クラーヴェ (2010.2.2.) | homework

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宿題のまとめ

ラテン音楽の基本となるリズムパターン。

claveはスペイン語で「鍵」の意味で、テンポを構成するためのキーとして用いられ、

単純なリズム装飾だけでなく、精巧な構造的枠組みをつくることもできる。



クラーベには以下の主要な3つのリズムパターンがある。


(実際の演奏では、「3」側の3番目の音符と「2」側の最初の音符は、西洋音楽的記譜法のリズムにはぴったり収まらない位置に来ることが多い)


最初の小節に3つ、2番目の小節に2つの音符があるパターンを3:2方向、

この小節を逆にしたものを2:3クラーベと呼ぶ。




「ソン・クラーベ」

同名のキューバ音楽スタイルから名づけられた、キューバのポピュラー音楽で最も一般的なリズムパターン。


「ルンバ・クラーベ」

民族音楽的なグアグアンコのスタイルで用いられることが多い。

3:2クラーベが一般的。



「6/8クラーベ」
3番目のキューバン・クラーベは西アフリカ(サハラ以南アフリカという見解もある)の12/8拍子を適用したもの。

カウベルのパターンとして、ルンバ・コロンビア、アバカなどの民族音楽スタイルで演奏される。




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大学の、民族音楽演習という授業で初めて耳にした「クラーベ」。

西洋音楽には当てはまらないリズムなのに、なんだかどうしても「楽譜の通りに」叩いてしまって、ちょっぴり難しかったような。

音楽を聴けば、感覚としてはわかる気がするのに、自分から発するとなるとどうもなんだか違ったものになってしまう。

サムルノリをやってもそのことはいつも感じる大きな壁だなあ。

育ってきた環境って本当に大きい。


しかしそう考えると、打楽器専攻だった友達がラテンアメリカ研究会でサンバやってたのってすごいことに思えてくるな。


どんな音楽でもそれはあることなんだろうな。

ワルツの溜めみたいなものだって私がやるとどうもダサくなるし。。


逆に自分はソングとかをクラシックどっぷりの人よりはしっくり歌える気がするのも

広い意味では同じことなのかもしれない。


育ってきた環境と、今置かれている環境が、私をつくっている、ということ。