う。
自分を隠して優等生としてふるまって、どんな毎日だったんだろうな…。
2ちゃんねるってたいそう恐ろしい場所なんだな、と思っていた頃でした。