目黒川から下北沢へ、散策と随想の休日 | 霽月日乗・ホーマーEのブログ

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個人の備忘録です。

一昨日の金曜日、当初は午前中に『くちびるに歌を』をサクッと見て、午後から仕事、という予定でしたが、いろいろあってほぼ徹夜になりましたので、映画は断念、週末の天気予報は雨とのことで、代わりに今のうちに花見しようと思い立ち、目黒川へ出かけました。近場の千鳥ヶ淵とか染井墓地でもよかったんですが、目黒川にはエビ中メンバーも行ってますからね、残像を求めるかのようにフラフラと行ってしまいました。この辺の心中お察しください。

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風が強くて雨も降りそう、ひさかたの光のどけき、とは参りませんでしたが、川面はちょうど花筏がキレイ、翌日には筏どころか水が見えないほど散ったもよう、ちょうどいい時に行けてよかった。

しかし遊歩道は大混雑でしたね。目黒駅から権之助坂を降りて行って、そこから川を北へと遡上したのですが、中目黒を過ぎるあたりから暮れのアメ横みたいな状態でした。まあでも賑やかな方が花の季節らしくていいですよね。

大橋で目黒川から離脱、昔バイトしてた引越し屋の事務所(今は違うテナントが入ってました)、五目豆腐をよく食べた中華料理屋(これはもと渋谷の桜丘にあったのが移転、でもその後ほどなく廃業しました)、銭湯の跡地、自分の住んでいた井の頭線の線路脇のアパート、その他いまはもう失われた場所を確認しつつ、駒場東大前から下北沢へ電車で移動しました。

途中でまるたつさんにエアリプ送ったらすぐに返事、ディスクユニオンで待ち合わせてその後喫茶店でミーティング。取れなかった春ツアーのチケットのこととか、例の騒動のこととか、プライベートのこととか、少し人と対話をして自分の考えをまとめたかったので本当に助かりました。まるたつさん、心優しき人、忙しいのに付き合ってもらって有難うね。

その後、またディスクユニオンに戻って、折角だからレコードを物色。下北沢店も渋谷と同じく3枚買うと5%引き。

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まずはバリー・ホワイト。十代の頃「ソウルトレイン」で見てその威容にたまげた(笑)。体もデカいけどシャツの襟が顔を隠すほど巨大だったなあ。旧友に会ったような心地がして、懐かしさの余りのジャケ買いです。1974年、これは2枚目のアルバムかな?  歌はほとんどなくインストルメンタル中心、海の家で適当に流すような音楽ですが、たまにはこういうのもいいでしょう。バリー・ホワイトはレス・マッキャンとかチャック・ブラウンのようなダミ声系で、ホントは彼のヴォーカルがふんだんに聴けるアルバムの方が好ましいんだけど、これ、514円だったからね、贅沢は言いません。20th Centuryというレーベルは言うまでもなく映画の20世紀フォックス社のレコード部門、でもワーナーとかコロンビアに比べると、僕の好きな分野ではあまりいい作品ありませんね。

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そしてまたヴァンガード盤、だって安いんだもん(笑)。これはジャケにシュリンク残存、盤質もいいのに411円!  たまに無性に聴きたくなるラルフ・タウナーgのレコード、そう言えば今1枚も家にないなあと思いつつすぐ確保。ヴァンガードのオレゴンは似たようなジャケットが多いので、前は同じレコードを何度も買ってました。買い過ぎて聴く時間がなかったから聴いてない→持ってるかどうか記憶が曖昧→見かけたら取りあえず買う、の悪循環。幸い、今は所有の有無がはっきりしてますので健康的に購買できます。1975年のライブ盤、4人それぞれが超絶技巧の持ち主なので、スタジオで丹精した録音と比べても遜色ない出来、良いです。もちろん故コリン・ウォルコットも入ってますよ。

3枚目はラリー・コリエルの同じくヴァンガード盤を選んでたんですが、試聴してみるとA1の出だしがプレスミス、こういう致命的な欠陥のある盤は買っても聴かなくなりますから、いくら安くても買いません。店員の女の子にもう1枚で5%引きですよ~、と促されましたが、少々疲れたので丁重にお断りしてこの2枚だけ購入。あとから思えばスティービー・ワンダーのモータウン初期作品のコンピ3枚組が700円くらいだったから、あれでも買っとけばよかったかな?  などと、以前下北FMの公録やってたファーストキッチンの前あたりでふと思ったけど、まあいいやと気を取り直してフラッシュ・ディスクランチへ。

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店主の椿さんがいたら久しぶりに挨拶しようと思ってたら、あいにくの不在で帰りが遅くなるとのこと。

ここでレコードを選ぶのはいつも時間がかかって困ります。買い出したらキリがないし、かと言ってここで1点だけ選ぶのは至難の技。コルトレーンのクル・セ・ママのオレンジが1枚、赤黒が2枚ありましたがいずれもステレオ盤、これのモノラル盤があればなあと思いながら、結局これを選びました。

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ドルフィーのダグラスセッションの2枚組。もともと別々に出てました。オリジナル、1枚は持ってます。

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もう1枚、FMレーベルのConversationsの方は、日本盤や再発盤はしょっちゅう見ますが、オリジナルは見たことありません。以前はオリジナルにやや近いヨーロッパ盤を持ってました。

この2枚組、既存の2枚のレコードを単にカップリングしただけじゃなく、曲順もシャッフルされてます。録音順かな?  ライナーにもその辺のことは何も書いてません。

でも僕の好きなジルバ・ワルツとアイアンマンが1枚目のA面に続けて入ってるので◎、正直なところこのセッションはこの2曲しか聴かないので重宝します。1976年の再発盤。アラン・ダグラスはもとフリーランスのプロデューサーでしたがUAレーベルでビル・エヴァンスやチャーリー・ミンガスの作品を制作して名を上げ、その後ジミヘンのプロデューサーとなり、自らのレーベルも立ち上げました。この2枚組もダグラスレーベルですが、この頃はもうCasablancaの傘下になってますね、刻印も手書きであまりいいプレスとは言えません。上の写真のアイアンマンのオリジナルは60年代、刻印の字体から判断してプレスはRCA、ビニルの素材もよく、モノとして高級なレコードでした。一昨日購入した2枚組は70年代のローコスト品、それでも税込み1080円でしたから文句はありません。

これで半日の散策は終了、どこにも寄らずに帰宅して、家族が旅行で留守なので一人でちょこちょこと料理して夕食、その後、校長とみれいちゃんのユーストを見て、それについて少し考えたあと、この2日間で買ったレコードをメンテナンスして一通り聴いてるとまた朝方になってしまいました。

これ、充実してるというのかな?  まあでも自分的には内容の濃い休日でした。