シロアリと雨漏れ被害を復旧しました | 住まいと環境~手づくり輸入住宅のホームメイド

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名古屋で自然志向の本物の輸入住宅を造りたいと思って、カナダから外壁用レンガ、ドライウォール用資材、バスタブ、キッチン・洗面キャビネット、水栓金具、自然素材等を輸入しているビルダーです。環境・アレルギー・アトピーの症状に配慮した家づくりを目指しています。



熊本のお客様からご依頼を頂きましたスライディング・パティオドア
(掃出しサッシ)の修理メンテナンスを行いました。

サッシは、リッチモンド(Richmond)製のアルミクラッドサッシです。

恐らくサッシ枠の下から侵入したシロアリが、雨漏れで枠が腐った
ドア本体をも食べて被害が広がったのだろうと思いますが、両サイドの
サッシ枠やハメ殺し(FIX)ドアと可動ドアにも被害が拡大していました。

両ドアの下枠だけでなく、側枠をも食べていましたから、大きなペアガラス
といったものも一旦外して、ドアの枠全体を取り替えなければ修理不能
といった大掛かりなメンテナンスでした。



2つのドアを外して名古屋まで持ち帰り、ドア枠の部材は交換の範囲を
チェックした上で、食われた部分の木枠を新しく作り直すことが必要でした。

1枚当たり100kg近いドアを2枚熊本と名古屋を往復させなければならず、
途中でガラスを破損させたら万事休すですから、結構難易度が高い案件
だったと思います。

それでも、必要な材料や道具、適正な作業手順があれば、何とかなる
もので、無事に修理を完了することが出来ました。

ただ、今回のドアの雨漏れは、以前ガラスを交換したサッシ屋さんの
ミスが原因であるかも知れません。



それは、本来強化ペアガラスの厚みが1インチ(約25mm)なければ
いけないのに、21~22mm程度しかありませんでした。

その分、外部のガラス押え(押縁)とペアガラスとの間に隙間が生じて、
そこから雨がドア枠の下枠等に浸入し木部を腐らせたと思います。

そうなった処にサッシ枠を経由してシロアリがやってきて、ドアの木枠を
食べてしまったというのが実情でしょう。

お客様はシロアリの被害を大きく感じていらっしゃるようですが、この
問題は雨漏れという複合要因があっての不具合ですから、今回その両方に
対処することで将来のトラブルを防げるはずです。

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