これだけ木目も蘇ります | 住まいと環境~手づくり輸入住宅のホームメイド

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名古屋で自然志向の本物の輸入住宅を造りたいと思って、カナダから外壁用レンガ、ドライウォール用資材、バスタブ、キッチン・洗面キャビネット、水栓金具、自然素材等を輸入しているビルダーです。環境・アレルギー・アトピーの症状に配慮した家づくりを目指しています。



今日、豊田市の輸入住宅にお伺いして、輸入の玄関ドアの塗り直しを
行いました。

輸入ドアは、ファイバーグラス製のダブルサイドライト付き3枚ドア。

美しい楕円のステンドグラスも、ドアを引き立たせています。

7年前にドアの塗装やメンテナンスを行ったのですが、ドアが南面に
面していることから、太陽の紫外線や熱さ、台風等の風雨、中国の
黄砂にも曝され、塗装が酷く剥げてしまいました。

通常のファイバーグラス製ドアの塗装であれば、表面に塗ったトップ
コート(クリアの表面保護塗料)のみが傷むのですが、下地の着色塗料も
剥げてきている状況でした。

ですから、今回の塗装メンテナンスは下地作りから行わなければなりません。

(着色塗装が無事であれば、トップコートのみの塗り増しでOKなんですが、
そうではありませんから、劣化した塗装の除去を行った上で、着色塗装1回、
トップコート塗装2回の合計3回の作業が必要です)

木目調ファイバーグラス製ドア専用の塗料とは言え、厚塗りしたんでは
油性塗料をベタ塗りしたように木目が消えてしまいますから、塗料を塗っては
それを少し擦り取るという作業を繰り返し、木目の濃淡が浮き出るように
仕上げていきます。

そうして着色した下地が出来上がっただけでは、ドアにツヤもなく古びた
寂しいドアにしか見えません。



そして、トップコートの塗装を2度塗って完成した様子が、2枚目の写真です。

木目も表面のツヤも見事に再現されて、新築した当時のドアの趣きが蘇りました。

技術とセンス、適切な道具と材料さえあれば、このように高級感のある玄関
ドアになるのですから、10年以上経ったファイバーグラスの玄関ドアは、
是非塗り直しを行ってみては如何でしょうか。

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