塩田剛三 (2010.3.26.) | homework

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宿題のまとめ

しおだごうぞう。本名:塩田剛(たけし)。
1915年9月9日~1994年7月17日。
東京府四谷区出身の合気道家。

身長154cm、体重46kgとかなり小柄だったが、大変に強く、「不世出の達人」「現代に生きる達人」「行ける伝説」と謳われた。

小学校時代から剣道や柔道を習い、旧制東京府立第六中学校(現・都立新宿高校)5年の時には、柔道三段であった。


18歳の時に校長の誘いで見学に行った植芝道場で、植芝盛平に手合わせを挑んで一瞬で投げ飛ばされ、即日入門を決意。

これ以降、約8年間植芝のもとで修行に励んだ。

その間、反射神経を鍛えるために、水槽の中を泳ぐ金魚の動きに合わせて左右に動くという訓練を毎日休まず続けた。

その結果、超人的な反射神経と集中力を体得し、視界から消えるとまで評された体捌きを完成させた。


その後、陸軍軍人の畑俊六の秘書として海外の各地に派遣され、勤務の傍ら合気道の普及に努め、1946年の帰国後、植芝のもとで、再び修行に打ち込んだ。


1955年、日本総合古武道大会において演武を披露し、同大会最優秀賞を受賞したことにより、社会の合気道への関心を集めた。

翌年、政財界の後押しを受け、「合気道養神会」を結成。

会派・養神館合気道を立ち上げ、道場を新宿区筑土八幡に設立。


その後も数々の賞を受賞している。


相手にほとんど触れずに反動を利用して投げ飛ばしたり、大の男4人がかりで襲いかかったのをいとも簡単に倒してしまうので、やらせではないかと疑われることもあったが、実際に手合わせをした人は、口をそろえてやらせを否定し、彼を称賛した。


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空気投げというものを初めて動画で見たとき、確かにやらせを疑いたくなった。

すごすぎて。片手で自分よりずっと大きい人を投げ飛ばしちゃうんだもの。

合気道は相手の力を利用して跳ね返す武道だから、女子供や小柄な人にもやりやすいと聞いたことがあって、動画をみて、改めてすごくやりたくなった。

本気で習いに行こうかなあ。実戦教えてもらえるのかしら。


グラップラー刃牙の柔道家・渋川剛気のモデルとして知られているそうだけど、「人が人を倒すための武術が必要な時代は終わった。そういう人間は自分が最後でいい。これからは和合の道として、世の中の役に立てばよい」と語っていた、というエピソードを読んだら、なんだか剣心にも似ているなと思った。

合気道で一番強い技は何かと問われたときに、「自分を殺しに来た相手と友達になること」と言ったというのも、なんだか人柄を垣間見られるようで、いいなあと思う。


魅力的だなあ、合気道。