平衡感覚をつかさどる器官。
内耳の前庭につながっている、半円形のチューブ状の3つの半規管の総称。
ヒトを含むほとんどの脊椎動物が半規管を3つもつが、無顎類であるヤツメウナギ類は2つ、ヌタウナギ類は1つであり、必ずしも「三半規管」という名称があてはまるわけではない。
3つの半規管は「前半規管」「後半規管」「外半規管」といい、それぞれがおよそ90度の角度に傾いている。
3つの半規管の中を満たすリンパ液の動きにより、X軸、Y軸、Z軸のように3次元的なあらゆる回転運動を感知することができる。
身体の回転が続くと、三半規管内のリンパ液も一緒に回転してしまい、身体が止まってもリンパ液は回転を続けるので、正しい信号が脳へ送られなくなる。
また、水中では、冷たい水が耳の中に入り、リンパの粘度が高くなるので回転覚が掴みにくくなる。
三半規管の機能は、後ろ歩きや前・後転、ブランコなどによって鍛えることができる。
目を閉じたりして、視覚補正が働かない条件で行うと、さらに効果的。
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半規管の外側が骨でできている、ということを初めて知った!
なにかやわらかいものを想像していたので、結構びっくりした。
水中で方向感覚がなくなることがあるのは、リンパ液の粘性が温度によって変化するからなのか。
でも鍛えておけば水に落ちても生還しやすいのかな。
ブランコでたくさんあそぶことにしよう。